(アニメ感想) けいおん!! 第26話 「番外編 訪問!」

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けいおん!の映画化が決定!!・・・最近の傾向からするとありえるのではないか?なんてことを知り合いと話していたところだったが、本当にやるとは・・・。終わらない物語はまだこれからも続くのだ。



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<唯達の卒業を捉える視点>

前回は番外編第2弾、この放送をもって二期は最終回を迎えました。番外編をあえて二回放送したのは他の放送地域への配慮という指摘も聞いたのですが、実際のところはどうなのでしょうね?

何にせよ、この二回の番外編で展開したことと言うのは、梓へのフォローなのですよね。

唯達が卒業し、一人残されていく梓が孤独にならないように、ありし日の青春の残り香とそして「けいおん部」の未来の提示・・・そして最後には「映画化」という大きなおまけつきで、どうやらこの作品はファンを卒業させてはくれないようです。

しかし前回も、今回も単品としてはとても良く出来た話しでした。特に今回は、唯達の視点から、途中でさわ子の視点へと移行し、卒業していく教え子達を見つめ少々感傷的になってしまうという演出が美しかった

本編の補完という意味でも、唯達の卒業を、唯達本人はもちろん、梓やさわこの視点から捉えたことは重要だったでしょう。この辺りのセンスはさすがといったところでしたな。


<けいおん!!について起こった議論。我々はもう一度この作品と向き合うべきである>


さて、今回でけいおん!!も最終回を迎えましたので、改めてこの作品について考えてみたいと思います。

今期私は第一話からこの作品の感想を書き続け、そして様々なブロガーさんの感想に触れてまいりましたが、一つ気になったことがあります。

前期の感想は、どちらかというとこの作品を賞賛する声が圧倒的に多かったように思えました。ところが、今期は話しも中盤辺りになると、批判的な論調で書かれている感想や批評も少し目立っていた気がします

もちろん、それでも「賛否」で言えば「賛」の方が多かったわけですけども、その「賛」の意見も前期ほどの熱は帯びていないように見受けられました。

これは前期が1クールで嵐のように駆け抜けていったのに対して、今期は2クールで「繰り返しのテーマ」を捉えながらジックリと物語が進行していったことも要因としてはあるのではないかと思います。

またもう一つの理由としては、前期は完全な一話完結型のストーリ-だったのに対して、今期は「卒業」に向けて物語が進行しているため、ある程度それぞれの話に関連性があるという形式で、一話毎における爆発的な盛り上がりは前期ほどのものはなかったという事もあったのではないでしょうか?


さて、私が幾つか目にしたという「否」の意見としては「キャラクターが成長しない」、「音楽を演奏しない」といったものが多く、ただこれらは一期の時からすでに散見されていたものではあるのです

これに対する反論としては「けいおん!!はキャラクターの成長を描く物語ではない」とか「音楽が中心のアニメではない」といった意見が中心で、これも前期の時から散々聞かされてきたものであります。

つまり、賛否意見の噴出としては前期よりもさらに規模が大きいものの、そこで交わされている議論にはさして変化が見られなかったというのが私の印象なのでございます。


<変わらない物語を許容できるのか? 我々は物語に何を求めるべきなのか?>


では、なぜこのような議論が繰り返し行われたのか? そして一期と比較して「批判的論調の意見」が目立った理由とは何なのか?

これについては、テーマ的あるいは手法的なものが理由で、作り手が視聴者に誤解を与えてしまったことが原因になっているのではないかと私は考えています。

例えば一期の始まりが、存続の危機にあったけいおん部に唯達が入部したことで、一からこの部を盛り立てていくといった「部活アニメ」の作風であると勘違いした人はいたでしょう。

ところが実際には、けいおん部はあくまでも舞台装置に過ぎなくて、本当は女子高生のゆるーい日常を描くことこそがこの作品の本質であったということが判明するのですよね。

おそらく今の若い人達はその感覚を瞬間に享受してしまい、けいおん!の世界を満喫していた人がほとんどなのでしょう、ところが、最初の先入観が邪魔して楽しめなかった人もいたことは事実なのです


そして二期では、私はこれについては繰り返し触れてきましたが「唯達の卒業」が前提にあり、そこに向けて物語が進行していくといった手法をとっておりました。

つまり、終わりが設定されていて、その時間軸の中で1話毎に共通のテーマが内包され、そこで物語が消化されていくといった、あくまでも前期とは異なるプロセスが展開されたわけですね

この「卒業」という「終わり」が設定されている事が重要で、当然ながらそれはいつまでも続いていく物語ではないということを示唆しているのです。少なくとも、唯達の高校生活は終わりを迎えるわけですから。

つまり、「いつまでも変わらないはずの物語」に「変化」という要素が加えられるべく時間軸が設定された・・・これはそのように解釈した人が存在してもおかしくないのです。

ここでいう「変化」とは「世界の変化」であるわけですが、人と世界が無関係でいられるはずがありません。当然ながらその順応に対応する形で人にも変化が求められるわけで、その人間の見せる「変遷」こそが成長と言えるものなのです

では、唯達は成長したのか? 果たしてそれを真っ当に描こうとしたのか?・・・いや、おそらくそれはこの作品の目指すものではなかったのでしょうね。

結果的にこの作品では全員が同じ大学に進学し、けいおん部は大学でも継続されるかもしれないという「繰り返し」の可能性が提示されたところでこの物語は完結を見たのです。


「変化」が求められるはずの世界観において「変わる」ことを拒み続け、最後は「継続」あるいは「繰り返し」というリセット技を用いた作り手のこだわりをどう評価するのか?

結果的にとても矛盾したことに挑戦しようとしたことは事実です。しかし、けいおん!!ファンの多くが「いつまでも続く変わらない日常」を求めそれを作り手が理解しているとしたら、作品性を貫いたゆえの結果とも言えるでしょう。



金曜日のラジオでは是非、そこも含めてじっくりと語っていく予定でございます。

<祝!けいおん!映画化決定記念・けいおん特集を開催!!・・・「ピッコロのらじお♪」は10月01日(金) 夜11時より放送予定>

10月01日(金)夜11時から放送を予定の「ピッコロのらじお♪」では先日最終回を迎えました「けいおん特集!」を開催いたします。映画化も決定したけいおん!!人気の秘密、そして二期において噴出した批判など改めて「けいおん!!とは何だったのか?」について徹底的に語っていく予定でございます。

当日は掲示板も設置!初めての方も大歓迎なので、気軽に参加してくださいね~!

なお、ラジオの配信のお知らせ、ラジオの聞き方等は、当ブログトップページをご覧下さい。

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