(アニメ感想) うたわれるもの 第26話 「うたわれるもの」

うたわれるもの 第四巻




神と神の壮絶なる戦い・・・ハクオロによってこの地へと導かれた仲間達は、今はただその戦いを見守ることしか出来ません。元凶なるもの達の滅ぼしあい・・・そして、その壮絶なる戦いの末に待っていたものとは・・・。子らに干渉し導き、そして迎える分身との対決。ハクオロとディーは、そんなことを今までも何度となく続けてきたのでしょう。もちろん、それにより、子らの進化を促すことになったわけですが、ディーの最終目的は人を彼らと同じ高みまでたどり着かせ、無限の孤独から解放されると言うもの。それまでには多くの種族の犠牲がある・・・それを許せないと言うハクオロは、ディーは激しく対立します。

そして、ハクオロの回想・・・。時はアイスマンとミコトが施設から逃げ出して暫く後の話し・・・。アイスマンとミコトの間には子供が産まれているようです。確かこの子供が、むエルルゥ達の直接の祖先だったはずです。しかし、幸せなひと時も束の間・・・施設の人間達が、アイスマン達を連れ戻しにきたのです。アイスマンが気がつくとそこは実験施設の中でした。科学者は、アイスマンの前で仮面のレプリカをつけて見せます。どうやら、これには代謝能力と免疫能力を上げる力があるようです。ちなみに、知力と体力も上がる便利アイテムでもあります。

現在の人間は免疫能力が極端に落ちており、地上で生活することは出来ません。それゆえ、アイスマンを使い実験を続けていたわけです。しかし、アイスマンにとってそんなことはどうでもいいこと。ミコトがどうなったのか?そう、科学者に尋ねます。しかし、科学者から聞かされた事実はあまりにも残酷すぎる現実でした・・・。「解体して大切に保管してある・・・」。

怒りに震えるアイスマン・・・。「そんなに強い肉体が欲しいか!そんなに死なない体が欲しいか!!ならばその望み叶えてやろう!!」。こうして、人々はアイスマンによって赤いスライムへと変えられたのです。永遠に生きつづけることは出来ても、ただそこにあるだけの存在。おそらく、知性のかけらもないでしょう。神の怒りに触れ、おぞましい姿へと変えられた人間。エルルゥ達のいる時代に、人間がいないのはそういう理由からだったのです。

そして、自らの感情を抑えられないアイスマンが願ったこと「我を滅せよ!!」、この願いを聞きつけて現われたのがムツミでした。彼女はアイスマンを滅するため衛星(?)からのレーザー照射を浴びせますが、滅することは出来ずこの地に封じたのです。そして、封じる前に分かれた二つの心がハクオロとディーでした。

ハクオロが望んだこと、それは再び分身と一つになること・・・。そして、自身の封印をウルトリィに託します。人の手によって大神を封じると言うとても一人では背負いきれない大罪・・・。それを共に背負うため、ムツミはカミュを解放するのでした・・・。

封印時に暴れだすもう一人の神を抑えるため、自らにトドメを刺すように命じる・・・信頼できる、そしてハクオロを慕う仲間達だからこそなし得た所業なのかもしれません。

こうして、ハクオロは真の安らぎを取り戻すこととなりました。消え行く最後の瞬間に、皆の前に姿を現すハクオロ。一人一人に優しく声をかけ、この国の未来を仲間へに託します。

神の眠る暫くの時間・・・それは人にとっては永遠とも思えるほどの途方もなく長い時なのでしょう。エルルゥは、ハクオロを行かせたくはありません。しかし、彼は彼女の元を去ろうとしています。決してついてくるなと・・・。

契約によってその身を縛られていても、その心までは誰にも縛られない」とはウルトリィの言葉です。その純粋な想いは、エルルゥ自身が温めてきたもの・・・。そして、その愛はハクオロの心を動かし、二人は互いの愛を確かめあうように、優しい口づけを交わします。「きっと、また会える・・・」、気が遠くなるほどの長い時間を経ても消えることのなかった愛、それはきっとこれから先も・・・そう、永遠に・・・。

さて、いよいよ終わりました。最後は感動的であり美しいラストだったと思います。奥深いストーリーに、まさかこんな展開になるとは?と驚いた方も多いのではないでしょうか?ただ、アニメ版では、他の原作ありアニメの多くがそうであるように、カットされていた部分もあるので謎が、幾つか残ってしまったことは残念です。

しかし、基本的にこの話しは、悠久の時を超えた壮大な愛の物語だと私は思っているので、最後にハクオロとエルルゥが愛を確認しあうことが出来たことで、満足しています。

高い評価を受けたこのアニメでしたが、今秋発売されますゲーム版もお勧めです。純粋にシミュレーションRPGとしても出来がいいですし、アニメ版では分からなかった謎もきっと明かされることでしょう。そうそう、ネットラジオの方もエラいことになっているようですね。いやあ、原作の発売からもう四年以上も経っている作品の人気が、ここで再燃すると言うのは非常にめずらしいことですよね。とにかく、スタッフ並びに声優の皆様お疲れ様でした。また、この記事を読んでくださった方、今までコメントを下さった方ありがとうございました。考察や感想等を聞かせてもらえる嬉しいです。

うたわれるもの 第三巻



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