(アニメ感想) 天保異聞 妖奇士 第2話 「山の神堕ちて」




Winding Road/ポルノグラフィティ




突如異界より現われた二体の妖夷。異形の者同士の戦いにより、その場の危険を免れることになった往壓。しかしその後、往壓とたえと央太は放三郎の屋敷に連行されてしまいます。往壓を奇士に迎え入れる準備のあることを告げる放三郎。ところがその時・・・。雲七は往壓にしか見えない存在。往壓の内面のもう一つの顔と言う気もしなくもないですね。たまに、往壓に確信をついた言葉を吐きますが、それは彼の分身に近い存在だからでしょう。そして迷い続ける往壓に甘い言葉を囁き、逃げる口実を与える存在でもあります。

さて、央太を追ってきた山神と、突然あらわれたもう一体の妖夷。一瞬、央太を後から現われた妖夷が助けたのかと思ったのですが、どうでしょうか?あるいは、妖夷同士は、互いを嫌悪し殺しあう仲であるのかもしれません。激しい戦いの末、2体の妖夷は消え、往壓とたえと央太の親子は放三郎の屋敷へと連行されます。

山神が央太を追ってきた理由・・・。気候の異常のせいで農作物が実らず、飢饉にあえぐ村人達を救うため、子供達を山に捧げると言う風習が行われることになりました。その生贄として捧げられたのが、央太でした。しかし、父親が思いとどまったせいで山神を怒らせ、以来二人を追ってくるのだと言います。異形のものから逃げる央太、そして往壓もまた、この世あらざるものから逃げている者なのでした・・・。

央太を救うため、一時的に奇士として小笠原達に協力することになった往壓。ここで宰蔵の口から央太についての幾つかの事実が明らかとなります。まず一つ、央太の上には姉がいたが三年前に姿を消しているということ。そして2つ、去年は豊作ではなかったけど米を取れたと言うこと。3つ、あの村に山の神の言い伝えはあったが古い風習のことで、飢饉の時子供を山に連れていって・・・とここで、往壓の中で何かがひらめいたらしく、宰蔵から離れたためこの後の言葉は聞けませんでした。しかし、子供を生贄に捧げるという儀式は今は行われていなかったということでしょう。

そして、真実が明らかとなります・・・。やはり、央太の姉は父親に生贄として捧げられていました。これで味をしめたのでしょう、もはや麦や米では満足出来なくなった父親は央太を捧げようとします。そして、現われた山神・・・その時央太は異界を見たのだと言います。それ以来、央太は異界に魅入られてしまいました。よほど居心地のいい場所なのでしょう、そうそれはまさに麻薬・・・。

面白いのは、そんな異界に身を置きながらこの世界へと帰ってきた往壓。甘美な(美しい女性がまた象徴的なのでありますが)世界に取り込まれ、普通の人間であればその世界に溺れてしまうのかもしれません。しかし、それを拒否しこの現実世界へと戻ってきたのは、やはり生きようとする意志の強さが彼に備わっていたからかもしれません。

そして、山神に取り込まれ一体となってしまった央太の父。彼もまた異界の魅力に囚われた存在なのか?もしかして、異界の住人となった人間は妖夷として生まれ変わるのか・・・。

現われた山神と往壓の戦い!父より漢神を引き出し、具現化する・・・それは斧と言う武器となります。これを振るい山神を仕留める往壓を始めてカッコイイと思いました。もしかして、すでに奇士の中では最強キャラ

この物語の中で異界の存在は大きな謎となっております。ただ、少しずつ見えてきたこともあります。一つ言えることは、そこは人を虜にするほどの甘い魅力に満ちた世界であると言うこと。その誘惑から逃げ続ける往壓は何を求めているのか・・・それは、この物語の大きなテーマであるのでしょうね。確かに40も近い年の往壓では、主役も荷が重いかもしれませんね。登場する人物は皆、奇人、萌え要素も皆無ときたら、見る人をかなり選ぶ作品と言えるでしょう。しかし、やはりこの作品からは不思議な魅力を感じます。次回にも期待しましょう。

宰蔵はきっとツンデレに違いない!!と確信したあなた、コメントまで・・・。もちろん、そうでない方も。

http://app.blog.livedoor.jp/jyulia38/tb.cgi/50811738
http://yuj.blog56.fc2.com/tb.php/316-112e67a2
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3829033
http://mikage17.blog15.fc2.com/tb.php/1301-135b0ac8

0 Comments

Post a comment