(ファーストインプレッション)(PS2) 「ワンダと巨像」

名作「ICO」のスタッフが手がけた作品と言うことでかなり前評判の高かった今作。私も、発売前はかなり期待していました。まだ、巨像は5体目しか倒していないので序盤ですが、そこまでプレイしてみての簡単な感想を書いていきたいと思います。まず、このゲームはジャンルはアクションアドベンチャーと言うことになっていますが、ゲームの大半は巨像との戦いと言うアクション部分占める割合がそうとう高いゲームでありますね。発売前、雑誌や公式HPでもストーリーについての詳細はあまり語られていなかったりですが、それには理由がありましてこのゲーム実際にゲームの中でも多くのことは語られないのです。「目を覚まさない少女とそしてそれを抱きかかえ祭壇の間に着いた少年。傍らには愛馬アグロがいます。そこで、聞いた天の声。ワンダは少女を生き返らせるために巨像と戦います。」てな具合ではゲーム中にワンダが何者で、少女との関係、どこからきたなど語られるべき情報が非常に少ないのです。
そういう意味ではストーリーなんものはあってないようなもの、純粋に巨像とのバトルのみを楽しんで欲しいと言うスタッフの意図は見えます。しかし、アクションアドベンチャーと言うからには、このゲームの持つ世界観からして壮大なストーリー、ワクワクするような冒険、そして色んな人との出会い等を期待する人も多いでしょうがそういった要素は皆無と言ってもいいでしょう。

愛馬と共に世界を駆け抜けると言っても全ては巨像を探す旅、目的はもちろんそれしかありませんから、ただ剣の導く方向へと馬を走らせます。そして、そこで出会った巨像と戦う、そしてまた巨像を探すひたすらそれの繰り返しです(これに関してはまだ序盤プレイのため、今後新たな展開があるかもしれません)。そして、ワンダ以外の人を見かけたことはまだ一度もありません。おそらく、終始この調子でゲームは続くと思います。また、武器や防具を購入して強化することも出来ませんし主人公のワンダがレベルアップすることもありません。つまり、このゲームは巨像との戦いだけを楽しむそれもアクションゲーム等でクリア後の特典としてあるような対ボス戦のみのモードと言った内容に近いものがあるのです。

そういう意味では無駄なものは全て取っ払って(これには色々異論もあるでしょうけど)純粋にゲーム性を堪能することが出来る最近にはめずらしいゲームと言うことになりますね。

さて、アクション部分に関しての感想を。まず、最初に驚くの巨像の圧倒的、大きさ、質感、重量感です。これだけ巨大敵との戦闘と言うのはかつてあったでしょうか?相当のインパクトがあり掴みはOKと言ったところでしょうか。
そして、巨像との戦闘の流れを簡単に説明しますとまず巨像の弱点を探します。これだけデカイ相手ですから普通に攻撃しても効きません。剣をかざして巨像に光を当てますと弱点の紋章が浮き上がってきます。それで弱点を確認し、その弱点を突くためにはどうすればいいかをプレイヤーは考えることになります。

が、決して難しい事ではなくこの巨像攻略と言うのはある意味流れ作業になるのでそれにのっとって攻略すればOKです。弱点は、大抵巨像の体の高い部分にありますからそこによじ登ることになります。しがみつける場所は毛で覆われている部分ですからそこを探すことになりますね。そこからよじ登っていって弱点を剣で突き刺します。何度か攻撃していると巨像のダメージメーターが下がらなくなりますのでその場合また別の部位に弱点を探して攻撃することになります。それを繰り返すと巨像は力尽きることでしょう。

このゲームの場合巨像の弱点を探すことよりもどうやって相手にしがみつくことが出来るかと言うことのほうが重要です。一筋縄でいかない敵が多く相手によってしがみつくまでの攻略方法は異なります。これに関してはネタバレになるので言いませんが、とにかく巨像は色んなタイプがいるということです。空を飛ぶやつもいますしね。
ただ、ここで問題なのは巨像攻略が単調な流れ作業になってしまわないか?という点ですね。敵によじ登ってからは、弱点を突き、別の部位に移動、そしてまた弱点突きと完全に作業化しますから、まあ序盤の今はそれも楽しいですが後半飽きる要素になってしまう可能性は十分あります。

とは言え個性豊かな巨像との戦闘は楽しいです。まるで映画のワンシーンを思わせるような展開が繰り広げられることでしょう。巨像を倒した時の充実感、爽快感もなかなかのものです。私は、世界を愛馬で駆け巡りも頭を使わせるボスとの戦闘、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を思い出しました。

さてここまでのプレイで確かに納得出来る部分とちょっと首をかしげたくなる部分もありますが、やはり良作だと思いました。個人的には、武具購入、仲間との出会い、ワンダの経験値取得によるレベルアップ、また雑魚敵との戦闘これれらの一つでもいいからRPG要素があってもいいかなとは思いましたが、まあそれをやると完全に別のゲームになってしまいますね。今の時代こんなシンプルなゲームがあってもいいかなと思います。自分で考え、攻略し、達成する快感、それを味わえる貴重なこんなゲームはいかがでしょうか?

ワンダと巨像

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