(アニメ感想) 天保異聞 妖奇士 第8話 「狐芝居」




Winding Road/ポルノグラフィティ




面だけを残して人が消えると言う、芝居町で起る謎の怪事件・・・。早速、調査に動く奇士達ですが、突如面を被った老女に遭遇します。アビはこれを撃退しようとすると、光る狐の群れが現われ奇士達を囲み威嚇。往壓の漢神によって、何とか窮地を脱しますが面を残し老女は忽然と姿を消してしまうのでした・・・。まず、オープニングが流れないことに「あれ?」と思ったのですが、なんとアイキャッチの後にオープニングが!!これって前代未聞じゃないですかね?スタッフのミスなのか狙いなのかは、さっぱり分かりませんが・・・。

今回は、宰蔵がメインのお話し。彼女がなぜ男装をしているのかと言う謎が明らかとなります。私は、ただの趣味だと思っていたのですが(苦笑)、もちろんそんなことはなく、女人禁制の舞台に上がり続けるため、仕方なくそうしていたようです。

本当の自分を偽り続けた罪人。宰蔵は自身の名前に針と言う文字があることに、自分は生まれながらの罪人であったと思い込んでいるようですね。自身も偽りならば、芝居も虚構の世界、それに嫌気が指し半ば逃げるようにして奇士の世界に入ったのでしょう。「何かからの逃避」と言うのは、もしかすると奇士の全員が抱える一つの闇なのかもしれません。

そんな、宰蔵の心の隙間に付け入るのが、女芝居を営んでいると言うあのキツネ顔の女。巧みに誘惑し、宰蔵にあの舞を舞わせそうと仕向けます。女の狙いは、宰蔵の舞で妖夷達を呼び込むこと。

しかし、面と言うのが何とも象徴的ですね。これは、心理学用語のペルソナ(仮面)でしょう。本当の自分を隠すための偽りの顔。宰蔵は父親がつけた罪の意味もある名のため、まるで罪を犯すことを約束された存在であるかのように思い込んでいます。そして偽ることを悪だとし、自身のペルソナも意識しているようですが、人が生きていくためにはその仮面も必要なのであると言うことには、まだ気づいていません。まあ、若さゆえの・・・と言えばそうなのですが。なんとも潔癖であるなと・・・。

そういう意味では、わりとお気楽で自由に生きる往壓に惹かれつつあるのは、自然なことかもしれませんね。こういう生き方もあるんだと思えることで、随分と楽になるものです。何れ、自身の心との対峙があるでしょうが、これにどう決着をつけ、その結果が彼女にどんな気づきをもたらすのか?注目していきたいと思います。

「あなた、おしゃべりになったね・・・」ってアトル・・・だ、騙されるなあ!!そいつは雲七だあ~!!!(笑)

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