(アニメ感想) ブラック・ラグーン -BLACK LAGOON The Second Barrage- 第24話 「The Gunslingers」

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ロックとレビィを伴い、香砂会の屋敷に現われたバラライカ。目的は、香砂会とホテルモスクワの共闘。しかし、バラライカは会談の席で突如香砂の組長を撃ち、交渉を決裂させます。銃声を聞きつけた警察が屋敷に踏み込む騒ぎの中、バラライカはロックに鷲峰組との一方的な戦闘の停止を宣言するのでした・・・。相変わらずロックの発想には驚かされます。「いい悪党になるぞお前は」はバラライカからの最高の誉め言葉ですね。なるほど、ロックはこう言いました「鷲峰組を徹底的に叩いて欲しい、組の存続が不可能になるほどに」と。そして、「それのみが彼女を解放する」とも。組の長として決して引かないと言う覚悟を持ち、戦おうとする雪緒を唯一救う手段は、それしかないとロックは判断したのです。生やさしいしい光の世界にいれば、こんな発想は決して思いつかないでしょうね・・・。

それにしてもバラライカは何て女だ!!こいつは、本当に想像以上だぜ!!こんなヒドい銃を持つ奴とは共闘できんと、香砂組長を撃ちやがった!!ロックに影響されてのこの行動か?いや、彼女ならばロックに影響されなくとも、こうしたかもしれない・・・ところでバラライカの「お前の銃だ」は、ロックがバラライカにこうさせたから、と言う意味での言葉だったのでしょうか?

そして、バラライカの休戦宣言。驚いたことに、ここは原作とはかなりセリフが違いました。「ホテルモスクワは現刻をもって一方的に戦闘を停止する」ここは一緒。しかし、この後の「ロアナプラに旗を立てる」うんぬんのくだりは完全オリジナルです。で、これはこの後の展開の伏線となっていました・・・そう原作ファンはここからの展開に驚いたはずです。

バラライカの戦闘停止宣言を雪緒へと伝えるため、レヴィと共にバイクで急ぐロック。そして、ここからは原作には全くなかった展開です。なぜ、ここまで変えてしまったのか?単にド派手なカーチェイスを見せたかっただけなのか?とうがった見方をしたくなります。原作にあった、神社での静かなる決闘こそ、この物語の幕引きにふさわしいと思うのですが・・・少し残念です。

銀次との戦いは原作とほぼ同じ。劣勢に陥ったレヴィ、しかしロックが雪緒のある言葉を引き出したことにより、銀次に一瞬の迷いが生じます。「ええ、そうやって生きられたならって思うことは沢山ある。でも、私はすでにサイコロを投げてしまった」、銀次は知っていました、雪緒の想いを。共に生きる選択だって出来たのです。「連れてくるんじゃなかった」銀次は、確かにそう言ってたではありませんか。元より、彼には迷いがあったのです。そして、それは命とりとなりました。最後の最後で、生きることを考えてしまった・・・叶わぬ夢に惑うは人の悲しきサガなり・・・。

こうあればと願う自分のウソで、自分を騙しきれないほど頭がよすぎたことだ」、ロックが雪緒に向けた言葉。彼女は、自身は元より闇の住人だったと話しました。どういう意味で闇の住人だったのか、生まれた時からその環境にあったからなのか、精神的なものであるのかは分かりませんが・・・ただ、バラライカの回想があった意図を考えるならば存外、雪緒と二人の間には共通点があるのかもしれない・・・。

父の名誉を回復するために軍に入隊したバラライカ・・・しかし、ソ連の崩壊と共に彼女は、やがて闇へと身を堕としていきます。そして、その後かつての部下と共に彼女の戦争を始める・・・そう、闇の住人として・・・。雪緒もそうです。結果的には父の後を継ぎ、周囲が望まないにも関わらず闇の世界へと足を踏み入れます。

バラライカは自分流の戦いを続けるため、雪緒は仁を貫くため・・・しかし、二人ともなんだかんだと口実をつけてはいますが、結局本質のところで二人は闇の住人だったと言えるのかもしれません。

そして、ロックの言葉を借りるならば、雪緒の悲劇はその欺瞞にあったと・・・ウソを貫き通してでも、銀ニと生きる道を選べば良かった。でも、それを選べなかったのは、雪緒が自身のそのウソに気づいていた頭の良さにあったでしょう・・・。最後の雪緒の死にはやるせなさが残りますが、双子の死と同じくある意味での救いを私は感じました。どの道、銀次を失って彼女は生きられなかったでしょう。そういう意味では、雪緒はレヴィの言う、「歩く死人」ではなかったのかもしれません。

さて、最終回となりました。この作品は原作も含めて、非常に高いレベルで仕上がっており、十分に楽しませてもらいました。が、この日本編に関して言わせてもらえれば、ややよろしくない部分が目立ったかなと。特に、前回の作画、そして今回のオリジナルシーンに関しては色々と不満も多いです。

正直、神社から港に舞台を変えたのは改悪でしかなかったと思っております。この作品はもっと、空気感や間を大事にしていたはずでした。原作にあった神社での決闘はまさにそれです。日本的な間、そして静と動を素晴らしく表現できていたと思います。それが港の対決では感じられなかったのは残念。また、最後のダッチのジャンメ・P・サルトルの説明がないなど、最後に物語の余韻を味わえなかったのには物足りなさを感じました。

しかし、全体的に見ると素晴らしい作品です。私は何より、銀次のクールさに痺れました。これからも、彼の事はずっと記憶の中に残っていくでしょうね、この作品と共に・・・。

まだまだ語り足りないですが長くなりましたのでこの辺りで失礼させていただきます。スタッフ並びに声優の皆様お疲れ様でした。素晴らしい作品をありがとう。そして、このアニメの感想記事を読んでくださった方、今までコメントを下さった方ありがとうございました。感想を聞かせて頂けるとうれしいです。


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前回、記事を紹介させて頂いたブログ様本当にありがとうございました。とても、楽しく読ませていただきました。また機会がございましたら、よろしくお願いいたします。


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