(アニメ感想) コードギアス 反逆のルルーシュ 第13話 「シャーリーと銃口」

Asuka (アスカ) 2007年 02月号 [雑誌]




亡くなったシャーリーの父。その原因が自分にあることをルルーシュは思い悩んでいた。しかし、それでも修羅の道を突き進むことを選びゼロは動き出す・・・。ディーハルトよりもたらされた情報により、ゼロはコーネリアを叩き日本解放戦線のメンバーを救出することを決意し、作戦を決行する。一方のスザクも先の戦いぶりが認められ、軍よりとある作戦を任命されていたのだった・・・。また君か?空気を読まずに、シャーリーやルルーシュの前での黒の騎士団批判・・・スザクよ、君はそうしていつまでも君であり続けるのですね。ただ、このスザクの正義が、シャーリーの心を揺り動かすのではないかと私はずっと心配なのです。実際、前回のルルーシュとのキスで、シャーリーがスザクへと惹かれて行く道は、ほぼ決定したと思っています。

なぜなら、シャーリーの問いかけにルルーシュは何も答えることが出来なかったからです。人は(特に心が脆くなった時に)時として誰かに何かを答えて欲しいと思う時があります。あの時のシャーリーがそうでした。何も答えないルルにシャーリーはキスを求めたわけですが、あの場面答えを持たなかった時点で、ルルはダメだと私は思います。それに比べ、たとえ薄っぺらでも聞き触りのいい言葉を吐くスザク。何も答えないから、何も持っていないとは限らない・・・逆に、いつも期待する答えを持っているからと言って、中味のある人間だとは限らないのです。しかし、この世代の子はきっと後者にこそ真理があると思いこんでしまうのでしょうね・・・。

困ったことに、これまで自らの目標に向け、突き進んでいくことを躊躇しなかったルルの心が、シャーリーの父の一件により大きく揺らいでいます。確かに、彼はC.C.の言う通りぬるいのかもしれない。身近の人の死が、これほどまでに痛いとは当初のルルには想像もしなかったことでしょう。覚悟はあった!しかし、想像力が足りなかった。これからもルルは、様々な局面で苦しい選択を強いられることになるでしょう。果たして今のままで大丈夫なのか?・・・

それ見たことか、こうしてお前は情の尻尾が邪魔をする!いや、しかしそのぬるさが、ルルーシュらしさであり、魅力なのです。主観で申し訳ないですが、私はスザクなんかよりもずっと彼の方が人間らしく見えますよ。

それにしてもC.C.様はキツイことを仰る「童貞坊や」とは・・・(笑)。そこですかさずC.C.を押し倒すルルーシュ。そして、ギアス発動!!「童貞じゃない・・・オレは経験済みだ」(苦笑)。あっ、でもC.C.にはギアスきかないんでしたね、ほんとルルったら困ったちゃん

スザクの試練の時・・・日本解放戦線のメンバーの捕獲と残党の殲滅。「踏み絵だね、君は試されている」とはロイドの指摘。この男残酷な言葉を投げかけて、まるでスザクの反応を楽しんでいるかのようですね。しかし、ロイドの指摘は鋭い。誰もが口はばかるような本音を平気で言ってのけ、甘くない現実をスザクへと突きつけるのです。が、当の本人は単細胞なせいかあまり迷ってくれないので、困りものです・・・。

共に進みますあなたは私と共に・・・」カレンの決意表明。この少女もルルーシュと同じ、人と深く関わることでそれが足かせとなっていました。迷い続け、それでもルルと生きる道を選んだのは、やはりそれだけルルーシュ引きつけられる何かがあると言うことか・・・。

ゼロが選んだ修羅の道。今回の作戦は、彼自身の決意が揺ぎ無いものであることを他のメンバー、そして何よりも自分自身に示すためには十分であったと言えるでしょう。解放戦線を生きたトラップして使い、敵の戦力を削ぐ。そして混乱に乗じて、まだ準備の整っていないコーネリアへと攻撃。なるほど、ゼロは分かりすぎるぐらい素直な男だ!

しかし、コーネリアを寸前のところまで追い詰めておきながら、再び足かせがゼロの邪魔をします。なぜこんなところにシャーリーが!?いや、実際はゼロ自身のまいた種なのですが・・・。そして、さらに厄介なことにオジャマ虫が登場!!お前は、何度同じことを言わせる・・・いい加減空気を読め!!(苦笑)「結果ばかりを追い求めて他人の痛みが分からないのかあ~!!」、その言葉そのまま、あなたにお返しします。いつも、いい所で邪魔をされるルルの気持ちは分かるのですか?(苦笑)昇進と言う結果を求めているのは誰ですか?もう一度良く考えてください、お・ね・が・いよ!

ルルーシュはスザクの登場で、いつもボロボロの姿と成り果ててしまいます。彼に似合わず随分と泥臭いのですよ。理想成就の道は険しく、血を流し地べたを這いつくばるルルーシュ、片や自らが信じて疑わない正義を振りかざし、ゼロを機上より非難し続けるスザク・・・。

スザクは、作品に守られた存在です。それに比べ、ルルーシュはギアスと言う能力意外、何一つ保障されたものがない存在。ヒーローとそれに対するアンチテーゼ。しかしこの作品は、これまで他の作品では憎たらしく描かれていた、アンチテーゼ側の視点で描かれいます。ダークヒーローだって実は、迷い苦しみ、そして何かを勝ち取るための努力しているのだと言うことを、この作品では見せてくれているのです。

それに比べて、ヒーローと言うだけで労せず(これは言いすぎかな?)ランスロットと言う、最強のおもちゃを手に入れ、いつも傷つかない位置からゼロを罵倒し続けるスザク・・・またまた言いすぎかもしれませんが、彼は安っぽい正義の言葉以外には我々に何も示してくれてはいません。

実は何もないスザクに対して、何かを持っているかもしれないと期待させてくれるルルーシュ。ルルーシュは、これまでの王道ヒーロー作品そのものに対する、アンチテーゼなのかもしれませんね。

反逆のルルーシュにはそう言った意味も含まれているのだ!!と言うのは私の勝手な妄想です(苦笑)。しかし、傷ついたダークヒーローがこれより何を見せてくれるかは興味深いですね。果たして彼は、シャーリーに正体を知られてしまったのか?さあ、どうする、どうなる!?次回にも期待です。

それにしても、今回私の中で大きく評価を下げたのはディートハルト。軍の情報をゼロへと横流し。さぞかし壮絶な過去がおありなのだろうと思ったら、ただの狂ったロマンチストでした(苦笑)。何かあると見せかけて何もなかった男・・・大きく失望いたしました・・・ors。

コードギアス 反逆のルルーシュ 1


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