(アニメ感想) 天保異聞 妖奇士 第24話 「後南朝幻想」

天保異聞 妖奇士 あやかしあやし 三




アトルの絶望が、祗影と言う巨大な妖夷を産み出した。その時、西の者達が姿を現す。果たして彼らの目的とは?・・・。アトルをこの世界に留めるための、最後の防波堤的存在として期待したのですが、狂斎の言葉は彼女の心に何一つ響いてこなかったようです。「何でそんなにムキになる?」と往壓に問われ、「何でって決まってるだろ!俺はおうまが!!」とその想いを吐露して、頬を赤らめるシーンでは、いつもはどこか人を食った風の狂斎が、随分と幼く見えてしまった。

それだけ、アトルを失うまいと必死なのでしょうが、「こんな歳だからこそ出来ることもある」そんな風に話し、アトルを救いに飛び立つ往壓を見送る事しか出来ない狂斎・・・正直、今回はおっさんの勝ちだ(苦笑)。

往壓の言葉はアトルに届かない。あの時、アトルの言葉に何の答えも示せなかった往壓にも罪はある。アトルは異界に行こうとしている、あそこに行けば、「こんなにも分からないこと」に、思い悩むこともないからだ。そして、逃げ出したいと言うその思いに反応して異界は、その口を開ける。しかし・・・。

西の者の目的、それは幕府を廃しこの世を神世に戻すこと。そして、彼らは神の子孫。かつて滅びたはずの南朝の生き残りであると言うのです・・・。どうでもいいけど、宰蔵の華麗な舞をおっさんが踊るのだけは勘弁と思ったのは私だけでしょうか?(苦笑)

それは神の鎧であると・・・。そう、妖夷は神がこの世界へと残した鎧でありました。妖夷は神に似た人の想いによって半端に目覚める。妖夷の暴走の原因はそこにあるようです。しかし、異界が神の世だと言う解釈は意外でした。となると、異界はなぜ人を堕落させるのか・・・うーん、やはりまだ謎が多いですね。

妖夷の内部へと入り込み、それを操る。これは、もはや巨大ロボットだ!!往壓はこれに対抗するため再び駁へと姿を変えます。激しい戦い・・・しかし、駁となった往壓が妖夷を食い散らすシーンは、やはりエヴァを彷彿とさせます。

食らうたびにその姿を変化させ・・・しかし、往壓は人に戻り損ねた。もはや、それは往壓にあらず。西の者は剣を元閥へと渡します。龍を斬るための剣・・・つまりは天叢雲剣と言うことですか。しかし、何のためらいも無く斬った元閥に幻滅。いや、その前に天叢雲剣を見て激しく狼狽する鳥居に幻滅ですわ・・・いつからそんな小者に成り下がった?(汗)

やはり、打ち切りが響いているのか、ややストーリー展開に強引さが目立ちましたね。鳥居の変化にも正直戸惑いました。また、この回でこの物語の重要な部分である妖夷の秘密や神、後南朝の事などが一気に語られ、最終話に向け、強引に締めていこうと言う意図が見えてしまいます。これはこれで確かに面白いのですが、この作品の特性から考えてやはりこれは、一年かけてジックリ明かしていく部分であろうと私は思います。次回は最終回、その結末に注目です。

天保異聞 妖奇士 あやかしあやし 二


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