(アニメ感想) ぼくらの 第8話 「復讐」

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千鶴はジ・アースのパイロットに選ばれた。彼女は自身の罪を償うために戦う覚悟だと子供達に話す。しかし千鶴は、突然敵に後ろを見せて歩き出した。彼女の果たすべき復讐のために・・・そうジ・アースを使って・・・。次のパイロットは千鶴。やはり、戦う前のパイロットの死亡は、負けとは判定されないルールのようです。しかし、そうなると契約者が、一人減ることになると思うのですが、果たしてアニメ版ではどう説明つけるつもりなのでしょうか・・・。

それにしても、どうも千鶴の怒りと言うものがダイレクトに伝わってこない。確かに、あの盗撮教師は最低な人間でありますが、殺すほどの事はないと思えてしまうのです。せっせと女子更衣室で盗撮カメラをセットしている姿など、あまりにもみじめなものではありませんか。千鶴のジアースに追い回され逃げ回るシーンなども、滑稽にしか映らなかった・・・。

また、千鶴が変態教師を殺そうとするところで、千鶴の姉が止めに入る場面ですが、原作ではこの後、千鶴と姉との会話シーンがありました。ここでの姉の言葉によって、千鶴はある意味救われ、変態教師の殺害を思いとどまることになります。これは非常に重要なシーンでありました。それが、アニメでは再現されていなかったのは、とても残念です。あれでは、姉がただのお人よしと言うだけで、終わってしまいます。実際の彼女は、ただのお人よしでなどはなく、千鶴や変態教師のの全てを受け止めるだけの心の強さを持った人だったのですが・・・。

私は、この作品の原作は微妙なバランスの上に成り立っている、構成だと思っています。だから、どの部分が欠けても、この作品の持つ面白さは失われてしまうし、また作者の伝えたいメッセージも、非常に薄くなってしまう恐れがあるのです。

原作の千鶴編では、確かに残酷シーンや厳しい性描写が多くありました。しかし、これらは、決して悪趣味なものではなく、千鶴がこれから起こす行動に意味を持たせるために重要なものであったのです。しかし、アニメ版では多くのシーンが省れていたために、千鶴への共感が薄くなっているのが、残念でなりません。「その人を知りたければ、その人が何に怒りを感じているのかを知れ・・・」は、どこかの作品のキャラクタ-のセリフでございました・・・。つまりそういうことなのです。

ところで、敵ロボットのトドメを刺すシーン。千鶴が敵の股間を「急所はここでしょ!」と叫びながらに蹴飛ばすシーンはなんとも痛快でありました。こういうシニカルな笑いは、キライではありません。この瞬間、千鶴はあの変態教師を思い出したに違いない・・・(苦笑)。

さて、戦いの後、一つの事実が判明します。ジアースの顔にある光の数は、契約した子供達の人数と同じであるということ。子供が一人死ぬごとに、光は一つ消えるという仕組みになっているのです。

ここで、さらに重大な秘密が明らかになりました。今回の戦闘での死者は、加古と千鶴を合わせて二人。しかし、消えた光は3つ、1つ多いのです。また、切江が千鶴が妊娠していたかもしれないと言う事実を明らかにします。恐らく変態教師の子供でしょう。つまりこれは、千鶴のおなかの子供も契約に入っていたということになります。

ところが、そうなると人数が合いません。契約した人数は14人、これに千鶴の子供を入れると15人。しかし、光の数は14・・・つまり、今いる子供達の中に、一人だけ契約していないものがいると言うことなのです。果たしてそれが誰なのか?本人はそれを知っていて皆と合わせているのか・・・これは、この作品における一つの大きな秘密と言うことで、今後が気になりますね。

それにしても、最後に千鶴が自分も、他人と当たり前の感情を共有していると感じたことによって、一つ救われたと言うシーン・・・感動的ではありましたが、お姉さんとの関係をもう少し掘り下げていれば、もっと良くなったかもしれない・・・、というわけで、次回明かされる残酷にも期待!


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