(アニメ感想) 英國戀物語エマ 第二幕 第8話 「居場所」

英國戀物語エマ 第二幕 1




眼前には荒れた海・・・エマは思いつめたような表情でそこに佇んでいた。そして、静かに海へと向かって歩き出す。その時、男が現われる。それはハンスだった。彼はエマのただならぬ様子が心配で、後をつけていたのだ・・・。まあ普通女性が一人、しかも夕暮れ時に荒れた海へと向かって、歩を進めていたら、誰だって自殺だと思うでしょうね。思わず飛び出していったハンスの判断は正しいものでしたが、少し逸り過ぎましたかね?ただ、いつもクールを装っていた彼の熱い一面には、少し興味をそそられるものがありました。これも、恋のなせる業なのでしょうか?相手の事が何となく気になってしまう・・・そんな意識の現われは、恋の始まりを意味しているのです・・・。

朴訥としているが、ハンスの見せる優しさに次第に心を許していくエマ。そして静かに語られる彼女の過去は、決して幸福であったとは言えない、生い立ちの記憶によって綴られていたものでした。「私の戻る場所はここしかなくて・・・」、何もいい思い出がなかったこの廃墟でも、彼女にとっては帰るべき場所となっていたのです。

エマからは、他のメイドにはない気迫を感じたと、ハンスは言いました。生活の全てがかかっている職場で、仮に切り捨てられば食うにも困り、寝床にもありつけない生活への逆戻り・・・それを考えれば、雇い主が満足のいく仕事をしようと必死になる、エマの気持ちはよく分かります。

まあ、一つは彼女の場合、メイドの何たるかを説き、決して妥協を許さなかったケリーの影響も大きかったのでしょうけどね。そう、ケリー・・・彼女も素晴らしい女性でした。厳しかったですが、エマへと向けるその愛情は本物であり、エマにとっても母以上の存在だったのかもしれません。本来なら、エマの帰るべき場所は、あの家だったのでしょうけどね・・・。

一方、ウィリアム婚約破棄のショックから、立ち直れないままでいるエレノア。自分の家のプライドを傷つけられたことばかりに捉われている父親と違い、母は真にエレノアのことを想っています。そして、ここにもう一人エリノアを愛してやまない女が・・・そえう、姉のモニカです。不倫旅行はいかかでしたか?(苦笑)いや、しかし「お父様は、自分のプライドが傷つけられるのが我慢ならないのでしょう!」とは、良く言ってくれた!本当にスカっとしたよ。

そして、その勢いのままモニカはエレレノアを屋敷の外に連れ出すと「私の大切なエレノアにこんなヒドい屈辱を与えたウィリアム・ジョーンズを許しておけるわけないでしょう!」とウィリアムの元へ向かおうと言う意志を見せます・・・やっぱりこの姉ちゃん怒らせると怖い(苦笑)。

それにしても、姉の力を借りず、一人でウィリアムと向き合うことを決意したエレノアの心がけは立派なものです。ハンスの言葉ではないですが、結局これは自身の問題・・・もちろん、それは姉とハキムと言うきっかけがあっての実行でしたが、ウィリアムともう一度真正面から向き合うことによって、前に進もうとする彼女の強い意志には、深く感じ入るものがありました。ただ、相手より返ってくる答えが、常に自分にとって優しいものであるとは限りません・・・。

エレノアは、「自分の悪いところがあるなら何でも言って欲しい」とウィリアムに訴えました。しかし、もはやウィリアムにとってエレノアが、どうこうと言う問題ではないのです。ただそれが自分の身勝手な想いであったこと・・・。

エマに対する愛、それは彼の中で不変のものでありました。忘れられるはずもない・・・そんな状態の中で、エレノアに惹かれてしまったと言う後悔・・・彼の偽ざる気持ちでしょう。ウィリアムの最後の言葉、それは二人の愛の終わりを告げるものありました。エレノアとっては、あまりにも残酷なる言葉。しかし、彼女の苦しみはウィリアムの苦しみである・・・恋とは時に甘酸っぱく、だがこんなにも苦しいものであるとは・・・二人の苦悩は続きます。

今のウィリアムでは、あの言葉が精一杯だったのでしょう。残酷であっても突き放したほうがいい、そう分かっていても出来るだけエレノアが傷つかないよう言葉を選たんだものだったと思います。しかし、あれでエレノアが本当にウィリアムを諦めたのかは疑問ですね・・・。

さて、ウィリアム自身はこれからどうしたいのでしょうか?エマともう一度やり直したいのか?ところが、今は仕事の忙しさに感けて時が過ぎていくだけ・・・エレノアが大きな決断をし行動に移したように、彼も動き出す時ではないでしょうか?

しかし、今回の件によって自身の居場所を確認したエマ。今の彼女は、おそらくそれ以上のものは、もう望まないでしょうね。時が経つごとに大きくなっていく二人の精神的ギャップ・・・さあ、次回にも期待です。


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