(アニメ感想) DEATH NOTE -デスノート- 第37話 「新世界」

DEATH NOTE Vol.8




月の呼びかけにより、魅上がそこに現れた。彼は、デスノートにニア達の名前を書き込んだと言う。月は勝利を確信し、勝ち誇ったかのような笑みを浮かべた・・・。その時が訪れても、何も起こらない。激しく取り乱す月・・・神を名乗った男の哀れなる末路。この勝負、ニアの完全なる勝利に終わった。

しかし、本来はニアが負けていた勝負。実際、月の策略にはまり、ニアは偽のノートに細工しようとしていました。

ところが、彼は細工していたのは偽のノートだけでなく、本物のノートにも細工していたのです。本物は全てすり替え、魅上の使ったペン、筆跡までマネし外見、中身ともそっくりに・・・。そして、本物のノートはニア自身が持っていました。もちろん、彼には死神が見えています。「夜神月、あなたがキラです」、ニアははっきりと言い放ちました。

キラの意志を汲み、それを実行する。それが魅上に与えられた役割。彼はそれに忠実に従っただけです。しかし、頭が回りすぎたことが災いしました。魅上がとった想定外の行動、結果的にそれが月の首をしめる事になったのです。

ニアは、それを気づかせてくれたのはメロのおかげだと話します。一人の力ではエルに劣るとしても、メロと一緒ならばエルを越える事も可能!それが今、エルが敗れたキラを打ち負かす事によって証明されたのです。

原作とは違う魅上のあの行動・・・月を逃がすために取ったものなのか?どこまでも、神には従順な男であった・・・。そして、その隙に逃げ出した月を追いかけようとする相沢達。この時、ニアはそれを止めようとするのですが、相沢は「君の指図は受けない」と毅然として言い放ちました。

これはとても意味のあるシーンであったと思います。かつて、ニアは相沢に役立たずの烙印を押し、ただ見守ることのみを要求しました。だからこそ、月に深く関わった存在として、月の最後を見届けるのは、彼らにとっての最後のけじめであり、存在意義だったわけです。それを止める権利など、ニアにはないはずでしょう。それはむしろ、彼自身が相沢達に示したものなのですから・・・。

夕焼けの下、どこへ向かうのか、ただ一心に駆け続ける月。皆様はお気づきだったでしょうか?月の表情が、初めてデスノートを手にした時のあの邪気を全く感じない純粋なものへと変わっていたことを・・・。

彼が目指していたのは、犯罪者のいない優しい人間だけの社会。それの実現のためには、自らが手を汚す事も厭わず、その目的も終始変わることはありませんでした。事実、彼が私利私欲のためにそれを使用することはなかったのです。

しかし、彼は神ではなかった。最後に、月に力を与えし者により、その命を奪われたことがそれを証明している。果たして、キラの目指す理想の世界は実現を見なかった・・・恐らくもう永遠に・・・。

さて、一年近くにも渡って放映されました「デスノート」もいよいよ最終回を迎えました。原作ファンも多く、非常に人気の高いこの作品でしたが、アニメ版はある意味原作を越える事の出来た、希有な例だと私は思っております。

監督はまだ30代前半の若い方だと聞いてますが、その才能をいかんなく発揮され、この作品と凄まじいまでの融合を果たしたその演出には、神ががり的なものさえ感じました。この監督のこれからにも、是非注目していきたいですね。

そんなわけで、スタッフ並びに声優の皆様本当にお疲れ様でした。また、この感想記事を読んでくださった方、今までコメントを下さった方ありがとうございました。感想等を聞かせていただけると嬉しいです。


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DEATH NOTE Vol.7


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