(アニメ感想) 地球へ… 第24話 「地球の緑の丘」

地球へ・・・Vol.4 【完全生産限定版】




キースと2人、地球の地下深く、グランドマザーの元へと降り立ったジョミー。彼を待ち構えていたのは、驚くべき真実であった。一方、全人類圏へ向けてキースのメッセージが発せられる。人類とミュウ、その相容れることの出来ない二つの種族に共存の道はないのか?地下深くでキースと対峙するジョミー。キースはミュウに関する秘密について話し始める・・・。

この地球で人類が犯したは、あまりにも大きいものだった。かつて人類は繁栄の名のもとにあらゆる物を破壊、そして絶滅させてきた。最後には自らを育んだ、その星でさえも滅ぼしてしまったのだ。そして、気づいた・・・人類こそ悪であると。

SD体制は、そうした愚かな人類を監視し、世界に恒久的な秩序と調和を維持するために必要なものであったのだ・・・。

ところが、そのSD体制に反発するものが出現、それがミュウであった。マザーにとって、彼らはまさにイレギュラーな存在であったわけだが、ミュウ因子を排除するようにプログラムはされてなかった・・・。

それは壮大な実験であった。あえてミュウ因子を残したまま、管理出産を行い、ミュウ化したものは排除する。これにより、もしミュウが進化の必然であるならば、彼らはそのストレスにより自然消滅するはずであろうという結論が導き出される。

そして、ミュウは生き残った。彼らは進化の必然であったと証明された。しかし、SD体制にはミュウを受け入れるためのプログラムはない。マザーに頼る時代もすでに終わったと、キースは国民に向けてメッセージを流した。これにより、全ての意志決定は、もはや国民の一人一人に委ねられていること示したのである。

最後にキースがジョミーとあえて戦ったのは、彼なりのけじめのつけ方だったのだろう。どこまでも不器用な男・・・しかし、そこには確かに愛情というべきものが存在していた。かつて、シロエはキースに「あなたには心がない」と言った。実際、あの時の彼は、その心の意味を理解していなかったのだろう。

しかし、サムやマツカとの出会いにより、キースの中のそれは、少しずつ変化を見せていった・・・。サムが唯一の心の拠り所となったのも、彼が人として当たり前の感情を持ち、そして決して強くはないと言うことを示していたのだと思う・・・。

地球が崩壊する・・・。SD体制はミュウの根絶を目指し、地球の消滅をもってそれを実行するつもりだ。そしてメギドシステムが動き出した。傷ついたジョミーは、トォニィに最後の希望を託す・・・。

さて、終わりました。今回、作中ではしきり年寄り連中が、若者に何かを託すといった描写がなされていましたね。

古きものとは、先人達によって築き上げらた知恵であり、またそうした過去を顧みることで、そこより学ぶといった面もあるでしょう。

しかし、時にはそうした古い価値観は縛りを生み、それ故に進化の一歩を踏み出せないといった弊害も生じさせてしまうものなのです。

かつてミュウの間でも若者と年寄り連中による闘争が起きましたが、あの時も年寄りは自身の価値観を押し付け、そしてそれにより若者を縛ろうとしました。

しかし、結果的に子供を生むという若者の勇気ある行動は未来を開き、そして最終的には、その子供であるトォニィによって人々が救われたのです。

若者とは未来の象徴でもあります。過去よりの、様々なしがらみからの脱却によって、未来の希望へと繋ぐという行為は、まさに若者の手によりなさられてこそ意味があるもの・・・と言う、作り手の意志を私はそこには感じたのです。

そして、地球・・・かつて、人がミュウが目指した憧れの星。しかし、それはかつて人が犯した罪の象徴でもありました・・・最後にそれを捨てることにより、人は未来へと向かっていける・・・と言った描写も何とも象徴的でありましたね。

もちろん、罪を忘れてはならない・・・。キースとミュウを残したこの地は、彼らの痕跡ともに、人々の記憶にいつまでもあり続けるでしょう。地球へ・・・そして未来へ・・

長くなりましたが、最後に・・・。古い作品のアニメ化でしたが、果たして今この作品を人々に向けて発信する意味は何だったのでしょうか?

ミュウは管理社会に対するアンチテーゼ、また人類にとっての大きな気づきの象徴として描かれていました。

そして最終的には、ミュウとと人々が融合した社会が作られることにより、新たな人類の未来というものが提示されると言う、結論によって締めくくられていたのです。

これは現実に我々が抱えている閉塞感、しかしそこより新たなステージへと移行しよう!と言うメッセージが含まれていたと私は解釈しております。

そんなわけで、スタッフ並びに声優の皆様お疲れ様でした。また、このアニメの感想を見てくださった方、今までコメントを下さった方、本当にありがとうございました。感想等を聞かせていただけるとうれしいです。


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地球へ・・・Vol.3 【完全生産限定版】


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