(アニメ感想) CLANNAD -クラナド- 第14話 「Theory of Everything」

CLANNAD 3 (初回限定版)




巡る記憶・・・引き起こされる過去。朋也がことみとの思い出を全て思い出した時、一つの真実が明らかとなるのだった・・・。ことみの過去が、朋也の見た夢によって完全な形で明かされることになりました。特に気になっていた、朋也の回想の火事の場面。朋也がなぜあそこにいたのか?そして、悪者(名前失念)との関わり、また何があったのか?かが、はっきりとした形で明示されたのです。

朋也の二つの罪・・・一つは、ことみの誕生日に行かなかった罪。そして、ことみとの記憶を自身の中に封じ込めてまった罪・・・。それらへの後悔は、結局今も心のどこかに残されており、朋也がここまでことみのためしてあげるのも、それらの罪ほろぼしであると考えられなくなもないですね。

同じように、罪の意識に苛まれていた少女が、ここにも一人いました。そう、ことみです。彼女は両親のレポートを燃やしてしまったことを後悔し、その時から彼女の贖罪の日々が始まったわけです。まさに、決して覚めない悪夢の中にずっといたのでしょう。そこより、連れ出してくれるであろうあの人が現われるのをずっと待ち続けて・・・。

朋也が全てを思い出した時、二匹の蝶が空に向かって飛び立つのが見えましたが、今回はこの「」が一つの象徴として描かれてましたね。二匹の蝶は間違いなく、朋也とことみであり、空へと飛び立ったのはある種の開放を意味していたのだと思います。

蝶と言うと私は、荘子の「胡蝶の夢」を思い出した。・・・夢の中で胡蝶になり、自分が胡蝶か、胡蝶か区別がつかなくなるという内容ですが、まさにそうした現実と夢の錯誤が、ことみにはあったのだと思います。

ことみは、これまで過去中に自身を押し込め、決して醒めることのない悪夢の中にいました。失われた時間・・・しかし、そこでひたすら待ち続けていたのです、朋也が来るのを・・・。

思い出して下さい・・・幼い頃、ことみにとって、家と芝生の庭、そして両親が世界の全てでありました。ところがそんな小さき世界に迷い込んだ、一人の少年。彼は、ことみのたった一人の友達であり、きっと彼を通して、外の世界を見ていたのだと私は思います。

あの時、朋也の存在が彼女の世界を開き始めていたのです。ところが、突然に起こった悲劇・・・彼女は心を閉ざし、さらに狭い世界へと逃げ込んでしまいました。しかしかつて、自分に世界の本当の姿を見せてくれようとした朋也・・・彼女がその登場を心のどこかで期待したのは無理のないことかもしれませんね。

そして、朋也はやってきた。再び今、ことみを広い世界へと連れ出そうとしている・・・ことみがこうして、つらい過去と向き合えるようになったのは、朋也とそして仲間の力があってのものなのです。

ともみに届けられたカバン・・・それは両親の物でした。ここで、ことみの手によってそのカバンを開くという行為は、ずっと目を背けていた真実を受け入れるという意味で、とても重要な作業でした。

今日までの君なら言っても信じてくれなかっただろう。でも今なら信じてくれると思う・・・」。そう、それは今だからこそ受け入れられるもの。そして、ことみは両親の真心に触れたのでした・・・。

多くの人の手に渡り、やがてことみの元に届けられた両親のカバン。それは、「人の繋がりがもたらす広がりと想いの回帰」であり、これはこの作品のテーマの一つであると私は思っています。

それは以前の風子の回にも見られたもので、私は「ヒトデは人の繋がりを象徴したもの」と解釈しましたが、ことみのエピソードでもそれは反映されていましたね。

美しい言葉によって綴られた両親の手紙・・・ことみの両親は、かつて世界の成り立ちを出来るだけ美しく、純粋に、簡潔に表現していたと言います。そして、その手紙には世界がいかに美しく、素晴らしいものであるかが書かれていたました。

そこには、この世界をもっと知って欲しいと言う両親の願いが込められており、朋也がことみを閉じられた世界から連れ出そうとした行動は、偶然にもそうした両親の想いと共通するものでありました。それは、まさに意味のある偶然と呼べるものだったのかもしれませんね。


さて、ことみの心は癒されました。では、朋也はどうだったのでしょうか?

実は、ことみとの交流は朋也のやり残した事を補完する上でも、重要な作業となっていたことを見逃してはならないでしょう。

彼の過去の回想で、ことみへ友達を紹介するつもりが、それが出来ずに誕生会をすっぽかしてしまったとありました。前述したとおり、それはことみの記憶を封じ込めたことと同様に彼にとっての罪であり、後悔であったと言う事実。

ことみへの働きかけは、ある意味贖罪と言う風に、私には映りました。そうすることで、彼も失われた何かを取り戻そうとしていたのです。人は決して過去には戻れません。しかし、代替行為によって失われたものをある程度取り戻す事は出来るものです。

忘れてならないのは、朋也がことみと関わることによって、自身も癒されていたということ。そして、彼が不幸そうな少女を見つけては関わろうとする行動には、「本当は自身が救われたい」と言う朋也の無言の訴えがあると、私は思っています。

本当に救われたのはあなたのほう?・・・今のままでは、きっと朋也も、どうしようもないのでしょうね・・・。

ことみ編、いいエピソードだったと思いますが、いまいち驚き成分が物足りなかった気がしますね。kanonを見たせいで、keyテイストに慣れてしまったからか?

しかし、世界一美しい両親の手紙には、大きな感動があった。そう世界はこんなにも美しい!きっと、そこにはことみへの愛と、彼女が生まれたことへの感謝で溢れていたのでしょう・・・。


↑よろしければポチって押して頂けると励みになります。コメントを頂けるともっと嬉しいです

<ブロガーの皆様にお知らせ>
当ブログのポッドキャストラジオ「ピッコロのらじお♪」では現在、協賛サイト様を募集中でございます。協賛サイトになっていただいた場合は、お持ちのブログのCMを「ピッコロのらじお♪」にて流します。

*当ブログのCMが完成しましたので、こちらを参考にご検討くださいませ↓

http://db1.voiceblog.jp/data/koubow/1196348316.mp3

興味のある方はこちら→「ピッコロのらじお♪ 協賛サイト様募集中~」

<~アニメ話しをネットラジオで~>
毎週水曜日夜11時より、アニメ系ネットラジオ「ピッコロのらじお♪」をリアルタイム配信いたしております。
ガンタム00、クラナド、狼と香辛料、ロザリオとバンパイア、君ある、H2O、さよなら絶望先生、ペルソナ、true tears 、シゴフミ、バンブーブレード、ハヤテのごとく、みなみけ等のアニメ話しや、最新ゲームやレトロゲームについて熱く語っております。興味のある方は是非聴いてみてください。ラジオの配信は、当ブログトップページまたは、「ねとらじ」にて。

<~ポッドキャストラジオの配信~>
こちらは隔週にて配信いたしております。各テーマについて考察やお勧めアニメ紹介、またレトロゲーム紹介などを行っております。興味ある方は是非聴いてみてくださいませ。

CLANNAD 2 (初回限定版)


CLANNAD -クラナド- - livedoor Blog 共通テーマ

http://app.blog.livedoor.jp/asu6/tb.cgi/51095740
http://gurenshizuku.blog58.fc2.com/tb.php/1002-5d63d358
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/447390/10024623
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/ce24ebf59e
http://iitokodrip.blog118.fc2.com/tb.php/64-921ced45

0 Comments

Post a comment