(アニメ感想) 狼と香辛料 第6話 「狼と無言の別れ」

狼と香辛料1<限定パック>(初回限定生産)




メディオ商会から逃れようと、奪還したホロを連れて狭い地下水道を進むロレンス。しかし、ホロの勘を持ってしても入り組んだ地下水道の出口を見つけることは出来なかった。まるで行動を察知されているかのように追っ手が迫り、次第に逃げ場を失ってゆく二人。その時、背後から影が迫り、激しい衝撃がロレンスの背中を襲う。非力なホロはなす術が無く、その様子に立ち竦むしかなかった・・・。もっと簡単に事は進むと思われていたが、やはり敵もそう易々と逃がしてはくれませんでした。次第に追い詰められていく、ロレンスとホロ・・・そして、ついに敵の魔の手はロレンスへと襲い掛かります。

・・・と、意外にロレンスの身のこなしが素早いのには驚きました。まあ旅の道中で危険な目に遭うことはそれなりにあるだろうし、最低限の体術は習得済みであるのかもしれませんね。

ただ、背後からのナイフ攻撃にはさすがに対処し切れなかったようですが・・・幸い腕に手傷を負っただけで済みましたが、手負いの状態での逃走はやがて限界を迎え、ついに二人は敵に追いつかれてしまうのでした・・・。

ロレンスとホロの前に姿を見せたクロエ・・・最近改めて一話を見直してみたのですが、これが意外に忘れていたシーンや設定があることに気づきました。

例えば、クロエは麦の取引では商会との交渉約を任せられていて、そうした交渉のノウハウなどはロレンスより教わっていた事などですね。

しかし、その意味でロレンスはクロエにとって商売の師匠であり、彼女もまた尊敬の思いをもって彼を見ていたようです。実際、「いい商談の話しがあるから」とおそらくは今回の件でしょうが、クロエはロレンスに、仕事を持ちかけていましたからね。

エーレンドット伯爵によってもたらされた新しい農法、そしてパスロエの村にも近代化と合理化の波が押し寄せようとしている・・・さらに関税も撤廃できるとなれば、今よりもっと村は潤うはずでしょう。

クロエがこれに賭けている理由は分かります。しかも、ホロを教会に引き渡せばライバル商会をも打ち倒せると言う大きなチャンス!!・・・ただ、そのために失うものも少なくはないのでしょうが・・・。

それにしても、ロレンスがクロエの申し出を断った瞬間、仲間へ冷酷にもロレンスを殺すよう命じたシーンにはゾッとさせられました。

村にいる時は、あれほどロレンスに好意を示していたのに、この変わりようはなんでしょうか?・・・クロエがロレンスに対して、特別な感情を抱いていたことは確かです。しかし、彼は自分を選ばずホロを選んだ・・・。

あれはまさに、愛が憎悪に変わる瞬間であったのかもしれない・・・クロエの中に巻き起こる大きな感情の渦は、大きな憎しみとして吐き出され、それは非情をもって示された・・・ただ、ここでホロが動く・・・。

ところで、一話を見返すと、ホロが狼の姿に変身するためには、人の血を吸うか、麦を食べる必要があります。にも関わらず、彼女はロレンスの血をあえて吸うという行動に出ました・・・。

教会がかなりの権威を持つこの世界で、悪魔は嫌悪と恐怖の対象であります。血を吸うという行為は、そうした悪魔の儀式的なものを彷彿とさせ、クロエ達へ恐怖を植えつけることとなったでしょうね。

そして・・・狼となったホロに人間如きが、敵うはずもありませんでした・・・。ついに、クロエへと迫るホロ・・・この時クロエは涙を流しながら言いました「神様なんていつもそう・・・いつも、理不尽なことばかり・・・」と・・・。

この言葉は少し引っかかります。それはおそらく、ホロの気まぐれによって左右される麦の収穫の事に関してのみではなく、彼女の生い立ちにも深く関わるような何かがあったと考えるのが自然でしょうね。

確認したところ、父親はいるようですが、母親はいないようなので、もしかするとその辺りの出来事が、何らか原因になっているのでしょう。そして、「神様なんて・・・」というクロエの言葉はおそらく、ホロにも精神的ダメージを与えた

ホロはこれまで神として村の人々より奉られてきましたが、時の流れと共に人々の信仰は薄らぎ、やがては、祭りごとの象徴として扱われるぐらいの存在となっていたわけです。

きっとその過程では、人々より多くの不満や恨みつらみ、そして畏怖と言った感情がホロにぶつけられたのでしょうね。それは、彼女の心に大きな影を落としているのだと思います。

クロエの言葉もそうですが、ロレンスがホロを見てあれだけ怯えた姿には、激しく落胆したことでしょうね。だから、彼女はロレンスの元を去ったのです・・・。


さて、ロレンスが気づいた時、そこはミローネ商会のベッドの中・・・。どうやら、ミローネ商会の人間達によって彼は救いだされたようです。

ちなみに、商談ですが、一応はうまくいったようですね。ただし、特権を得ることは出来たものの、国王側についている御用商人の入れ知恵があったらしく、かなりの手数料をふっかけられ、想像以上に儲けは少ないものでした。

それでも、捨てる神あれば拾う神ありで、特権をどうしても手にしたかったメディオ商会が、それの買取にかなりの額を提示したようで、ミローネ商会は十分な儲けを得ることが出来たのです。

ロレンスの分け前は1000枚、まあ当初の算段からはかなり減りましたが、今の彼には十分満足できる数字なのではないでしょうか・・・。


視聴後には爽やかな感動が味わえ、満足度の高かった回でありましたね。最後にホロが戻ってくると言うシーンでも、ロレンスの喜びがはっきりと伝わってくるものでありました。

強いて言うならば、クロエのキャラクターの掘り下げをもう少し丁寧にやっても良かったのではないかと思います。女としての、感情的な心の動きは理解出来るのですが、なぜ彼女がこうまでしてあの商談に賭けていたかは、クロエ自身の過去も織り交ぜる形で見せてくれれば、我々の理解度も深まったかもしれない・・・。

それにしても、契約によってロレンスが、ホロを引きとめようとしたのはあまりにも商人らしい発想でありました。時に男と女の駆け引きでは、意外な言葉が相手の心を動かすということもあるのです。いやあ~、これでまた二人の旅が楽しめる・・・次回にも期待!!


ところで、マールハイトの話した悪魔と商人の話し、その二人の関係性はロレンスとホロのことを暗に示したものであったのか?

今回に限って言えば、クロエとロレンスに置き換えてみても面白い。時に人は悪魔にもなる・・・クロエのそれはまさにそうだったわけですが、ホロを差し出せと言われてもそれを拒んだロレンス・・・。

彼は確かに、損得感情で動く商人としては失格ですが、人としては誇りは守れたかもしれない・・・まあ、そんな話し・・・・。


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狼と香辛料 6 (6) (電撃文庫 は 8-6)


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