(アニメ感想) ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~ 第10話 「夏の終わりに」

ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~第1の宮




「金剛の宮」にまで歩を進めたジルたち一行は、目指す最上階「天空の宮」までもう一歩のところまで来ていた。ニーバ一行やウルク軍、そしてパズズたちもまた、それぞれの道を行軍する。生き残った者たちそれぞれの思惑が交錯する塔内。登頂者たちの幾度目かの邂逅は、ついに熾烈な戦いとなって、邪神の塔に新たな記憶を刻むのだった・・・。

いよいよ、「金剛の宮」まで登りつめたジル達一行。

まあ、尺の都合上仕方ないのでしょうが、ここに来るまでの過程はかなり省かれているといった印象です。本来は、もう少し魔物との戦いも描いて欲しかったところですね。

しかし、極寒の、それこそ正常な判断が出来ないような状況での、難しい選択、真意をついた問いかけには、大変興味深いものがありました。

例えば、カイの「あなたは何がしたいの?」というジルに対する問いかけ。ジルはそれにドルアーガを倒すと話しました。

そして「なぜ?」という問いかけには「邪神」だからと答えたのです。それに対してカイは「ドルアーガはあなたに何かしましたか?」と返すのです。

そもそも、この世界ではドルアーガという邪神に、民が苦しめられているという描写はありませんね。ギルガメスが塔に登った頃とは状況が違うわけで、それどころか人々はドルアーガの塔に依存した生活を送っているのです。彼らにとってドルアーガがいるかどうかなんて大した問題でもないのでしょう。

なのに、別に誰も望まない、そして果たして存在するかどうかも分からない邪神を倒そうなんて、まるで子供の勇者ごっこなのであります。

では、最上階にドルアーガがいなければどうするのか?その時点で、ジルは全ての目的を失うことになるはずです。随分と危うい覚悟ではありませんか。

そして、カイの「それに英雄になった後も人生は続くのです・・・」という言葉。なんとも、興ざめするほど現実的な話しでありますが、勇者のその後の物語・・・当たり前ですが、ドルアーガを倒したと言っても、先の人生の幸せが保障されているわけではない。結局そこからは、その人の人間力でしかないということなのです。

また、ブルークリスタルロッドが一つの願いしか叶えないという事実・・・まあそんなところだろうと思っていましたが、互いに協力はしているがそれぞれの目的は別にあるということ。

よくある冒険物語のように、最終ボスを倒せばそれで終わりというわけではない・・・これまたシビアな話しでありましたね。

いや、しかしその意味ではとても今回は意味のある回であったと思います。現実的な問いかけや、選択を迫る中で、最後はアヌの夏の終わりで一気に奈落に突き落とす。

本当の戦いの始まり・・・見るものをハッとさせ、そして注視せざるを得ない。抜群にうまい引き込み方であります

ただ、後2話で本当にこれまでの伏線を処理しきれるのだろうか?という不安は残りますね。続きはゲームで・・・なんてことにならないよう心から祈っております。次回にも期待!

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