(アニメ感想) マクロス FRONTIER 第10話 「レジェンド・オブ・ゼロ」

マクロスF(フロンティア) 1




ミス・マクロス・フロンティアのミランダが主演する映画で端役を手に入れたランカ。その撮影現場で待っていたのは、撮影協力のS.M.Sの面々とシェリルだった。演じることが初めてのランカに相談されたアルトは、つい嫌っていたはずの父親の言葉を口にする・・・。

マクロスゼロとは?

今回、ランカ達が行った映画の撮影。その映画のというのは、まさに「マクロス・ゼロ」を再現したものであります。まず、そのマクロスゼロについて簡単に説明。

マクロスゼロは、マクロスシリーズ生誕20周年記念として制作された作品。地球と異星人との戦争が始まる5か月前の、2008年の南海の孤島を舞台に、描かれる物語であります。つまり、時系列的に言うと初代マクロスよりもさらに過去の話しということになります。

統合政府とそれに反発する反統合同盟の戦いを描く一方で、人類の進化に大きく関わっているとされる古代文明の謎が明かされていく・・・。マクロスシリーズの特徴である、恋愛(三角関係)と歌という要素もしっかり抑えられており、統合政府のパイロット工藤シンがマヤン島で出会った二人の少女・マオとサラと出会ったことによって物語は大きく動き出すのです。

3DCGによる戦闘も必見!少し前の作品ですが、クォリティは高いので、まだ見られていない方はこれを機会に見られてみてはいかがでしょうか?


ランカの歩む道・・・

最近では、ランカのいい相談役となっているアルト。今回も、初の映画出演が決まり不安だと話す彼女に、彼なりの言葉でアドバイスしてくれたのです。「頭で演じようとすれば、必ずどこかにウソが残る。考えず、ただひたすらに演じてその役になりきれ」・・・それは、歌舞伎役者であった父親の言葉の受け売りであったようですね。

それがフッと出てくる辺りには、やはりアルトの父親に対するコンプレックスや舞台への未練というものを感じざるを得ない。まあ、そこは本人の中でも未だに整理出来ていない部分なのでしょうが・・・。

というわけで、いよいよ映画撮影の日・・・。「島がまるごとセットになっている~!」というランカの言葉通り、あのマヤン島が見事に再現されています。まあ、マクロスFであの世界観が映し出されるというのは、少し不思議な感じがしますね。

ちなみに、今回の撮影にはSMSが協力(戦闘シーンのため)しており、現場にはミシェルやランカの姿が・・・。さらに、この映画の主題歌を歌うということでシェリルも登場・・・後ろにはすっかり彼女の下僕と化したアルトも同行しております(苦笑)。

役者が揃ったところで、この撮影において何やら一波乱あることを予感させますが・・・果たして・・・。


アルトの女装が見られると聞いてやってきましたよ~!

歌舞伎の女形としては広く知られる存在であったとは聞いていましたが、アルトがあまりにも美人過ぎる・・・。三年前に行われた伝説の舞台「桜姫東文章」で演じた桜姫は、今も根強いファンがいるほどだそうです。実は監督もその一人で、アルトの姿を目撃するや、すぐに出演の依頼をしてきたのでした。

ただ、色々あって芝居からは離れている上に、女装までしろと言われても、アルトがそれを受けるはずもないでしょう。

ところが、アルトが出演をOKすればランカの出番を増やしてくれるという条件を出され、事務所の社長も必死です。それが、土下座という行動に表れたのでしょうが・・・あっさりとはねつけるアルト。

しかしこの後、結局アルトは映画に出演することになるのです。まあ、役者の代わりのスタントシーンのみですが、それは自身の意志によって決意したことでした。そこには、戸惑いつつも、向き合わなくてはならない・・・そんな彼の想いを感じるものがありましたね。


歌に導かれて・・・奴がやってきた・・・

エデン原産の生物であるヒュドラ。ランカの歌に導かれたのか、どうかは定かではありませんが、それは彼女の前に現れその牙をむいたのです。

しかし、姫のピンチに王子様は駆けつけるもの・・・ここでアルト姫が登場だあ~!!あれ?どっちが姫だっけ?(苦笑)

ただ、今のアルトが役立たずなのは、もう周知の事実ですね。結局すぐに、ランカと共にピンチへと陥ってしまいましたが・・・ここに現われたのがブレラです。最近では、ランカのストーカーと評判のブレラさん(苦笑)。

いやしかし、ブレラがこうして彼女の側についているのは、個人的興味からか?それとも誰かの指示によるものなのか?・・・どうも、後者である可能性は高そうですね。実際、ランカを救った後で、例の指示を出している声の主からは「勝手な行動は慎め」という忠告を受けていましたから・・・。

あの時、助けずにはいられなかった・・・では、彼のそんな想いはどこからくるものなのだろうか・・・。


シェリルをそんな行動に駆り立てたもの・・・そしてランカが立ち上がる!

運命とは不思議なものです。例えば、ランカの映画出演もたまたま監督がプロモ中の彼女を見かけなければなかった話しですし、急遽マオ役が回ってきたのも、あの時ヒュドラが、ゆ~ちゃんの車を襲わなければありえなかった奇跡なのです。

そんなわけで、奇妙な偶然が重なり、マオ役を射止めたランカ。そしてこれまた不思議なことに、アルトは彼女の相手役となる主人公・工藤シンのスタントを引き受けることになったのです。しかも、それは水中スタント・・・そう、あの有名な海中のキスシーンなのであります。

アルト君大パニック!例え、演技とは言えキスシーン、特にランカのことはこれまで女として意識していなかったでしょうから、逆に照れくさいものがあるのかもしれませんね。ただ、男がこれでは少々情けない・・・。

まあ、悩んでしまうのはランカも同様に・・・。彼女の場合は、キスのことももちろんそうですが、本当に自分がマオ役をこなせるかに自信を持てないでいたのです。「私、マオのことよく分からなくって・・・」そんな風に顔をうつむくランカに対して、ボビーは優しく声をかけます。「まだ本気の恋をしたことないのね、ランカちゃんは・・・。」。

いや、今ランカが恋をしていることは、間違いはないでしょう。ただ、本人がその芽生えつつある感情に対して整理がついていないだけなのです。ところが、この後意外な形でランカの心に大きな変化が訪れることになりました。

まあ、今回は最初からそこに至るまでの積み重ねというものが、見て取れましたね。シェリルとアルトの関係が何か気になるランカ・・・特に、シェリルの積極的な行動はランカの心をチクチクと少しずつ刺激していたのです。

そして、あの行動・・・まるでアルトへの想いが抑えられないといった衝動に駆られてのキスは、ランカの心を大いに揺らしたのでした

ただここで、ランカはマオの気持ちが理解できたと言います。姉と同じ人を好きになった少女の想い・・・これは、ランカが今はっきりと、アルトへの恋心を意識したという事を意味しています。

こうして、ランカはマオを演じることへの意欲を取り戻したわけですが、私にはそれと同時にシェリルを恋のライバルとして認識したという風にも映りましたね。

女は強い・・・立ち上がった時のランカのあの表情からは、彼女の持つ内面の強さというものがはっきりと感じ取れました。それに比べてシェリルは未だ、アルトへの想いに揺れています・・・もしかすると、我々が想像する以上に、シェリルは弱い女性なのかもしれませんね


三島と謎の男との接触。まさか、あの男って・・・

ところで今回、三島がバジュラについての情報を求め謎の男(?)と接触を図っていました。その謎の男の声が井上喜久子さんだったのは少し気になりますね。前回、ブレラに指示を出していたのもこの男なのでしょうか?

だとしたら、三島に本当の情報を流すとは考えにくいですね。逆に偽情報を流して混乱を誘発する、もしくはそこに何らかの意図を挿入してくるということは考えられるでしょう。

ただ、その辺りは三島も十分に理解はしているはずです。その上で、彼なりの考えがあって彼との接触を持ったのでしょう。両者の腹の探り合いは今後もみものですね。

しかし、あの謎の男・・・もしかしてグレイスさんか?なんて考えたのですが、やはり男ですよね・・・まさか外見を変えるねなんて特殊能力はないだろうし・・・うーむ謎だ。


ブレラの正体とランカの関係・・・そこから見えるものとは?

今回一番の衝撃は、ブレラが機械の体であったということでしょう。これは、彼がヒュドラからランカを救う時に負った傷口によって判明したのですが、色々と見えてきたものがあります。

まず、つい先日ネットラジオ放送を行った際にリスナーさんの発言で「実はギャラクシーが怪しいのではないか?」というのがありました。後で、私なりに整理してみて、確かにそう考察すると合点のいく部分が多いなと思えたのです。

そこを踏まえて見ていくと、今回のこのブレラの機械の体は大きなヒントとなっていた気がします。

機械の体、あれだけの技術力・・・私はすぐにギャラクシーを思い出しました。確かあそこでは、インプラント技術がかなり発展しているとありましたからね。

そして、「なぜブレラの体は機械化しているのか?」「なぜブレラがランカの側にいるのか?」の答えはリンクしているように思えます。

ブレラに指示を指示を出す声の主は「記憶を取り戻したのだろう?」と話していました。

なるほど、ブレラは記憶を失っているようです。そして、同じく幼い頃の事故によってランカも昔の記憶を失っています。さらに、ランカに時折発生するフラッシュバックにおいて「死んじゃう、お兄ちゃん・・・」という言葉が連呼されるのも気になりますね。

これらを統合し少し安易にに考えると、やはりブレラがランカの兄であるという可能性は高い気がします。あの時事故ではランカは助かったが、ブレラだけは重傷を負い、ギャラクシーに救われた・・・。ギャラクシーで機械の体を与えに、さらに記憶を取り戻させてやるというエサをぶら下げることで、協力させている・・・とは考えられないでしょうか?

ともかく、そうなるとますますギャラクシーは怪しいですね。前回、グレイスが諜報活動らしき行動を取っている姿が映りましたが、やはりそう考えたほうがいいかもしれません。

例えば、シェリルという歌姫を作り上げる。そして彼女の知名度を利用して各移民船団を回り、グレイスがその裏で何らかの工作を図る。そして、ブレラのような存在を同時にも潜り込ませ、時期を見計らって作戦を実行する・・・なんてちょっと恐ろしい妄想をしてしまいましたが、果たして・・・どうだろうか?

何れにせよ、シェリルは何も知らないのでしょうね。もし上の仮説が当たっていたとして、自分が利用されているだけの存在と知ったら、彼女はどうするのでしょうか?


ランカが一気にスターダームーへ・・・そしてやがて対等になりつつある関係・・・

いやあ~、本当に色々な意味で興味深かった。恋愛部分に目を遣ってみても、シェリルの想いは爆発寸前であったし、ランカも自身の中で芽生えている感情と向き合う決意をしました。今回ほどはっきり、三角関係というものを意識させた回はなかったでしょう。

そして、いよいよスターへの階段を上り始めたランカ。「昨日までの君は何者でもなかった・・・伝説はここから始まる!!」という河森監督(苦笑)の熱いお言葉!心に染み入れましたよ。

ランカはこうして、恋愛でも、歌手としてもシェリルと対等の位置に立とうとしているのです。これからは、この二人、本当の意味でのライバルとなっていくことでしょうね。

さらに、明かされた事実と深まる謎・・・まあ、これに関してはもう少し情報が欲しいところですね。ただ、ギャラクシーの秘密、ブレラとランカの関係、バジュラの謎など・・・うまく気になるキーワードを散りばめ、視聴者の興味を惹き付けることに成功していたと思います。

いやあ~、ますます面白くなってきたこの作品・・・次回が本当に待ち遠しいですが・・・来週はお休み・・・ああ~二週間お預けか・・・ors


そういえば、シェリルとノーム姉妹の関係って結局何も明かされませんでしたね。うーん、やはり無関係なのか・・・。

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