(アニメ感想) PERSONA -trinity soul- 第23話 「絆を抱いて」

ペルソナ~トリニティ・ソウル~ Vol.3




自身の記憶が造られたものであり、九條によって操られていた事を知った叶鳴。失意の中、叶鳴は仲間達に別れを告げてひとり海へと向かう。だが彼女が立っていたのは、慎とのささやかな思い出が刻まれた場所だった・・・。

自身は造られた存在であり、過去の記憶は全て偽りのものだった・・・そんな真実を知ってしまったカナル。そして、残酷なことに造られし者である彼女が、停止する時はもう間近に迫っていたのです。

あまりにも、悲しい別れ・・・しかしカナル自身が、慎やめぐみ達と過ごした時間までは、決して偽りではない、それは確かでかけがえのない記憶であると最後に思えたことは、大きな救いになったに違いありません。

そして、めぐみの言葉にもありました「カナルはロボットではない」と・・・。なるほど、それは彼女の持つペルソナが証明しています。あれは、彼女自身の中に心が芽生え始めたことを表しているものだったのでしょう。イメージ的に言えば、羊水の中の胎児といったところか・・・

だが、それでも時は止められない・・・。一人消えようとするカナルを追いかけるよう、拓郎は慎に言いました。彼の中ではカナルに対して、複雑な想いもあったでしょう・・・何せ友人の命を奪った張本人なのですから・・・。しかしだからこそ、その言葉は特別なものとして、そして力強く我々に響いたのです。

カナルを探し公園へとやってきた慎・・・そこに彼女の姿はありました。刻一刻と迫る最後の時・・・しかし、その中で一つ一つかみ締めるように、静かに吐き出されるカナルの言葉。その時間が愛しいと思えば思うほどに、残酷にそして悲しく映ってしまう。

ただ、私はそこにある種の救いを見出すことが出来ました。なぜなら、最後にカナルは慎の側で、その優しい思い出に抱かれて逝ったのだから・・・。


ああ~、なんて優しくそして悲しい物語なのだろう。見終わった後に、どうしようもなく無力に陥ってしまう自分がいる・・・。

少しずつ作用して、後にじわ~とくる演出はさすが。やっぱりいいなあ~、この作品。

次回はいよいよ諒の過去が明らかとなるようですね。彼の抱える罪と罰・・・次回にも期待!

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