(アニメ感想) RD 潜脳調査室 第10話 「至高の話手」

ミナモの通う学校で、メタルの中によく当たると評判の占い師がいることが話題になっていた。すべてを見通すような答えは、その対象者をとりこにしてしまうのだという。その占い師の名はエライザ。だがエライザと接触した人間たちの記憶に一部欠損が認められたため、電理研がエライザの正体を探るために調査を開始していた。そして時を同じくして、波留も事務所でメタルでのチャットに興じていた。そしてその相手は、エライザと名乗るのであった・・・。

エライザという名の占い師の占いがよく当たると、みなもの学校ではその事が話題になっていた。まるで全てを見透かしたかのような答え・・・しかし、何とも胡散臭いものであります。

事実、このエライザと接触した者達の中には、一部の記憶を失うという症状を訴えるものがおり、電理研は早速調査を開始したのです。

調査の結果、エライザとはかつてチャット用に開発された傑作AIであることが判明・・・。

ちなみに、「エライザ」はおそらく「ELIZA効果」からきたものでしょう。

これは1960年代に開発されたコンピュータプログラム「ELIZA」に由来します。このELIZAは、ユーザの入力した文字列に対して、文字列で応答するという自然言語による対話システム。

例えば、「頭が痛い」と言えば「何故、頭が痛いのですか?」などと返すブログラム。

開発者は当初、すぐに人々から飽きられるだろうと考えてたのですが、その予想に反して、多くの人がELIZAの反応に人間らしい親しみを覚えたそうです。

この作品のエライザも、AIであるにも関わらず人々から多くの関心を集め、流行ったという部分においては共通性が見られますね。

ただ、実際のELIZAのほうはエライザのように人々の記憶を引っこ抜き、データーベースにひたすら溜め込む・・・なんて事はしませんでした。むしろそれを避ける方向でプログラムされたと記憶しています。

ともかく、エライザの目的はそうして多くの人との接触、記憶の搾取を繰り返す事で人間を知りたいと考えているようですね。そのエライザの興味を惹き、囚われの身となってしまった波留・・・。

ただ、彼女と対話する波留がとても冷静であったのは印象的でした。どうやら、エライザの正体を知っていて、あえて彼女との対面を果たしたようなのです。

そして、「人の繋がりは言葉でしか紡げない」と話すエライザに対して「もっと強いもの・・・人の繋がりはおそらく地球が秘めている地球律と同様に・・・」と波留の伝えた言葉・・・。

これは、一つの真理ではないかなと私は思っています。結局、人が深い部分で繋がっているという感覚は、やはり感覚でしかないわけで、AIのエライザには理解出来ないところなのです。ただ、人々には確かに感じられるものである・・・実はエライザが人に強烈に惹かれるのもその神秘性にではないかなと思ったりして・・・。


波留を連れ帰るため、波留とエライザの前に現われたみなも。それは、彼女の強い情動によって引き起こされた一つの奇跡なのでした。エライザはその事実を目の当たりにし、新たな興味が沸いてきたようですね。

そして再び海へと戻ったエライザ・・・彼女が次に対話するのは、地球そのものであるのか・・・。

しかし、今回の話しにも地球律の秘密に迫る重要なヒントが隠されていたように思えますね。

強い情動こそが不可能を可能にする・・・なるほど、メタルの深い部分に存在するという意識の集合体。その濃密な思念が現実世界にも大きな影響を及ぼすとしたら?海という、原初の深い母性に抱かれて、エライザは一体何を見出すのでしょうかね・・・。


それにしても、ソウタの奴ひたすらに強さを追い求める修行僧のような男だと思っていましたが、何気に邪念が多いのね・・・ホロンをおかずにしたなあ~!!

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