(アニメ感想) マクロスFRONTIER 第19話 「トライアングラー」

ライオン




いなくなった<あい君>をブレラと一緒に探すランカ。ブレラの「誰のために歌う?」という問いかけに、歌うことに疑問を感じ始めていたランカは、自分の本当の気持ちに気づく。一方、シェリルは見舞いに訪れたアルトに、もう歌は歌わないと告げる・・・。



そうだ今日はアイモ記念日にしよう!

いや、アイモ記念日ですか・・・安直なネーミングにちょっと笑ってしまいましたが、とにかくこの祝日の主役はランカ。しかし、その肝心の主役が行方不明・・・一体彼女はどこに行ったのか?

実はランカは、ブレラと一緒にいなくなったアイ君を探していたのです。常にランカの側にいて守り、そして彼女の我侭も受け入れてしまう過保護っぷり・・・どんな悪い虫も寄せ付けません・・・ウゼェ~!

さて、その頃アルトと言えば、自分の家だと言うのにコソコソと泥棒のように潜入。女の子迎えに行くのに、堂々と玄関から入ろうという発想はないのだろうか?しかも、ここは自分の家だというのに・・・。

しかし、弥三郎はそんなアルトの習性をちゃんと見抜き、待ち構えていたのです。まあ、所詮は弥三郎の掌の中ということですな。

そしてアルトとシェリルの再会・・・。一瞬、アルトの目には和服姿のシェリルが、母の姿に映ったようですが・・・いや、男が他の女性の中に母親の面影を見るということはよくある事なのです。

病弱だった母が亡くなったのは、アルトが12の頃・・・。アルトは母親のことが大好きだったようですが、その母を失った事が、心の傷となりシェリルのように危うい存在をほうっておけなくなったのかもしれませんね

・・・ただ、こうなるとますますアルトの父が、海原雄山っぽく思えてしまうなあ~。あの物語では息子の士郎が「父が母に冷たくした」と言って憎んでいましったけ?アルトの父の場合はどうだっのでしょうか?

まあ、舞台の方が忙しくて、妻に構う時間が少なかっただろうというのは、想像つきますね。この辺りの事が今回、あまり掘り下げられていなかったのは、少し残念でありました・・・。


アルトとシェリルは似た者同士なのか?

アルトに「歌手をやめる」と伝えたシェリル。これには、アルト君もショックを隠せない様子でありました。

「お前は銀河の妖精シェリル・ノームじゃなかったのかよ!!」。アルトのこの言葉に、「そうよ、私はシェリル・ノームよ!歌おうが歌うまいが・・・」と余裕のない表情で返すシェリル・・・。

前回の感想でも書きましたが、シェリルというスーパースターは、グレイスが作り上げたものです。そして、「もしかしたら、自分でなくても良かったのかもしれない・・・」、シェリルがそう気づいた瞬間に、彼女の中で全てが崩れ去ったのでしょうね。

「そうよ、私はシェリル・ノームよ!歌おうが歌うまいが・・・」の言葉には、歌手のシェリルとしてではなく、ありのままのシェリルとして見て欲しい・・・というニュアンスが含まれているように感じました。

それは、全てを失った今、本当の自分・・・シェリル・ノーム自身を認めて欲しいという、ある種の願いのようなものなのかもしれません。

これも前回書きましたが、それはやはりアルト自身の心情と重なるものであると私は思っています。名門の家の生まれであるという重圧・・・歌舞伎の名門・早乙女家のアルトではなく、そんなものを全て取っ払った自分自身を見て欲しい・・・そんな中でのアルトの父親に対する反発があったのではないか?

ただ、唯一母親だけが、アルト自身を見つめ、ありのままの彼という存在を受け入れてくれたのでしょう。ですから、母と過ごす時間は彼にとっての安ぎのひと時であったに違いありません・・・。

しかし、弥三郎はシェリルとアルト、二人の言葉に一つウソがあることを見抜いてました。ですから、シェリルに対してはこんな言葉を話したのです。「舞台に立つこと、人前で芸を披露することは、甘美な・・・あまりにも甘美な毒です。ご見物達の注目を集め、煽り誘い・・・あの熱狂、あの興奮、全てを支配する全能感。一度経験すれば忘れられるものではないですよ」と・・・。

表舞台に立った時のあの快感・・・それは簡単に忘れられるものではなく、舞台から身を引いたとしても、やはりどこかでそれを求めているものだ・・・と。

なるほどその指摘はなかなかに鋭い。シェリルはもちろんのこと、アルトもやはり舞台に立った時のあの興奮を忘れられないでいるのかもしれませんね。

アルトにとって、パイロットとなりパルキリーで空を翔ることがその代替行為となるのか?もしくは、それ以上の素晴らしい何かを見い出すことが出来るのか?・・・これに関しては、これからの彼次第でしょう。そして、きっとそれはシェリルも同じ事が言えるのだと思います。


ランカの決意とシェリルの決意と・・・

ブレラのランカへの問いかけ、「お前は誰のため?何のために歌っている?」。その瞬間、ランカの脳裏には歌手になる前、アルトの前で決意したあの時の記憶が蘇りました。そして、気づいたのです・・・誰のために歌おうとしていたのか?・・・ということに・・・。

流れる「星間飛行」・・・ランカは、ライブ会場へと戻り、自分が誰のため、何のために歌っているのかを再確認しようと、再び舞台に立つのです。

そして、歌っている最中、空を舞うアルトを目にした瞬間に、彼女は自身の中に芽生えていたその想いを改めて確認したのでした・・・。

かつてリン・ミンメイもランカと同じように「自分が何の歌ってきたのか?」が分からなくなり大きな迷いが生じたことがありましたが、そこで彼女はヒカルの言葉によって立ち上がり、「人々のために歌う」と決意しました。

ところが、本作品のランカの場合は、多くの人に聞かせるためではなく、「誰でもないアルトのために」と気づき、もう一度舞台に立つモチベーションしたことです。

まあ、歌手が歌を歌う理由というのは、人それぞれでしょうが、ではシェリルの場合はどうなのだろうか・・・。

そのシェリルは、結局アルトに言われた通り、ランカのライブを見に来ていました。しかし、輝くランカの表情を見てその場を離れようとしたのです。

その時、「逃げるな!」と声をかける者が・・・その声の主はクランでありました。なるほど、クランも恋する女・・・いいフォローをしてくれます。だが、まさか彼女の行為が後に大きな波乱を呼ぶことになるとは・・・。


「トライアングラー」歌が流れ、誰もが画面に惹きつけられる瞬間・・・そこにはアルトとシェリルが抱き合っている場面に出くわしてしまったランカの姿が映し出されていました・・・ああ~修羅場。このメロドラマ的展開もマクロスなのです。

しかし、ランカにその様子を見られた時のアルトのリアクションが、初代マクロス劇場版にもあった、同じような修羅場でのヒカルのそれと似ていて、少し笑ってしまいました。

ああいう場合の男の反応なんて、皆あんなものなのでしょうかね?いやはや、困ったものです・・・。この後、アルトが何を話すのだろうか?

まあ、二人が抱き合っていたのも別に愛を語っていたと言うような雰囲気ではなかったし、適当にごまかすのがオチですかね?家の問題ともまともに向き合えない彼に、どちらかを選ぶ事なんて出来るはずもないのですから・・・。


三島に死亡フラグ、グレイスの狂気、そして少しの不満・・・

しかし、グレイスの目的がいまいち見えてきませんね。今回、ディメイションイーターを小型化したMED弾を開発し、バジュラ対策としたようですが、それはただのおまけ・・・彼女の興味はすでにバジュラのクィーンの方にいっているようです。

三島はと言うとその新型兵器の完成に狂喜し、しかも彼の目的はクーデターだったという事実がオズマとキャシーによって明らかとなったのですから、随分と小物化したあと言う印象です。

まあ、大抵こういう輩はさらなる上位の存在に利用されている事が多いですから、最終的には利用価値がなくなったからポイッ・・・三島はグレイスに殺されてしまう可能性が高くなりましたね。

ところで、アイ君はやはりバジュラの幼生でしたね。三島がランカのライブをセッティングした目的は、彼女の歌によってバジュラを羽化させる事だったのでしょう。

そして恐らく、あの卵のようなものは卵ではなく蛹だと思います。バジュラの幼生から、何らかのきっかけで蛹化して、そして羽化する・・・ランカの歌はその成長を促進させるものではないか?という事が考えられますね。


さて、アルト、シェリル、ランカの恋の修羅場と共に、動き出した大きな陰謀・・・ここからストーリーは大きく動き出すことになりそうです。

ただ、今回の不満はアルトが家と向き合うという場面がなかったこと。実況ラジオでリスナーさんが、「なぜ父親と会わなかったのか?」という事をおっしゃっていたのですが、私もそれには同感です。

問題の解決はしなくても、父親と会い言葉を交わすだけでも違ったと思うのですよね。アルト自身の事情・・・確かに彼が色々な問題を抱えていることは分かりますが、そうした大きな存在との対峙が無い限り、共感しにくい部分出てくるのではないでしょうか?

クランの「逃げるな!」はむしろ、アルト君に言うべきだったのです。まあ、その代わりミシェルから、しっかり説教食らっていましたがね・・・。

ともかく次回は、エラい展開となりそうなので、期待しております。オズマ・・・再び死亡フラグを回避してくれ・・・。


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