(アニメ感想) マクロスFRONTIER 第23話 「トゥルー・ビギン」

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フロンティア船団内の資源はいよいよ窮乏してきた。食料は配給性になり、酸素は低下しつつあった。そんな中、アルトはV型感染症をわずらうシェリルに手料理をふるい、つかのまの安らぎの時を過ごす。だがその直後、アルトはビルラーと三島からバジュラの生態とランカの歌の秘密を聞き…。



いよいよ明かされたバジュラの生態・・・。バシュラは人類の敵なのか?

三島とSMSオーナーに呼び出されたアルト君・・・彼はここで、バジュラの秘密について聞かされることになります。これと同時に、グレイス達の目的も大体見えてきましたので、併せてちょっと解説していきますかね。

まず、バジュラは、星間物質や恒星からフォールドクォーツの原料を集めて回る習性を持つとのこと・・・彼らの体内でフォールドクォーツが生成されるのはそのためであったわけですね。そして、バジュラにとってこのフォールドクォーツは重要なもの・・・何せ、互いの通信手段(タイムラグなし)として必要となってくるものですからね。

だが、バジュラは脳を持ちません・・・。では脳を持たない彼らが、なぜ生物として成立するのか?それは、先ほど記述しました彼らの持つフォールドクォーツによるゼロタイム通信というものが大きなヒントとなっておりました。

バジュラは腸で・・・より正確に言えば、フォールド波を放つ腸内細菌のネットワークで情報伝達を行う。そしてそのネットワークはバジュラの群れ全体にも拡大され、一固体が一つのシナプスのような位置づけになっている。

つまり、バジュラには固体や自己といった概念はなく、一つの群れ、一つの種族で一個の生物のように振舞う・・・フォールド波によるネットワーク生物、それがバジュラであると・・・。

まあ彼らのそうした生態というのは、人類の常識に当てはめると全くもって意外なものでありましたが、これまでも彼らとの戦いの中で多くのヒントが示されていたと思います。フォールド波による迅速な情報伝達。そして、情報の共有による群体の急速な進化など・・・

バジュラは人を滅ぼそうとしていると三島は話しました。それが証拠に、腸内細菌(V型感染症)は決して人の腸には生着せず、それどころか人の脳を犯し死をもたらすではないか?と・・・。つまり、人とバジュラは根本的に相容れない存在だということ・・・。

ただ一つ例外を挙げるとすれば・・・それがランカという存在になります。彼女は生まれる以前、母胎内で感染しバジュラとの共存を選んだ・・・。それ故、ランカの腸にはV型感染症の細菌が寄生していても害を及ぼさないのでありましょう。

ただ、母胎で感染した場合の全てのケースで、ランカのように共存出来るかは不明・・・。

後、ランカの母親はV型感染症に感染していましたが、これはなぜでしょうかね?V型感染症には粘膜、体液感染意外に考えられない・・・もしかすると、父親が感染していたとか?まだ謎は多いですね・・・。


ではグレイス達の目的とは何なのか?プロトカルチャーすらなし得なかったもの?・・・

バジュラの謎については、多くが明かされました・・・。また、三島はバジュラ達が人類の殲滅にランカを利用しようとしていると話していましたが、さあ果たして真実はどうなのか?という事についてもおいおい明らかとなっていくでしょう。つまり、三島の言うことが全て正しいわけではないということ・・・。

ところで冒頭、グレイスがランカの母に対して何か意味深なセリフを吐いてましたね。「インプラントネットワーク理論とバジュラゼロタイムフォールド通信を組み合わせれば世界を変えることが出来る・・・」。今度は、この辺りについてちょっと考えていきたいと思います。

まず、以前にグレイス達(恐らくギャラクシーの上層部)が、一つのクローン体を数人の意識が共有しているという様な描写がありましたね。恐らく現在の彼女達は、肉体から意識を切り離し、ネットワーク上での意識体として存在し、他の者達とも繋がっているのでしょう

そして、ギャラクシーを出て行動する場合には、メンバーのうちの誰かのクローン体を使う・・・。これらは、個の概念を取っ払ったが故に、一つの肉体に縛られることがなくなる等、ある意味では、効率がいいと言えるかもしれませんね。そして、グレイス達のそうした思想は、バジュラの生態にも通ずる部分が多いということなのでしょう。


バジュラは脳は持ちませんが、個の集合体である、全体での情報の共有は、生存本能からきているものだと思います。ただ、それを考えるとグレイス達の目指すものとは、少し違うような気もしますね。

「全体で感覚と情報を共有しよう」は、今まさにグレイス達が体現しているものです。これに、バジュラのフォールド波通信が利用出来れば、彼女達の意識ネットワークの世界はさらに広がるでしょう。

グレイスとその一味が宇宙に飛び散り、そして意識の共有による全宇宙の支配・・・なんてことも可能なわけです。

つまり、グレイス達の考えるプロトカルチャーの限界とは「個の限界」であったのではないか?と妄想・・・。

プロトカルチャーは優れた種族であったのでしょう。高い知能と知識・・・それらがあってあれだけのテクノロジーを開発、そして活用が出来たわけです。

ただ、その一方で、個と言う自我が優先されたが故に争いも絶えなかった。実際、プロトカルチャーは二派に分かれて激しく争い、そこでゼントラーディと監察軍が作られました。その後プロトカルチャーがどうなったかは知りませんが、もしかすると宇宙の支配者となれず滅んだかもしれませんね。


知識と意識、時には肉体をも共有するグレイス達、個よりも全体を優先するバジュラ・・・この二つの種族の融合によって、人はプロトカルチャーを超えるのか?

・・・ただしこれは、ランカの母が目指した、人とバジュラとの共生の道からは大きく外れるものなのでしょうけどね・・・。


何だろうこのモヤモヤ感は?アルトは果たしてちゃんと決断したと言えるのだろうか?

ところで、アルト君ですが、どうやらシェリルとは同棲しているようですね。まあ、やることやった(?)みたいですから、これぐらい大したことではありませんかね?(苦笑)

で、そんなアルトとシェリルの関係はフロンテイアでも大きな噂になっていました。アルトと同じ隊の後輩君も興味津々のようで、作戦中に「実際のところはどうか」と尋ねています。もっともアルト君は「プライベートな事だから」とつれない返事を返していましたが・・・。

代わりに「バルキリー乗りのジンクス」について「作戦中に女の事をからかうといきなり撃墜される」と説明してくれたのです・・・。柿崎のことか~!!・・・いやあ~、彼って伝説になっていたのですねw


さてそれはともかく、今回は、SMSの離反を受け、三島達からも期待を受けるアルト君が、最終的にどのような決断を下すのか?そこが焦点であったわけですが、最後に示された彼の意志というのは、どうにも納得出来ないものであり、モヤモヤ感が残るだけとなってしまったのです・・・。

優しいのは罪・・・それが同情だと分かっていても甘えたくなるから・・・」、これは作中のシェリルの言葉です。それは、アルトが同情で、自分の側に寄り添っている事を知っていての言葉だったのでしょう。

前回の記事にも書きましたが、結局この二人の関係というのは、「不健康な相互依存」であると思うのですよ。

それは互いの傷のなめ合い・・・それによって妙な安心感が生まれるため、一つの逃避となってしまう。結果として、これが前に進むことを阻害する、大きな障害となってしまうでしょうね。現在のアルトがそうでありますし、シェリル自身はそれに気づいているから、焦燥感にを覚えている・・・。

そこへいくと、「あなたが成り行きで戦っているとしか思えない」と言った矢三郎さん指摘は的を得たものでした。それはアルト自身に、「なぜ戦っているのか?」、「なぜパイロットとなったのか?」を改めて問うた形となったわけですが・・・これについて、後で反芻するアルト・・・そして彼は一つの決断を下したのでした・・・。

で・・・「俺はランカを殺す!」 はあ~?なぜそうなるんだ、この野郎~!!・・・おっとすいません、少し取り乱してしまいました(汗)。

いや、アルト君の言いたいことは分かります。かつては守るべき対象だった少女・・・しかし、今は人類の敵となり人々の前に立ちはだかろうとしている・・・だから、フロンテイアを守るためには、ランカを倒さねばならない・・・その覚悟が自分にはあるのだと・・・うんうん、理解出来るんですよ、でもどうにも納得出来ない。

何というのかな・・・毎度の事ですが、アルトは非常に視野が狭いし、そんな中で判断し行動しようとしているから、おかしな事になっていくのだと思うのです。

例えば、SMSは三島より離反しました。その事実を彼はどう受け止めているのでしょうか?

幾ら、傭兵軍団とは言え、軍を離れて独自に行動しようとしているのです、余程の理由があるに違いない・・・と思わないのでしょうか?というか、送られたメールには三島の悪巧みについても、書かれていたはずですよね?それでも、三島に協力するのか?

彼はランカを利用し、今度はシェリルを利用しようとしている・・・惚れた女ならば、命がけで守れ!・・・そして、ランカを殺すではなく、バジュラ達から救い出そうという発想もないでしょうかね?・・・それがお前の愛か・・・否!!やはり、アルトはまともに向き合っていない・・・逃げているだけなのです。

相変わらず今回も、父親とまともに言葉を交わしませんでしたしね・・・。まず父親を乗り越えない事には、彼の真の自立はありえないでしょう・・・。クライマックスだと言うのに、どうも最近の展開にはイライラさせられることが多い・・・うーん、残念です。


さて、次回は二大歌姫のによる対決となるでしょうかね?SMSはどちらにつくのか?もしくは、第三勢力となって三つ巴の戦いが繰り広げられるのか?注目して見ていきましょう。


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