(アニメ感想) マクロス FRONTIER 第25話 「アナタノオト」

マクロスF(フロンティア) 4 (Blu-ray Disc)




バジュラたちとの決死の攻防を繰り返すクォーター。しかしバジュラを操る新たな存在が現れ、フロンティアの居住区アイランドワンは危機に瀕する。敵母艦に向かうバトルフロンティア。その時、戦艦のステージに現れたシルエットがあった・・・。



銀河に鳴り響く滅びの歌・・・しかし、そこに現れた救世主は!?

現れたのは、マクロスクォーター!!オズマは、ランカそしてバジュラさえも救うつもりのようです。この場面で、彼らの登場は重要でした。何せ人類にとっての真の敵が誰であるか?それをはっきりと人々に示したのですから・・・。

そして、生きていたアルト君・・・まあ、生きているだろうとは多くの方が予想していたと思いますが、やはりあまりにも予想通り過ぎて、驚きは少なかったか・・・。

ここでVF25が届けられ、アルトはランカを救い出す決意をします。シェリルの歌をバックに激しく繰り広げられる戦闘シーン。シェリルにとっても、作画陣(苦笑)にとっても前回のリベンジだ!といわんばかりの雰囲気でしたが、さすがにここでは大きな勢いを感じました。

そしてさらに物語は大きく動き出します・・・。バジュラを統べる者らしき存在と繋がったグレイス達・・・。いよいよそれが姿を現します・・・それはプロトカルチャーさえも恐れ、神格化したという超時空生命体バジュラだった!!

まさかこのような分かりやすいラスボスが登場するとは予想外でありましたね・・・。まあしかし、倒すべき対象がはっきりしたというのはラストの大きな盛り上がりを演出する上でも、重要なパートと言えるでしょう。


殴ったなあ~!グレイスにもお仕置きされたことないのに!!

圧倒的破壊神の前に、なすすべのない人類・・・。その時、どこからともなくランカの歌声が聞こえてきた・・・。怒りも悲しみも喜びも・・・その思いのすべてを歌に乗せて、歌い続けるよう促すブレラ。ランカは立ち上がり歌い始める・・・そして、銀河に響くアナタノオト・・・。

ここからは、初代マクロス劇場版「愛おぼえてますか?」のオマージュが各所に散りばめられていましたね。例えば、気持ちが沈むシェリルにビンタをして奮起させるランカのシーン・・・これは、決戦前歌うことに対しての迷いを生じさせるミンメイを輝がビンタしたシーンと重なります。

まあ、何で離れた場所にいる二人が触れられたのかは謎ですが(苦笑)、いやそんな事よりもここで問題にすべきは、アルトの「お前達は俺の翼だ!」というセリフでしょう。ははあ~ん、ここで堂々と「二股宣言」ですね。さらには、なぜかランカの誘導でシェリルのV型感染症が腸へと降りてくる展開・・・色々と力技で解決しやがったな・・・。

ということで、二大ヒロインが並び歌うという展開となったわけです。そしてSMS艦長から、全ての兵士に対して団結し真の敵を倒せとの通告が・・・ここも初代劇場版を思わせる場面でしたね(ブリタイの宣言)。

こうして、ランカとシェリルの歌がバックで流れる中、バジュラと人類が共闘し、真の敵であるグレイス達と戦うという場面が繰り広げられたわけですが、さすが最終回とだけあって映像面では恐ろしく力が入っていましたね。

というわけで、今日開催しました実況ラジオでのリスナー様の書き込みを紹介させていただきます


5 :おやっさん:2008/09/26(金) 01:34:10
おいおい、神とかいいだしたよ・・・17歳

7 :ごす:2008/09/26(金) 01:34:38
 超・時・空 生命体www



巨大ランカが実はギャラクシーだったり、グレイス達がクイーンと融合し破壊神となったりと、まあこういう展開は想像してなかったので、正直ポカ~ンとしてしまいましたが、やはりラストバトルは分かりやすいラスボスが登場しないと盛り上がらない面もありますからね・・・。というか、マクロスだからこそ、こうした展開も許されるのかもしれません。


17 :おやっさん:2008/09/26(金) 01:41:34
メドレーですね、わかりました

19 :ごす:2008/09/26(金) 01:45:17
ランカ説明的・・・バジュラは脳味噌無くても理解できるんですかね?

BGMがメドレーリミックスですな

30 :ジーノ:2008/09/26(金) 01:55:42
歌の連続で、テンション上がったけど、メドレーで、交互の歌うから、
何を歌ってるのかよくわからなくてね。



最後はメドレーでランカとシェリルの歌が交互に展開されたわけですが、これは今までのマクロスにはなかったものかもしれません。どの歌も人気がありましたから、ファンサービス的で面白いとは思いました。リアルタイム放送時にはあまり感じませんでしたが、改めて見直して見ると結構燃えるものはありました。


人とバジュラがもたらした勝利・・・それの意味するところは・・・

バジュラが道を切り開き、その後に続く人類・・・決して譲れない戦いが、そこにはあった・・・。

シェリルとランカの歌を背にバルキリーで宇宙を駆けるアルト。ここにブレラも加わり、この二人の共闘が何とも痛快でありました。そして、クランから渡されたミシェルのライフルによってグレイスを撃ち抜くアルトのシーンでは、大きなカタルシスを得ることが出来たのです。

こうして人類は戦いに勝利し、バジュラの母星へと降り立った・・・おそらくここで人々は、バジュラとの共生を目指し暮らしていくのでしょうね。これこそが、ランカの母が望んだ理想だったのかもしれません。三島にもグレイスにもなかった新たな道の模索・・・それは娘によって受け継がれていくでしょう。何せ、人とバジュラの架け橋となる二人の歌姫がいるのですから・・・


劇場版の製作が決定!!そして最終回を迎えるも残された謎・・・。ビルラーはなぜミンメイに会いたがっていたのか?そして、プロトカルチャーとバジュラのン関係とは?

さて、ようやく本物の空を手にしたアルト君・・・もはや、恋愛については興味なしといった様子ですが、結局のところこの三角関係に決着はついたのでしょうか?

最後シェリルの横顔を見つめ、複雑な表情を見せたランカからの心境を言葉にするなら、「やっぱり、この人には敵わないなあ~・・・」と言ったところでしょうか?

ランカにとってシェリルは憧れの存在であったわけです。自身を取り戻し、大きな輝きを見せるシェリルの姿は、さぞまぶしく映ったことでしょうね

あのシーンでは、「やっぱり、この人は凄い」という確認と、だからこそ目標とし超えなければならないというランカの強い意志を見た気がします。それは、もちろん歌手としても、そして恋愛面でも・・・。まあ、今のところは、ややシェリルが優勢な気もしますが、アルトがあの通り能天気ですから(苦笑)、三人とも新天地で、まだスタートラインに立ったばかりと言ったところでしょう。


ところで、最終回を迎えまして・・・しかし、まだ幾つかの謎は残されたままであります。例えば、ビルラーの目的がなんだったのか?・・・。

彼が最後にミンメイの写真を大切そうに持っていたところからも分かるように、「会いたい」と話していたのはミンメイの事なんでしょう。では、フォールドクォーツを手に入れてどうするつもりだったのか?

ご存知の通り、フォールドクォーツはフォールド断層を無視した航行を可能とします。ビルラーはこれを使い、「全銀河レベルで物流と通信を独占する」という目的も持っていたようですが、それももしかすると大きな探しものをするための手段に過ぎなかったのか・・・

ちなみに、その大きな探しものとは現在行方不明になっている「メガロード01」ではないかと私は考えています。

メガロード01は、未沙を艦長とした大型移民船団です。輝、そしてミンメイもそれに乗り込んでいましたが、実は「2016年、銀河系中心部で謎の失踪を遂げた」とあります。その後メガロード01がどうなったのかは誰も知らず・・・おそらくビルラーはフォールドクォーツを使って、銀河中を回りミンメイを探し出すつもりだったのではないか?

ビルラ-がミンメイに抱く想いは、思慕の念に近いものがあるのでしょう。ミンメイとはゼントラに文化の目覚めを与えた存在・・・そこには理屈を超えた彼らにしか分からない何かがあるのだと思います


さて、最後にバジュラとプロトカルチャーの関係について・・・。私はバジュラとはプロトカルチャーが生み出した存在ではないかと考えていたのですが、グレイスの発言を聞く限り、どうやらそれは違っていたようです。

プロトカルチャーは、バジュラを恐れ神格化したと・・・。言葉どおりに受け取るならば、プロトカルチャーにとって、バジュラは未知の生物であり、その生態についての解明もほとんどなされていなかったのかもしれません

ただ、そうなるとマクロスゼロに登場した「鳥の人」が気になりますね。あれは、プロトカルチャーが造りしものだったはず・・・そして、その姿はグレイス達が同化した「超時空生命体バジュラ」にソックリなものでありました。

プロトカルチャーはバジュラを恐れながらも、それと同じような存在を創り出してしまったという事か・・・。うーん、やはりまだ謎は残りますね。

ちなみに、この鳥の人を目覚めさせたのはマオ・ノームの姉であるサラノーム・・・。マオ・ノームが鳥の人についての研究を進めた際に、プロトカルチャー、そしてバジュラの存在にたどり着いたという事実は、ゼロとFの物語を自然に繋げるものとして納得出来る設定であったと思います


(総評)マクロスFという作品・・・

グレイス達の目指したものというのは、現在放送中のコードギアスR2でシャルルがやろうとした「全ての人の心を一つにする」、もっと言えばエヴァの人類補完計画に近いものがあったと思います。もっとも、全てを共有・・・と言いつつも、グレイス達は上位概念として存在するので、人類補完計画とは少し違いますね

この手の話しというのは、他の作品でも散々やり尽くしたテーマのような気がしますが、主人公のアルトが出した答えは、人はどこまでいっても一人だが、だからこそ人を愛するんだ!というもの・・・うーん、分かったような分からないような理屈でありますね(苦笑)。

繰り返すようですが、バジュラとは、この宇宙で生き抜くもう一つの可能性を示した生命体であったのではないでしょうか?人は個として存在し、それ故に様々なすれ違いや争いを生み出す・・・地球人類の生みの親であるプロトカルチャーは、それが原因で滅びてしまいました

ところが個の認識を持たないバジュラは、全てがフォールド波で繋がり意識を共有し、その繋がりが全体の進化を促していく・・・それが全宇宙に広がったとしたら・・・プロトカルチャーが脅威に感じたのも分かる気がしますね。

ただ、人類とバジュラの共生という道も残されていました。この両種族の遭遇が今後どういうものとなるかは、アルト達次第ということで・・・まあ、ラストはうまくまとめられていたのではないでしょうか?


しかし、色々とごまかされたような気がして、何とも腑に落ちない点があるのも確か・・・。

私にとっての一番の不満は、主人公アルトの成長をちゃんと描けていないところですかね。初代マクロスの輝は、まさに昨今のギャルゲー主人公の原型とも言うべき無個性で、薄い存在でありました。

ただこの作品の主人公であるアルトの場合は、物語の中で彼自身が抱える事情というものを映し出す場面が多く、放送当初は真っ当に主人公の成長を描いてくれるものだと期待していたのですが・・・結局のところ、乗り越えるべき父親(家そのものの象徴)との対峙をうやむやにしたのが問題だったのだと思います

アルトが空を追い求め続ける理由・・・しかし、それは一つの逃げではなかったのか?という問いかけ・・・では何から逃げていたのか?というと、その心の動機を明かせば、やはり「家の問題」が大きく関係しているのでしょう。そこを乗り越えないことには、彼自身の心の成長を描ききったとは思えない・・・能天気に空飛んではしゃいでいる場合ではないですね(苦笑)。

まあ、全てはこれから・・・という意味で捉えるならば、あの結末でもそれなりに納得のいくものではありますが・・・。

しかし、ラストの音楽と映像の融合には素晴らしいものがありましたね。これまで、シェリルとランカの歌が多くのシーンで挿入され、視聴者にとって印象深く残っていたからこそ、あの場面では大きな盛り上がりを演出する事で出来たのでしょうね。まさにマクロスでありました。


最後に、これまでのマクロスシリーズを見てきたファンとして、この時代にマクロスの新作が見られたという事をとても嬉しく思っております。ラストは、初代マクロス(TV版、劇場版)のオマージュで溢れ、熱くなるものもありました。

私は、Fはマクロスシリーズの集大成的意味合いを込められて製作されていると思いますので、これらのファンサービス的要素はアリだと考えます。

しかし、仮に次回作が作られるとしたら、ある程度初代や他の作品の呪縛から解き放たれた形で新しい作品性というものを提示して欲しいですね。まあ、その前にFは劇場版が公開されるようなので、これに大きく期待しています

というわけで、スタッフ並びに声優の皆様お疲れ様でした。また、この作品の感想記事を見てくださった方、コメントを下さった方、本当にありがとうございました。よろしければ感想等を聞かせて頂けると嬉しいです。

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マクロスFがいよいよ最終回を迎えました。10月1日(水)に放送予定のネットラジオ「マクロスF&コードギアス特集」を開催する予定でございます。そこで、両作品の最終話の感想記事を募集しております。どちらの記事でも(あるいは両方)でも構いません。「ラジオでうちの記事を読んでもいいよ~」と言う方がおられましたら、是非コメントか、メールでご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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