(アニメ感想) コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第25話 「Re;」

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume03






ゼロレクイエム。すべてははルルーシュとスザクの約束の為に。さらばルルーシュ、ゼロ最後の日!?さよならスザク、さらば戦いの日々そして・・・コードギアス最終回!万感の想いを胸に全力で刮目せよ!



ナナリーとルルーシュの対峙・・・それはまさにルルーシュの過去との対峙でもあった・・・

開眼したナナリーと向き合うルルーシュ。果たしてルルーシュはナナリーにギアスをかけるのか?ここはルルーシュにとって、最後の決断を迫られる重要な場面でありました。

前回も言いましたが、ナナリーとの対峙は、過去のルルーシュ自身の対峙とも捉えられるわけです。ルルーシュはこれまでの多くの気づきの中で成長を続けた・・・そして今、その成長をもって自身の過去と向き合っている・・・ではここでどのような答えを出すのか?

ナナリーはお兄様と幸せに暮らせればそれで良かった」とルルーシュに話します。ナナリーのためと、彼女の幸せに暮らせる世界を望みゼロとなったルルーシュ。しかし、それはシュナイゼルやシャルルのやろうとした事と同じく、押し付けの平和であったわけです。

それでも、「抗うことが必要」と答えるのはルルーシュ・・・。これはルルーシュだけではなく、カレンも扇もヴィレッタ・・・それぞれに言えることなのですが、そうした抗いは「居場所欲しかった」というささやかな願いに端を発しているのです。

こんなにも世界は思い通りにならない・・・だから、それに抗いたい・・・しかし、「それこそが卑劣だと言えるのです」とナナリー。ならば、恐怖による支配を実現する(人の意志を捻じ曲げる)ダモクレスはどうなのか? この問いに対するナナリーの答えは、ルルーシュに大きな衝撃を与えたのです・・・。

ダモクレスは憎しみの象徴になります。憎しみはここに集めるんです。皆が明日を迎えるためにも・・・」。なるほど・・・この言葉を聞いたルルーシュは、何かを悟ったような表情を見せ、ナナリーにギアスをかけました。あれだけ、ナナリーにギアスを使うことを嫌っていたのになぜか?・・・。

これに関しては、後ほど「ルルーシュ自身の目指すものとは何か」と合わせて詳しく解説していきたいと思います。ルルーシュは全てを背負う覚悟のようだ・・・


戦いその後・・・そして、始まるゼロレクイエム・・・

スザクとカレンの戦い・・・互いに譲れない、意地と意地のぶつかり合いは壮絶なものとなりました。やはり、スザクと互角に渡り合えるのはカレンしかいなかったわけです。機体性能は紅蓮が上、しかしパイロット性能はスザクの方が上回るか・・・そして、最後は相撃ちにて勝負が決したのでした・・・。

ここで、仲間が側にいたカレンは助かりましたが、スザクは・・・。こうして、戦いは終わりを告げ、ルルーシュは大きな勝利を手にしたのです。絶対なる支配の力と共に・・・。


戦いの2ヵ月後・・・また2ヶ月後か~い!という突っ込み、とてもよく分かりますw。
これは作り手の意図したものなのでしょうが、コードギアスはこのように同じようなパターンや演出を繰り返し使う傾向にあります


例えば、二期のR2では一期の展開をなぞるようにストーリーが進行しました。そして今回の世界の王となったルルーシュが、反逆者達が処刑しようとするシーン・・・ここも、一期でジェレミアが初めてゼロと遭遇した時の事を思い出させる場面でありましたね。

以前にも述べましたが、こうした構成は恐らく繰り返される悲劇の連環というものを表しているのだと思います。また、同じように悲劇は巡るのか!?・・・ルルーシュはここで最後の答えを提示したのです・・・


ルルーシュの前に現れたのはゼロ!!・・・まあ、予想通りと思える展開でございましたね。ここからの展開は、前々回の記事の「ゼロレクイエムとは何か?」の考察で書いた通りでありましたが、やはりルルーシュの目的はスザクに自分を殺させることだったわけです。

ルルーシュは、力の支配によって世界を一つにしました。しかし、それが本来の目的ではありません。全ての憎しみを一身に引き受けること・・・それは、かつてスザクが言った「ウソを演じるなら最後まで演じてみせろ」を体言したものでしょう

そして、彼は皇帝の仮面を被り、見事に暴君を演じきってみせました。しかしそれは、よくよく考えてみるとナナリーが「ダモクレスを憎しみの象徴として、憎しみを全てここに集める」といった精神と共通するところではないでしょうか?ナナリーもまた、自らの意志によってフレイヤをのボタンを押すことで、憎しみの全てを背負おうとしたのでしょうね。

結局、二人の行き着いた答えは同じものであったわけです。ルルーシュはその事に気づいたからこそ、ナナリーはすでに立派に自立していると喜び、そしてこの憎まれ役は自分が全て引き受けるのだという覚悟で、彼女にギアスをかけたのです。それも愛ゆえの行動・・・ルルーシュはナナリーが自分へと向ける憎しみさえも、背負おうとしたのだ・・・。

そして最後、ゼロを演じるスザクに、自身を殺させました。それは、悲劇の連鎖を止めるため・・・ルルーシュの出した最後の答えであったわけです。まさに自己犠牲によって、世界の未来を残された人々に託したかっこうですね。これは、シュナイゼル、そしてシャルルでは決して到達しなかった結論でしょうね

そして、スザクもまた、ゼロとして生き、正義を演じ続けなければならないという責任を負いました。それは、スザク自身の抱える罪の代償であり、その覚悟が彼にはあるということが最後に示されました。

ルルーシュが世界を壊し、そして残された人によって再び形作られる世界・・・ルルーシュが信じた人々は、世界をより良い方向へと導いてくれるのだろうか?うん、きっと・・・


最終回を迎えたコードギアス・・・実況掲示板のリスナー様の反応は・・・

色々と語りたい事はありますが、まずその前に、今日開催しました実況ラジオ、その掲示板でのリスナー様の意見を幾つか紹介したいと思います。


24 :ジーノ:2008/09/28(日) 17:09:27
ナナリーがユフィと同じく耐えて見せたのは、やっぱり凄いな。



確かにユフィがギアスの力に抗って見せたように、ナナリーもある程度は耐えようとしましたね。ギアスが、人の意志を捻じ曲げる力とするならば、仮にそれを超越するような強い意志があれば、乗り越えられるものなのかもしれませんね。そのような可能性をこの二人の意志には、見た気がします。


63 :リスナーさん:2008/09/28(日) 17:27:00
ナナリーのあのリーディング能力はなんだ??

99 :リスナーさん:2008/09/28(日) 17:42:32
730 [名無し]さん(bin+cue).rar [sage] 2008/09/28(日) 17:29:49 ID:8LuEwKl90 (PC)

ナナリーが接触したら記憶が流れ込んだって事はルルーシュにCCのコードが移ってるんだろ
つまりルルーシュは不老不死になってるので死んでません

105 :二人の猫:2008/09/28(日) 17:45:01
>>99
それは俺も考えたけど、最後の会話があるから微妙だと思う

110 :おやっさん:2008/09/28(日) 17:46:37
>>99

ナナリーは、まぁなんか不思議な能力あるからさ・・・
多分記憶が流れたってのは演出でナナリーがルル山の真意をわかったって琴田と思うんだよな



ナナリーが最後ルルーシュの手に触れたことによって全てを悟ったあのシーン。あれはルルーシュがコードを受け継いだために起こった現象ではないか?という説・・・。

私はこれに関して、110番さんと同意見です。あのシーンで作り手が見せたかったのは、そこではないと思っています。

ナナリーは相手の手に触れるだけで、その人がウソを言っているかどうかを見抜ける能力を持っていました。

悲劇の連鎖が、人の心のすれ違いによって生じているとするならば、それは相手の気持ちを理解することこそが解決の大きなヒントとなっているのでしょう。そこが、私がナナリーがこの作品の救いであると考える所以であります

彼女は、最後にルルーシュの真意に気づいた。そうした気づきをもって、自分が果たすべき役割も理解したはず。後日談を見る限りも、ナナリーは周りのサポートを受け、自分のなすべき事をなそうとしているようですね。

彼女が人々を理解し、そして多くが繋がっていくとしたら・・・やはり、ルルーシュの理想を真の意味で受け継げるのはナナリーだけなのであります


68 :リスナーさん:2008/09/28(日) 17:29:48
あんな事で戦争の憎しみの連鎖が消えないと思うがな

69 :おやっさん:2008/09/28(日) 17:30:44
>>68

要するに、今までよりもひどい皇帝を演じることで憎しみの矛先をすべてルル山に2ヶ月で向けたってことでしょ

77 :リスナーさん:2008/09/28(日) 17:33:38
いや、自分の家族が戦争の犠牲になってたら
憎むのは絶対ブリタニア人でしょ これは一生消えないし



罪を抱えるルルーシュが、憎しみの連鎖を断ち切るためにやれることと言うのはこれしか残されていなかったのか?というのは議論の余地があると思いますが、ただ最後はルルーシュが人々に全てを託したということで、まだ結論は出てない段階であります。

これで憎しみの連鎖が消えるかどうかは残された人々が、どう世界を変えていくかにかかっているのですが、「人々の幸せになろうとする力」は信じるに足るものだ・・・それがルルーシュの出した結論なのでしょう。何もかもこれからなのです


161 :二人の猫:2008/09/28(日) 18:09:13
まぁ、死んでわびる形になったのは、賛否両論あっていいと思う。

今回見て、やっぱり最終回パワーってのは必要だと思ったよ。
俺もなんとなく、細かいところは許せる感じになってるしw

173 :二人の猫:2008/09/28(日) 18:11:56
もちろん、理想や未来のためにルル山は死んだ。
ただ、形として、わびる形になったのも事実。
生きて何か出来ることはなかったのか? と、こっち側が考える必要があると思うよ。



結果として死んで詫びる形になったということかな?ルルーシュは、生きてこそ何かを伝えることが出来たのではないか?というのは確かに考慮の余地ありですね。

ちなみに、私はルルーシュがゼロレクイエムの話しを出した時に、ふと頭に浮かんだ作品があります。それは10月から三期が始まる「地獄少女」この作品の二期であります。

この作品にも、不条理の連鎖をどのように食い止めるのか?というテーマがあり、ここにはコードギアスとの共通性が見受けられます。実は、その答えのヒントとしてある親子のエピソードで、母親のとった行動があったわけですが、それもルルーシュと同じく「自己犠牲」でありました

「自己犠牲」はキリスト教において、「愛」だとされていると聞きます。あのエピソードで、母親が娘を想い取った行動、そして主人公であるアイの最後・・・それらは他者を生かすために示した、まさしく「愛」と言えるものだったのでしょうね。

そして、ルルーシュの場合も同じです。彼は多くの憎しみを担いました。最後、スザクに自分を討たせるという行為は、その多くの憎しみを断ち切るという示しでもあったのでしょう。もちろん、それで人々に残る憎しみの全てが解消されることはないとは思いますが・・・ただある種、象徴的行為として人々の中に残ったはずです。

また、スザクにとって生き続けることこそが苦しみであり、その一方でルルーシュにとっての罰は「孤独のまま死ぬ」というものであったと思います。こう考えると作品テーマ的に、やはりルルーシュを殺す意外の選択は残されていなかったように思えますね

うーん、ルルーシュが生きて出来ることと言うのが思いつかない・・・。彼が生きていても、憎しみの連鎖をまた引き起こすだけのような気がします。・・・これに関しては他の方の意見も聞いてみたいですね。


最終回を迎えての総評・・・コードギアスR2は駄作だったのか?

何とも刺激的なタイトルをつけてしまいましたが、いや決してこの作品の批判だけを展開していこうというつもりではございません。二期であるR2は中盤以降、どうにもネットでの評判が悪かったので、では全体的に見てどうだったのか?そこをもう一度考えてみたいと思いました。

とりあえず、放送後の実況掲示板での皆さんの反応を紹介させて頂きます。


55 :いーじす:2008/09/28(日) 17:23:40
面白いけど、認められん

61 :AK:2008/09/28(日) 17:26:19
ごめん、面白かった

64 :にゃ~とん:2008/09/28(日) 17:27:21
泣いちゃいました

67 :二人の猫:2008/09/28(日) 17:29:40
こっちはマクロスFの最終回よりパワーはあったけど
消化不良が多すぎて何やっても許されなかったなw

70 :リスナーさん:2008/09/28(日) 17:30:49
ただマクロスFよりかは逃げてないかもな

74 :ジーノ:2008/09/28(日) 17:32:52
感無量。素晴らしい。
正義には正義の苦しみ。悪は、悪の信念に基づく行動で、爽快に行動したし。
キャラ配置も全員役割を果たしたし。物語性は飛び抜けていたな。
本当に素晴らしい。

111 :ごす:2008/09/28(日) 17:46:40
 オレンジがラストまでカッコよかったwww

「ゼロ・レクイエム」って言葉で想像できたラストだった
ことが不満 (w

 ま、こういう終わりが一番収まりが良かったのかも



他の感想サイトも拝見しましたが、最終回だけを見るならば全体的にはいい評価が下されていたように思えます。私としても、この最終回はルルーシュとナナリーの対峙、ルルーシュの出した答えと行動、そしてその後の世界の人々の向かう先というものを見事に描ききった納得出来るラストであったと思っています

また実況掲示板を見る限りは、やはり人気作であったマクロスFと、どうしても比べられてしまうところはありましたが、マクロスFの方は色々と投げていた部分があり、それに比べてこのコードギアスはすっきりとして気持ちでエンディングが迎えられたのではないかと思います。


ところで、先日開催したラジオでは「コードギアス特集」をしたのですが、そこでリスナー様から「十数年続いたエヴァンゲリオンコンプレックスから一歩踏み出せた作品ではないか?」という意見が聞かれました。

エヴァンゲリオンコンプレックスと言えば、エヴァ以降の所謂、セカイ系と呼ばれる作品、またはロボットアニメ作品の中で、エヴァの呪縛に捉われてしまっている状態をさしているのだと思います。

実際コードギアスも「ラグナレクの接続の回」では人類補完計画まがいの野望をシャルルが持っていたことが明らかとなったわけですが、そこでルルーシュが示した結論というのは、その「人類補完計画」を真っ向から否定するものであり、そしてその後に彼はシャルルやシュナイゼルもたどり着けなかった、「自己犠牲」という結論に至ったのです

それは、エヴァの人類補完計画が実行された後に見せた、ある種の気持ち悪さに対する否定とも捉えられ、私自身には納得出来るものでした。

また、エヴァとコードギアスには共通して「父親殺し」というテーマが内在し、エヴァの逃げ続けたシンジ君に比べると、ルルーシュはちゃんと父親と向き合いそれを乗り越えたという部分でも大きな意味があったのではないかと思います。やはりコードギアスは、ルルーシュの成長を描いた作品であったのでしょうね


さて、4クール渡って放送された本作品・・・。二期の中盤以降は賛否両論でしたが、結局、最終回で大きく挽回することとなりました。不思議なもので、それまでの展開がどれだけ素晴らしくても、最終回がつまらなければ作品の評価は大きく下がってしまうのです。

コードギアスはその逆で、この最終回によって、視聴者の反応も大きく変わったのではないでしょうか?やはり、最終回は重要なのだなということを改めて認識させられた次第でありました

ともかく、色々な意味で楽しませてもらって作品です・・・やはり最終回となると寂しいですね。スタッフ並びに声優の皆様お疲れ様でした。また、これまで感想記事を読んでくださった方、コメントを下さった方、本当にありがとうございます。よろしければ感想等を聞かせてくださいませ。

↑よろしければポチって押して頂けると励みになります。コメントを頂けるともっと嬉しいです


<ブロガーの皆様に需要なお知らせ・感想記事を募集しております>

コードギアスがいよいよ最終回を迎えました。10月1日(水)に放送予定のネットラジオ「コードギアス特集&マクロスF」を開催する予定でございます。そこで、両作品の最終話の感想記事を募集しております。どちらの記事でも(あるいは両方)でも構いません。「ラジオでうちの記事を読んでもいいよ~」と言う方がおられましたら、是非コメントか、メールでご連絡ください。よろしくお願いいたします。

メールアドレス→koubow@hotmail.com

http://ebifurya824.blog87.fc2.com/tb.php/11-ba1ba1c5
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/c0c50a009f
http://d.hatena.ne.jp/yamaman/20081001/1222858777
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/645e5842f4
http://yaplog.jp/ruria/tb_ping/36
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/a4d8416f02

0 Comments

Post a comment