(アニメ感想) 宇宙をかける少女 第26話 「あしもとに宇宙」

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プリンス・オブ・ダークネスを倒すために向かった秋葉達。コロニー内部への侵入は成功するが、展開された超空間断層により先に進めなくなってしまう。同じ頃、レオパルドの周りにはネルヴァルとベンケイ、クサンチッペが集結していた。風音はネルヴァルに手を組むよう申し出る。一方、神楽はナミと対峙していた・・・。





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やはり、どのファクターも処理しきれないまま、中途半端な形で締めてしまったか・・・。結局、アイドルマスターゼノグラシアの二の舞いを繰り返してしまった。


まず、一番重要であるはずのヒロイン・秋葉の成長をうまく描く事は出来なかったですね。

彼女はうつろう者であったが、姉より「宇宙をかける少女」の称号を与えられたことにより、自身の役割を理解しもっと積極的に動いてくれるものだと思っていました

しかし、秋葉は終盤まで迷い続け、最後の強い決意もイモちゃんに促された結果であり、秋葉がそうしなければならない理由というものを感じる事は出来ませんでした。

そもそも、この物語の中で、彼女はあまり大切に描かれていなかったという印象があります。

どちらかと言うとナミやいつき、つつじ達に押され気味で、時折思い出したように、秋葉の心情描写を入れるぐらい・・・だから、彼女の心の変遷には連続性がなく、いつも唐突に感じそれは最後までそうだった

と言うか、キャラクターが多すぎたのでしょう。もっとキャラクターの関係性を絞って描いた方が良かった。例えば、秋葉とナミ、それからレオパルドとネルヴァルの因縁を中心にストーリーを進行させるべきだったのではないか?

哀れな事にナミは完全放置で、一応の救済措置として神楽が彼女の元に向かったけど、やはり神楽ではナミの荒ぶる魂を受け止めきる事は出来ない。それ故、あのような形での決着となったのでしょう・・・「何て勝手なのどいつもこいつも!!」ナミの怒りはもっともでございます


レオパルドとネルヴァルについては・・・もうここが一番壊滅的でしたな。一体レオパルドの自己実現とは何だったのか ?

全てのパーツを集めた後に、何が彼に及ぼされたのか?私にはさっぱり理解出来ませんでした。

さらに、秋葉が彼の暴走を止める形になった場面においても、そこには大したドラマ性を感じられない。

それを演出するためには、もっとこの二人が密接に関わり合わなくてはならないかった。心の交流と呼べるものもなかったし、精神的繋がりも希薄・・・ただ、形式上必要となるから、一緒にいただけ

確かに秋葉とレオパルドには共通性があるけど、でも本当にそれだけだったと思います。


そしてネルヴァルは・・・結局、人類の箱人間化計画は間違っていたと考えたのでしょうかね?その辺りも随分と曖昧になっていました。

この物語は、息子の父親越えというテーマも含んでいたのでしょう?だからこそ、レオパルドはネルヴァルを打倒しなくてはならなかったし、だけどそれは決して本体の破壊によって達成されるものではなく、その価値観を凌駕する何かをレオパルドが提示ことで、完結するストーリーであったと私は考えています

やはり、そこも描ききれなかった・・・他にも、挙げればキリがないほど不完全燃焼の燃えカスが散らばっているのですが、批判ばかり記述するのもアレなのでやめておきましょう。


でも、キャラクターはどれも魅力的だったなあ~。人間化したネルヴァルは何とも人間臭くて良かったし、いつきの不器用さ、つつじの後半の輝き、途中まで愛すべき敵役を演じてくれたブーミン、そして永遠のマスコットイモちゃん!等・・・ホントいい味出してたわぁ~!

良作になる可能性は十分に秘めていた作品!・・・だけど、どうしてこんなことに・・・でも、私は楽しみましたよ。特に後半はつつじに夢中でしたから(苦笑)。ホント、ナミを拾ってどうするつもりなんでしょうね?想像しただけでゾクゾクしますわ。

そんなわけで、スタッフ並びに声優の皆様お疲れ様でした。またこれまで私の感想記事を読んでくださった方、コメントを下さった方、本当にありがとうございました。よろしければ感想等を聞かせてくださいませ。


<7月3日(金) 夜9時から「エヴァンゲリオン特集&エヴァ新劇場版 序実況ラジオ」を堂々開催!!>

現在「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」が絶賛公開中ですが、7月3日(金)に金曜ロードショー枠で「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序」が放送されます。

これに合わせて7月3日の夜9時からは「エヴァンゲリオン実況ラジオ」、そして放送後の夜11時からは「ピッコロのらじお♪夏休み特別企画」と題しまして「エヴァンゲリオン特集ラジオ」を開催する予定でございます

後の作品に大きな影響を与えたとされるエヴァンゲリオンについてもう一度語り合おうではないかという企画です。アニメ好きが集まり、批評、考察、分析・・・等等様々な視点からエヴァについて語りつくしたいと思っています。

当日は掲示板も設置しますので、是非多くの方に参加して頂きたいと思っています。詳しい事は後日当ブログのトップページにて発表いたしますので、どうかチェックしてくださいませ。

http://d.hatena.ne.jp/mike_neko/20090630/1246320456

2 Comments

ネルヴァリスト  

全ての人の心をひとつに

初めまして、個人的には箱人間化計画も間違いではないと思うけど
否定派?確かに否定できる所があるのは認めますが、

こういう計画を否定するのは、全ての人の心をひとつにしたり
戦争の無い平和を否定する考えにもなって行くと思えて自分には
仕方ないんですよ。

貴方はネルヴァルよりすばらしい世界を作れますか?
ネルヴァルの人々への信頼のなさ~のくだりは
貴方の完全な妄想だし…可能性を摘み取っているというのも、
ネルヴァルは進化するAIだと言う事で、説得力ありません
ネルヴァルが箱人間と対話する道をとる未来もあるかもしれないし
人間の箱人間化を諦めたネルヴァルこそ人々への
信頼を無くした様に自分には思えたけど?24話見て

「与えられた幸せではなく、自らの手でそれを掴み取る勇気」とか
言ってますが、社会と言う物は明らかに誰かに与えられた幸せだし、
自ら幸せをつかむ行為も独善的だったら、争いにもなります。
個人が自らの手で未来を掴むその世界に、秩序はありますか?
むしろ個人が自らの手で未来を掴むって考えは争いを肯定してるし
まあ自らの手で未来を掴むのも、確かに大切なのは認めるけどね!

現実逃避だって悪いか?と言われるとそんな事ないしさ!
色々批判めいた事言ってしまい、すいません、後
箱人間と似た様な、マキナ人間を伝えて下さりありがとうございます。
(おまけに箱人間、マキナ人間の闇の側面、フェストゥムも知ったし)
実はこの手の話好きだし^^♪
(一応言っとくと全ての人の心をひとつにって考えも
ひとつ間違えると恐ろしい結果になるよな…ここが難しい所!)
ちなみに箱に入るか聴かれると、自分の注文聴いてくれるか?
で決めますけどね(そのままでは入らない、つつじタイプの人間だし)

宇宙をかける少女 第21話感想には全面的に同意^^!
良作になる可能性は十分に秘めていた作品!なのにね!
個人的には、「自分で掴み取る未来vs与えられた幸せと平和」で
通して、両方を経験した秋葉がそれぞれの長所と短所を考え
秋葉とネルヴァルが話し合うってラストにして欲しかったな!
話見るに秋葉は両方経験できる稀有なキャラだった!

2012/08/14 (Tue) 09:03 | EDIT | REPLY |   

ピッコロ  

No title

ネルヴァリスト さんへ

こんにちは、コメントありがとうございます。

随分古い記事になりますが反応して下さる方がいて嬉しいです。が、この作品事態もう3年前のものであり、私自身この作品の記憶が相当に薄れていますので、頂いた反論に対してお答えできないのが残念であります。

しかしながらこの作品が放送されている時にこの作品のテーマを一生懸命汲み取ろうと見ていたことは確かですし、この作品と真剣に向き合おうとしていたということだけは理解してもらえればと思います。

まあ今見るとまた感想も違っているかもしれません。3年という月日は私にとってあまりにも長かったですから。

最後に私の感想を真剣に受け止めて頂いてありがとうございました。こうして何年も経ってからコメントを頂けると本当に嬉しいです。感謝いたいします

2012/08/14 (Tue) 12:56 | REPLY |   

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