(アニメ感想) 青い文学シリーズ 第1話 人間失格 「鎌倉心中」

人間失格 (集英社文庫)
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恥の多い生涯を送って来ました――。



大庭葉蔵は裕福な生まれだった。彼は、人間の生活に検討がつかない、そういう種の男だった。

貧しい人間からカンパを搾取するための、真似事の左翼運動に参加し、その日を暮らす……。昭和四年、夏。

いつものように芝居をし、金をせしめる葉蔵。だが突如反社会的な運動を検挙すべく現れた、特高の小菅に追われ、

逃亡するはめになる。逃げ込んだ先は、恒子という女のいるカフェだった。

匿われる葉蔵。一度はごまかせたものの、すぐに気づかれ、恒子に庇われ再び出奔する。道中、彼は思い出す。

作り笑顔をする自分を。妖しげに嗤う女中たちを。恒子のところに戻り、ふたりはその夜、枕をともにする。

情事の後、あなたは純粋だ、と微笑む彼女に、葉蔵は殺意を覚える。

そして、過去父を怒らせたことを反芻し、生きていることの恥ずかしさに想いを馳せた。

葉蔵と恒子。ふたりはどちらともなく呟く。「一緒に死んでくれないか」。






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視聴した後、幾つかの感想サイトを巡ってみたけど、多かったのは「昔読んだけどあまり記憶がない」という意見。

かく言う私も、この作品は中学生の時に読んだのですが、さすがに20年近く前の話しなので、ほとんど覚えてないのですよね。

このような名作文学って一度読むと、暫く読んだという満足感から、再び読み直すということがほとんどない。私の場合、それで今に至るわけですが、まあこれを機会にもう一度読み直したいという気分でございます

そんなわけで、大筋のストーリーは分かっていても、詳細についてはほとんど覚えてない状態・・・原作はアニメ放送中に出来るだけ読み終え、感想は書いていきたいものです。


さて原作については、もう説明の必要はないでしょうが一応・・・これは、太宰治の代表作品。

この作品の最終回掲載直前で、太宰治が自殺してしまったため、これを「遺書」だと捉える人は多いようです。しかし実際には、「人間失格」が太宰最後の作品ではないというのも、有名な話しでございますね

つまるところ、この物語は私小説の形式を取っており、太宰自身の辿ってきた道というものが反映されていることは確かでしょう。それ故、主人公の大庭葉蔵と太宰を重ねて見る人が多く、ファンが多い理由の一つとなっているのかもしれませんね。


で、肝心の内容としましては、この退廃的で破滅的な世界観を監督独自の完成によって、うまく調理しているという感じ

それこそ、原作ファンからはイメージと違う!なんて反発する意見も今後は、聞かれるのでしょうか?

でも映像演出の拘りと冴えは素晴らしいものです。主人公が、漠然と抱えている、やるせなさの原因がどこにあるのか?というところについて、思わずトリップしてしまいそうな演出にて言及。

そして、大庭がやがて人妻の肉体に溺れ、境遇の一致を確認したところで、何とも甘美な「死の誘惑」といった領域に足を踏み入れていく描写にも、実に引き込まれていきました

気がつくとその映像に見入ってしまうこの感じは、悩み多き思春期時代にこの小説を読み、主人公に激しく共感を覚えてしまった自身の危うさというものを再確認させられるようで、何とも言えない気分になってしまいます。

いやあ~、今後も楽しみだな。あの結末を、この演出の巧みはどのような手法でもって我々の前に提示してくれるのだろうか?


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