K-1 WORLD MAX 200決勝・試合感想 魔娑斗が真に戦うべき敵とは?

K-1 WORLD MAX 2004~世界一決定トーナメント決勝戦~ [DVD]
K-1 WORLD MAX 2004~世界一決定トーナメント決勝戦~ [DVD]
クチコミを見る




昨日行われました「K-1 WORLD MAX 200決勝」の感想をアップいたしました。興味のある方は是非読んで頂けると嬉しいです・・・。



にほんブログ村 漫画アニメブログへ

↑こちらポチッと押して頂けると励みになります



<スーパーファイト>

長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾) VS シュー・イェン(中国/北京盛華国際武術クラブ)

うーん、相手の選手が強いとか弱いとか言う前に、やはり自演乙はディフェンスを一から見直した方がいい気がする。元々アグレッシブなスタイルで、しかし攻撃時は無防備に見え少々冷や冷やするところはあった。恐らくヘッドスリップでうまくパンチを避けていたのだろうけど、一流相手にはそれは通用しない。

それはクラウス戦でまざまざと見せ付けられたわけだし、その辺りをどう修正してくるのかなと期待していたが・・・正直、あれから進歩していたようには見えなかった。

しかし、シュー選手はもっと距離を取って変則的な戦い方をするのかなと思いきや、長島のパンチ勝負に応え激しい打ち合い戦を演じた・・・これは長島も予想外だったのではないだろうか?

ここの打ち合い、パンチの回転数と正確性でシューの方が上回っていたと思う。どっちにしても、あのディフェンスでは長島はK-1では通用しない。最初の左フックで勝負あった。

やはり、前回の試合のクラウス戦はまだ早かったな・・・お願いだから選手を潰してしまうようなマッチメイクはやめて欲しい・・・。


渡辺一久(日本/フリー) VS チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan)

渡辺は本当に魅力的な選手だと思う。やりたい事がはっきりしているため、とても分かりやすいし実にTV映えするキャラクターだ。

ジェヒは基本に忠実な戦い方をする選手で、想像していた以上にいい選手だった。サウスポー特有のあの奥足へのローキックは渡辺も相当に効いたと思う。時折、互いにエキサイトして激しく打ち合う場面もむあったが、渡辺のパンチは正確性に欠いたかな。

結果的に渡辺は、ジェヒに判定で負けた。完敗ではなかったけど、やはりK-1で上に上り詰めるにはまだ何か足りない。それを掴むまで、まだ時間はかかりそうかな・・・。


佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー) VS 城戸康裕(日本/谷山ジム)

いやあこの試合は楽しみにしていた。佐藤に関してはいつも通りの戦い方。ローをコツコツ当てながら少しずつ前に出ていき、相手を追い詰めていく。一方の城戸は、少し距離を取って積極的にローを飛ばしていく。驚いたのは左が非常に冴えていた事。

私は、城戸が佐藤に勝つにはパンチ勝負しかないと思っていたので、左のジャブ、フックを自在に繰り出している城戸の姿を見た時、おっ!と思ってしまった。攻撃のテンポも良くて1ラウンドはなかなかいい感じだった。

しかし、佐藤は大したものですね。相手が誰であろうと、どんな戦い方をしようと常に自分のリズムは崩さない。相手の心が折れるほどのローを叩き込み、さらにパンチも決して忘れない。特にボディへのパンチはかなり有効的だった。

実際、2ラウンドになって佐藤の的確なボディが効き、城戸の意識がそちらにいくと、がら空きとなった顔面に狙い済ましたかのような佐藤のパンチが炸裂した。これで城戸はダウン!

いつもの城戸ならここで勝負あったのかしもれない。ところが、佐藤の猛攻に大してカウンターを試みる気の強さを見せた。なんとそれが見事にヒット!佐藤が前のめりに倒れる。

この時の佐藤のダメージは深く、これでどちらが勝つか全く分からなくなった。こうなったら、互いに意地をかけた殴り合いへと突入し、最後は左フックを正確にヒットさせた佐藤に軍配が上がった。

うーん、魂を感じた素晴らしい試合だった。実力的にはやはり、佐藤が一枚上手だったけど、城戸の大きな成長を感じさせた試合。これからは、外国人相手にも臆することなく立ち向かって欲しいものである。


武田幸三(日本/治政館) VS アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)

魔娑斗選手も話していたが、クラウスと武田が同じ階級とは思えないほど体格差を感じた。もしかして武田の体しぼんだ? いやそれだけ、クラウスの肉体が充実しているという証拠なのだろう。

試合展開に関しては、予想通りというか・・・それ以上に武田の衰えを目の当たりにしたようでちょっと切なかった。しかし、これまで自身が得意とし数々の敵を葬ってきたローキックでダウンを奪われるとは・・・あまりにも皮肉な。

そして、2ラウンドからの武田の動きは明らかにおかしかった。左フックが軽くかすっただけで、ダウンした時にはレフリーも止めるべきだっだろう。とても危険だった。壮絶というより、何か大きな事故が起きそうな予感がして、非常に恐ろしかった。

武田が最後まで立っていたのは奇跡・・・本当に切なく、そして恐ろしい試合だった。


<FINAL準決勝(1)/K-1ルール/3分3R延長1R>

山本優弥(日本/全日本キックボクシング連盟/青春塾) VS ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシ)

ああ~、確かに戦前の予想では山本が勝てる要素はひとつもないと思っていたし、試合になれば厳しい現実を目の当たりにすることになるであろう事は十分に予測できた。それでも、3ラウンドまで何とか踏ん張ってくれるかもしれない・・・そんな淡い期待も抱いていたものだ。

まあ、このペトロシアンは本当に憎たらしいほどに強い。あそこまで完璧に仕留められると、何も言うことがない。ああ、強いよ君は、本当に強い! 私はこの試合を見て、ペトロシアンが優勝すると確信した。いや、本当に完璧だった。


アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ) VS ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)

この試合も予想通りの展開。どちらかに優劣をつけるのは難しく、ジャッジ泣かせの判定となったことは間違いない。

私は、直前予想の記事で、恐らく判定は僅差になるだろうから、唯一決め手になる材料は試合内容ではなく、魔娑斗の引退試合の相手を・・・なんて冗談交じりに書いてしまったが、うーん今回の判定は確かに微妙だったかな。

延長ラウンドは、パンチの手数でややサワーが上だった気がする。しかし、ヒットさせるには至らず、ほとんどブアカーオにかわされていた。一方、ブアカーオはミドルキックが良く出ていたし、全体的な手数でも決してサワーには劣らないと思うのだが・・・。

うーん、難しい判定だったけど、私にはブアカーオが若干有利に見えたかな。


<トーナメント決勝>

ジョルジオ・ペトロシアンVSアンディ・サワー

というわけで、決勝は予想通り、ペトロシアンとサワー。ただ、サワーの消耗が激しく、逆にペトロシアンは山本相手に1ラウンドKOで勝っているから、この時点でサワーの方にハンディがあったことは明らかだ。

それにしても、ペトロシアンは堂々たる戦いっぷり。どっしりと構えて、徐々にプレッシャーを強めていく。攻撃の一つ一つも重い・・・。あまり動かず、逆に相手を動かしていくのだから、スタミナの消費も少ないだろうと思う。

サワーの攻撃はことごとく当たらなかった。懐が深いのだろう、様々なフェイントを試みて中に入ろうとするものの、ペトロシアンは全く動じない。圧巻は2ラウンド、サワーにパンチの連打を叩き込むと、相手が慌ててクリンチした瞬間を見逃さず左の膝を放ち、これが見事にヒット。

サワーがボディでダウンを奪われたのは初めて見た。この後サワーは、右目下の傷から出血もあって終始苦しい展開となった。ペトロシアンも最終ラウンドは、流していたと思う。相当に余裕のある戦いっぷりだった。

判定の結果は聞くまでもなく、ペトロシアンの圧勝。こうして新たなチャンピオンがまた一人誕生した・・・。


<雑感>

魔娑斗は大晦日の相手にペトロシアンを指名。これで、俄然面白くなってきた・・・。これまでK-1を牽引してきたカリスマが、最後の試合に、K-1が発掘した史上最強のチャンピオンと戦おうと言うのである。これで燃えなきゃ格闘技ファンじゃない!

ペトロシアンは恐らく、魔娑斗が戦ってきたどの選手よりも強い。攻撃、ディフェンス、テクニック・・・その全てを兼ね備えた、まさにパーフェクトな選手だと思う。サワーも試合後、自身が負けたのは実力で、体力の消耗は言い訳にならないと述懐していた。

ただ、クレバーな魔娑斗の事だから、ツボを抑えた対策は練ってくるだろう。それだけに楽しみだ。ペトロシアンはきっと今後、K-の1競技性の象徴として、君臨するであろう王者。魔娑斗が最後、真に乗り越えるべき相手とは、ペトロシアンではなく「K-1そのもの」なのかもしれない。

大晦日が今から待ち遠しい・・・。


K-1 WORLD MAX 200決勝 直前予想の記事はこちら↓(私の予想がどれだけ当たったのか検証してみてください)

直前予想! K-1 WORLD MAX 2009トーナメント決勝 ポスト魔裟斗は誰だ!?


↑ポチって押して頂けると励みになります。コメントを頂けるとコメントレスさせて頂きます!

0 Comments

Post a comment