(アニメ感想) 青い文学シリーズ 第4話 「人間失格/新世界」 

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時が過ぎた。今、葉蔵は美子と居を構えている。彼は初めて自分以外のために生きようと思った。漫画を描くという道化を演じ、世間に受け入れられる――。そういう人生を選んだ。そこに久し振りに訪れる堀木。葉蔵は、美子のおかげで、「世間」に打ち克つことができるようになったと屈託なく話す。





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大庭にとって、世間はあまりにも生きにくい場所だったことは間違いない。

多くの人間は、多少の自己矛盾を抱えながらも、社会との折り合いをつけそこに順応していく・・・ところがこの大庭という男はそれが全くできないのでありますよ

どこまでも純粋で、優しく、不器用でそれだけに傷つきやすく弱い・・・はっきり言って、社会不適格者と言ってもいいでしょう。

ただ、彼をこんなにしてしまったのは、最後の女の言葉にもあったように父親の存在が大きく原因しているような気がする。

父は彼にとってどうしても超えられない壁であり、さらに言えば未発達な子供にとっての父親は、社会そのものとして映るわけです。

父を超えられないということは、すなわち社会に対しても大きな不安を抱くことになるわけで、大庭が社会に適応できないのは当然と言えるかもしれない

そういえば、この作品には母親が出てこないけど、大庭の母は死んだのでしたっけ?

何にせよ自身を庇護してくれるであろう母性の不在が、大庭の数々の女性遍歴に繋がっている気がする

女達は彼にとって母性の象徴そのものであるわけで、だから、どこまで彼女達に依存してしまう大庭は、まるで赤子のように従順で無垢な存在に見えてしまうのでしょう。そう、大庭は大きな子供なのです。


まあ、左翼運動に傾倒していた堀木は、現実との折り合いをつけてリアリストになってしまった。しかし大庭にはそんな思考の転換が出来るわけもなく、やがて突きつけられた理不尽にどうしようもなく壊れていくのです・・・


あの黒い化け物は、「文字通り化け物」なのでしょう。おそらくは、大庭が抱く恐怖そのもの、それは父親であったり、世間であったり、自らに芽生えた罪の意識だったり・・・何れにせよ彼の無意識化に深く根付いているものであり、生きている以上どこまでも追いかけてくるものなのです。

破滅の果てに、ヘヴン状態の中、黒い化け物との対面を果たしたのは、自身もその化け物と成り果てたということを表していたのかもしれない。

何れにせよ、原作からは結構な改編がなされていて、アニメ版の方がさらに破滅的であるような気がします。

原作のほうは、どこかむなさしさというものが漂っていてちょっと涙を誘うのですが・・・いや、アニメはアニメで十分に面白かったと思います。私ももう一度原作を読みたくなったし、まだ見てない方も是非原作を読んでみてください。


<11月04日水曜日夜11時からはアニメ系ネットラジオ「ピッコロのらじお♪」を放送する予定>

11月04日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」では、一週間に放送された様々なアニメについて語っていく予定です。最近特に力を入れて語っているアニメはDTB2、とある科学の超電磁砲、君に届け、ハガレン等です。

当日は掲示板も設置しますので、興味のある方は是非参加してください!アニメブロガーの本音はここでしか聞けない!?そして、もちろん他のアニメについても徹底レピュー!クイーンズブレイド、アスラクライン2、けんぷファー、にゃんこい!、戦う司書、生徒会の一存、とある科学の超電磁砲、聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)、犬夜叉完結編、そらのおとしもの、夏のあらし!春夏冬中、ミラクル☆トレイン、真・恋姫†無双、乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪、こばと。、君に届け、11eyes-イレブンアイズ-、ささめきこと、FAIRY TAIL、WHITE ALBUM、空中ブランコ、DARKER THAN BLACK 流星の双子、鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST、うみねこのなく頃に等など。

「ピッコロのらじお♪」は、藍依さん時雄さんゆーくりっどさん、おにくやさんといったレギュラー陣と共に、アニメについて楽しく語っております。ラジオの配信のお知らせ、ラジオの聞き方等は、当ブログトップページをご覧下さい。

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