亀田VS内藤・・・今さらながらですが、もう一度冷静に試合を振り返る なぜ亀田は内藤に勝てたのか? そこには亀田陣営のしたたかな戦略があった?

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先日行われました、内藤VS亀田戦。もう、散々に語りつくされているかもしれませんが、騒ぎが落ち着いた今、少し冷静になってこの試合をもう一度振り返っていきたいと思います。





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<今回の判定についても賛否両論!?>

まず、今回の判定についてですが、妥当なものと言えるでしょうね。内藤にとっては良くてもドロー、負けの判定を下されても決して文句の言えない内容であったと思います。ポイント差が結構開いた事については、まあ確かに異論もあると思いますが必ずどちらかに優劣をつけなければならないマストポイントシステムでは、思った以上にポイント差がつくということはあるのです。


<入場シーンにて・・・>

入場シーンではいつも以上に、亀田が緊張しているように見えました。内藤の方はと言うと、めずらしく感情を爆発させるような場面も見られ、かなり気合が入っているなという印象。

この時点で、試合になれば亀田は緊張でガチガチになるだろうし、内藤の方はと言うといい緊張感が包み、またいつも以上にアグレッシブにいくだろうから、かなり早い段階で内藤がKOで勝つかもしれないなどと、私は予想していました。

しかし、実際のところはどうだったのでしょうかね? 試合後の発言を聞くと亀田は想像以上に冷静だったかもしれませんし、内藤の方はむしろ気負い過ぎていたのかもれしません。まあ、この二人のレベルにもなると試合になればスイッチが入って、いつも通りの戦い方が出来るのでしょうが・・・。


<なぜ亀田は内藤に勝つことが出来たのか?>

さて肝心の試合内容ですが、終始アウトボクシングをしてポイントを稼ぐ亀田に対して、内藤が必死に盛り返そうと追いかける展開・・・。かつてランダエダ戦でも見せたスタイルですから、亀田がアウトボクシングをするのは決して想定しない事態ではありませんでした。

ただ、いつものようなファイタースタイルではなく、テクニック勝負に出た場合、経験や技術で勝るであろう内藤には通じないのではないか?と私は考えていたので、正直試合があのような展開を見せたことには驚きました。


では、普段のスタイルを捨てた亀田がなぜ内藤を寄せつけずに勝利することが出来るたのか?・・・これについては、幾つかの要因が挙げられると思います。


1 オープンスコアリングシステムを活用した作戦

オープンスコアリングシステムはなかなかに面白いシステムだと思います。ラウンド途中で、それまでの判定経過を伝えこれにより視聴者にも分かりやすく、また選手にとっても残りのラウンドをどう戦うべきかという対策が取りやすくなったことでしょう。

先日放送されたドキュメントでの亀田父の発言を聞く限り、亀田陣営はこれをうまく活用していました。つまり、最初のスコアが発表される時点で何が何でも優位に立ち、内藤側にプレッシャーを与えようとしていたのです。実際、この作戦は見事にはまっていたように思いました。

4R終了時に発表されたスコアは、38-38が二人、そして37-39が一人のやや亀田が有利の判定。一人のジャッジはこの時点で、2ポイントも亀田が有利と見てますから、内藤は当然このままではいけないとあせったでしょうね。これで内藤は何がなんでも前に出ざるを得なくなったわけです。


2 アウトボクシングとカウンター狙いに徹したスタイル

亀田は距離を取り足を使いました。内藤は想像してた以上に、亀田の顔面が遠く感じたことでしょうね。パンチが届かずさらに相手に踏み込まなければなりません。カウンター狙いのスタイルは、とにかく相手が前に出てこないと意味をなさないものです。

特に亀田の場合は、省エネを意識してかほとんど自分から仕掛けることはせず、序盤は待ちのボクシングに徹しました。ただ、これで内藤が攻めてこなければカウンターを合わせられずポイントには結びつかないのです。

そこで、先ほどの「オープンスコアリングシステムを利用した作戦」が功を奏しました。あせった内藤は前に前にと出ざるを得なくなりましたからね。


3 必殺の左

もう皆さんご存知だと思いますが、今回の試合の鍵を握ったのは亀田の左ストレートでした。これは、ノーモーションで繰り出されるパンチのため内藤にとっては見づらく最後までこの左にやられたという感じです。

私は、ちょっとウィラポンのノーモーションの右のストレートを思い出しました。あれもジャブ代わりに多用され、対戦相手も苦しめるキーパンチになっていましたね。

今回の亀田のように距離を取って戦う場合には、いきなりの左は非常に有効で、さらに攻撃姿勢を緩めない内藤相手には面白いようにヒットしたわけです。さらに、ノーモーションの左を打つ時に体ごともっていくようなかっこうになっていたのも、良いように作用していたと思います。

つまりこれは、その後ですぐにクリンチへと移行できるという利点があるのです。今回の試合、亀田にとって決して犯したくないミスとは、内藤の接近戦に付き合うことです。踏み込んで左を打った後に、打ち終わりを狙われて接近戦に持ち込まれたりでもしたら、それこそ危険でしょう。

接近戦においては、内藤の方に分があることは亀田自身も良く分かっているでしょうからね。体ごとぶつける左は威力を上げるという理由だけでなく、内藤の接近戦を封じ込めるために考案した作戦だったように私は思います。


4 徹底的に研究された内藤の動きと、後半まで温存したスタミナ

亀田は内藤を十分にリスペクトしていたでしょう。相手を認めるということは、己を知るということとイコールであるのです。自身の限界を知り、決して相手の土俵では戦わないという姿勢が貫かれていました。内藤は亀田陣営に徹底的に研究されていましたね。

亀田は左だけでなく、右のフックのカウンターも積極的に狙っていました。これは内藤が距離を詰める時に頭から入っていくクセを見抜いてのものだったと思います。おかげで、内藤は容易に踏み込むことが出来ず、思うようなパンチが打てなかったのです。

また、内藤にしたらなんとかロープに詰めてパンチをまとめたかったのですが、ここも亀田はうまくガードし、また時にはうまく体を入れ替えるという巧みなロープワークも見せていましたね。辰吉VS薬師寺戦でも、薬師寺のロープワークのうまさに辰吉はやられたといった事があり、ちょっとそれを思い出してしまった・・・。

結局、最後まで集中力を切らさず、そしてスタミナの温存に努めた亀田は、ミスを犯すことなく、最終ラウンドまでポイントを積み重ねていったのです。


<亀田の今後・・・>

というわけで、亀田が勝った要因を幾つかピックアップすることで、今回の試合を振り返ってみました。内藤も、最後まであきらめず本当に素晴らしい闘志を見せてくれたと思います。

結局のところ、今回の試合は内藤のその闘志と試合を盛り上げようとする責任感が仇となって敗れたという気がしてなりません。そうした内藤の習性を見抜いて作戦を組み立てた亀田陣営も見事であったと、ここは素直に賞賛したいと思います。

私は、試合前にこのような予想をしましたが、悉く外れましたね。↓

http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51372538.html

この記事では「亀田を過小評価しない」と述べておきながら、実際のところは過小評価していたのかもしれません。それについては深く反省したいと思います。


ただ、亀田は非常に評価のしにくい選手です。私は、選手の評価は「KO」の数や「勝利数」よりも、誰に勝ったか?という事の方が重要だと考えています。

これまでの亀田興毅の試合は、経歴の怪しい無名の選手や、名が多少知れていても本来は階級が下のロートルなどと戦う事が多く、それでは彼の強さが見えなかったのも事実なのです。

チャンピオンになったのだから、これからは誰もが納得出来るレベルの選手と試合を行い、防衛を重ねて欲しいものです。防衛回数や、目先のKO数にこだわるより、中身のある試合で我々を楽しませて欲しいものですね。

まあ、次の相手はボンサクレックでしょうか? もしかすると内藤以上に厳しい相手になるかもしれません。次はどのような作戦で、どのような試合を見せてくれるのか?是非期待しようではありませんか!

*今回の試合についての皆さんの感想が聞きたいです。是非色々お聞かせくださいませ。

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