ボクシング・長谷川穂積VSアルバロ・ペレス戦 試合感想 ・・・長谷川の次のターゲットはあの男!?

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昨日行われました、WBC世界バンタム級タイトルマッチ「長谷川穂積VSアルバロ・ペレス」の試合を振り返ってみたいと思います。



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そういえば以前に辰吉がこんな事を話していましたっけ「チャンビオンはそういう職業である」と。だから負けた時点で、当然その職業は廃業となる・・・。

チャンピオンでいるには勝ち続けなければならない。なるほど、ボクシングとは過酷なスポーツであります。


今回の試合、長谷川には様々なプレッシャーがのしかかっていたことでしょうね。10度目の防衛記録、さらに連続1RKO記録、そして勝って当然というマスコミの論調・・・例え本人が意識しなくとも、周囲がこれだけ騒いでいれば、自然と耳には入ってくるものです。

だから、今の長谷川にとって対戦相手以上に、そのような目に見えない重圧というものこそが、真の敵であると言えるのかもしれません。

目の前の敵はもちろん、目に見えない敵との戦いでもある・・・。


さて、そんなプレッシャーを感じていたのか、今回の長谷川の動きは1ラウンドからあまり芳しいとは言えるものではありませんでした。

フットワークが使えず、少々動きも重く感じられた。

一方の対戦相手・アルバロ・ペレスは、グローブタッチを拒否していきなり攻撃に転じるという奇襲戦法を見せ、戦前から指摘されていたラフファイトを展開。リーチの長さもうまく活用し、遠く離れた距離からいきなり飛び込んでくる左のパンチは確かに危険でありましたね。


2ラウンドになっても、長谷川の動きはまだ固い。確かに、ペレスはパンチが大振りだし長谷川とのスピード差も歴然としている。ただ、遅いからこそ当たるパンチもあるのです。実際、長谷川は「スピードはなかったがリズムが取りづらかった」と試合後に語っていました。

そして、1ラウンド中盤にはペレスのいきなりの左にヒヤッとする場面(解説者はクリーンヒットしたと叫んでいたが実際は顔を逸らしてダメージを最小限に食い止めていた)もあり、予想通りこの試合は苦戦するかもしれない・・・そんな雰囲気が漂い始めたのです。


3ラウンド挑戦者が次第にリズムに乗り始めたのか、ジャブを多用。そのほとんどを長谷川は外していたが、当たらなくとも相手にリズムを与える意味では嫌な攻撃であったに違いない。

ただ、ペレスが攻撃的に出てきた分、カウンターを合わせるタイミングを徐々に図りやすくなっていたのかもしれません。挑戦者のパンチが空を切るようになり、スピード差を生かした鋭い長谷川のカウンターがヒットし始めたのもこの辺りからでしたね。


そして4R・・・まだラウンドも序盤なのでペレスにも十分に体力の温存があり、パンチの威力も衰えておらず油断は出来ませんでしたが、長谷川には随分と余裕が見えてきたように映りました。状態もやわらかく動き、徐々にパンチの回転数上がり、動きもスムーズ。

そろそろこの辺りからエンジンがかかってくるかな? そう思っていた矢先の出来事・・・なんと!素早いワンツーで挑戦者をグラつかせると、相手が不用意に入ってきたところに合わせ、最終的には左のストレートで、ダウンを奪ったのです。

前のめりに倒れたペレスは、もう二度と立ち上がれないと分かるほどのダメージを負っていました。ここでレフリーが長谷川のKO勝ちを宣言。


実に鮮やかなKOであっさりと10度目の防衛を成し遂げたのでした・・・。


フィニッシュですが、左のダブルに見えた人が多かったようですね。しかし、左の後ちゃんと右の返しを打っていて、最後は左のストレート・・・この左は見事に打ち抜いています。

これではいかにタフな挑戦者と言えど、立てるわけがありません。

いやあ~、あの見切りの良さと目を見張るスピードには、惚れ惚れとしてしまいます。軽量級でありながら、これだけKOを連発出来るのは驚異的としか言いようがないですね。

ペレスも決して弱い挑戦者ではなかったでしょう。過去の日本人の世界戦を思い返してみても、このようなタイプの選手にはかなり梃子摺る傾向にあり、特に正統派のボクシングをする長谷川は苦戦するであろうと私は想像してましたから、その選手を相手にスッキリした勝ち方を収めた点は十分評価に値すると思います。


全く毎度毎度、期待以上のパフォーマンスを見せて我々を楽しませてくれる長谷川は、真のプロボクサーと言えますね。

さて、今後の彼の動向についてですが、本人曰く「階級アップと現在の階級で防衛し続ける気持ち」は半々だそうで、フェザー級への転向はちょっと微妙なところですね。

話しによるとフェザー級だけでなく、スーパーバンダム級も視野に入れているそうで、両WBA王者の名を挙げたとか・・・。

フェザー級のWBA王座と言えば、言うまでもなくインドネシアの絶対王者、クリス・ジョンですが、スーパーバンダムの場合は、スーパーチャンビオンのセレスティーノ・カバジェロと正規王者のプーンサワット・クラティンデーンジムがいます。

スーパーバンダムを目指すのであれば、やはりプーンサワットとの対戦を考えているのでしょうね。まあ個人的には、フェザー級に挑戦してもらいたいのですが、少しずつ階級アップを目指すと言う手もありますね。長谷川ならば、日本人が未だ成し遂げていない三階級制覇も夢ではないかもしれません。


何にせよ、今回の勝ちは大きかった。これでさらなる夢が広がったわけですからね。来年の長谷川選手にも是非期待したいものです。


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