片山右京さん遭難事故で思い出されるあの作品・・・ アニメ・「よみがえる空」

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元F1ドライバーの片山右京さんら男性3人が富士山で遭難し、うち二人が凍死したという事故が連日報道されています。



本当に亡くなった方の家族の気持ちを考えると胸が痛む想いで、また唯一の生存者である右京さんの心中をお察しするとたまらない気持ちになってしまいます。



ところで、少し不謹慎かもしれませんが、私は、今回の事故の一報を聞いた時にふとある作品を思い出しました。ので、その作品を簡単に紹介させていただきたいと思います。




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その作品とは、2006年にテレビ東京系と、AT-Xにて放送されたアニメ「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」(全13話)。

アニメーション制作はJ.C.STAFF。石川県小松市にある航空自衛隊小松基地の小松救難隊を舞台にした作品でございます。

主人公は、同団に配属された新人の内田一宏で、救難の過酷を知りそこで奮闘する物語。少々、地味な作風でありましたから、見ている方はそれほど多くなかったのでしょうが、たまにこの作品の話しが出ると、「面白かった」と評価する人は多いですね。

とにかく現場の過酷さを伝えるために、容赦ない現実が次から次へと展開されていきます。その上で問題提起がなされており、受け手側へと痛烈に何かを訴える内容となっております。

作り手側の意気込みと拘りを感じさせる力作でございました。


さて、私が一番に紹介したいのはこの作品でのクライマックスとなる、第10、11、12話のお話し。

これは、山岳遭難事故をレスキューするというエピソードなのですが、これを見るとどうしても今回の「片山右京さん遭難事故」と重ねてしまいます

それは、日本アルプスで大学山岳部達の身に起こった事故・・・。二つ玉低気圧の影響で大荒れとなった現場、これに新人の怪我も重なり、パーティーは雪山で孤立してしまいます。

この現場での緊迫感と切迫感といったものが、生々しく描写されており、圧倒的な説得力をもって伝わってきます

激しい吹雪の中、凍死していく仲間・・・それを見ても何も出来ない自分。そして孤独の中で絶望を深めていくのです。

結局このお話しでも、生き残ったのは一人で、そして彼はこのパーティーのリーダーでありました。


マスコミはこのリーダーの責任を追及し、無責任な報道を続けて世間を煽ります。果たして彼の判断は正しかったのか?

・・・そういえば、片山さんの事故の報道でも、彼に対するパッシングの傾向が最近は強くなってきましたね。

私は、「よみがえる空」で救難に携わった隊員のある一言がとても印象に残っています。「極限状態での判断が正しいか間違っているか分かるはずもないのに・・・」。

リーダーは最後まで仲間を気遣っておりました。絶望の淵でようやく助けが到着した際にも、「自分より死んだ仲間をまず収容してくれ」と懇願したぐらいです。

しかし、死んだ仲間の遺族は、リーダーを恐らく責めるでしょうね。生き残った人間の地獄・・・後味の悪さはありましたが、この作品ではそんな現実も伝えていたのです


雪山遭難のエヒソードは、この作品の中でも、一、二を争うぐらいの秀逸な物語で、いつ見ても私の心は激しく揺さぶられます。

題材的にもアニメファン受けするとは思えませんが、これは隠れた名作であり、昨今市場に出回っているような作品とは一線を画する魅力があるのです

声優さんも、ベテランどころで固め、安定感と濃厚さを醸し出しております。主人公の隊員も好感の持てる青年でとても見やすいので、私の記事で少しでもこの作品に興味を持って頂ければと思います。

最後に、片山さんの遭難事故で亡くなられたお二人には心よりご冥福をお祈りいたしております。



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