(アニメ感想) 海月姫 第7話 「金融無職列島」

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天水館の買収を進めるべく尼~ずたちへ挨拶に訪れる稲荷。突然のディベロッパーの来襲にとっさに身を隠す尼~ずたちだったが、お土産に釣られつい姿を現してしまう。ちょうど、そこに偶然現れた蔵之介は、差出された名刺で稲荷の素性を知る。そして天水館を守るため勢いにまかせて自分たちが天水館を買うと稲荷にタンカを切り、彼女を追い返してしまう。その後、稲荷は修に会い揺さぶりをかける。酔っとはいえ、全く身に覚えのない修は、あの夜何があったのか稲荷にを問いただす。すると稲荷は携帯を取り出し、ある写真を修に見せるのだった…。





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前回の記事では、両親の性交渉を目撃した記憶を「原光景」というと説明しました。ただ修が実際に目撃したシーンはキス程度だったらしいのですが、それでも子供の心に与える衝撃としては大きなものだったというが推察できます。

しかもどうやら、あの時の母親というのは蔵之介の実母で、修の実の母ではなかったようです。修の実の母は離婚して出て行ったのか、それとも死に別れたのかは現在は。何れにせよ、蔵之介にしても修にしてもとても複雑な家庭環境にあるのですよね。


この作品、原作がどうなっているのかは分かりませんが、アニメでは月海と修と蔵之介の微妙な三角関係をサイドが描きつつも、天水館の買収を阻止しようとする尼~ず達VS地上げ屋の闘争が物語の中心となるのだろうと思います。

興味深いのは、社会の理不尽に挑もうとするのが、ニートである尼~ず達という構図なのですよ。私はどうしても同じノイタミナ枠で去年放送していた「東のエデン」を思い出してしまうのです。


最近のアニメの傾向では、主人公や登場人物が自身の内的価値というものにとても捉われていて、最終的には自身の所属する極々小さなコミュニティ中で受ける承認という自己完結に近い物語がとても多いのですよ。

つまり、主人公達にはもっと外部の、それこ社会のシステムの一部とも言える大きな何かとの戦いというものには無関心であり、いやと言うか自身の問題も解決しないうちからそんな大きな戦いなど出来ないと引きこもりを決め込んでいる場合が多い気がします。

しかし、それでは我々視聴者あるいは読者に与える訴求力はどうしても弱くなるんです。最近アニメを見ていてワクワクすることが少なくなった原因はそこにあるような気がしてなりません。


実は蔵之介と尼~ずって似たもの同士なんです。尼~ずはニートの集団でございましたね。例え一人暮らしでも結局は親の庇護の元に生活をしている事には変わりありません。

尼~ず達のこれまでの言動や行動からは、そうしたことの負い目やコンプレックスというものが垣間見えていたことでしょう。

そして蔵之介は、政治家一族に生まれたことによって周囲から受ける様々な期待や要求というものに強い反抗を示しています。しかし彼自身も結局のところはそんな多くのしがらみを打破出来ず、親元から自立出来ない子供なのですよ。

尼~ず達、そして蔵之介はさぞかし強い閉塞感に捉われていることでしょう。ところが彼らの前に転がってきた戦いとは、そんな閉塞感をもしかすると突破できるかもしれない大きなチャンスとも言えるのです。


社会参加もしていないニートに、変え難い社会システムに戦いを挑む資格などない? いやむしろ彼女達こそ戦うべきなのです。

閉ざされた世界の自己完結の物語では、決してその閉塞感を打ち破ることなど不可能です。理不尽をもまかり通してしまう大人達への反抗は、強い社会への働きかけでもあるのです。

なりたい自分への願望や鬱屈した感情も含めて多くのエネルギーを内に溜め込んでいるニートこそ戦うべき。この先、痛快物語が展開されそうで実に楽しみであります。

<「猫神やおよろず」TVアニメ化決定!!・・・「ピッコロのらじお♪」は12月03日(金) 夜11時より放送予定>

12月03日(金)夜11時から放送を予定の「ピッコロのらじお♪」では、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」、「神のみぞ知るセカイ」、「ヨスガノソラ」、「そらのおとしものf」などのアニメについて語っていく予定でございます。

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