(アニメ感想) よみがえる空 RESCUE WINGS 第9話 「少年の旅路(後編)」




よみがえる空 -RESCUE WINGS- mission 1/アニメ




前回の緊迫感溢れる展開には脱帽でした。また、人間ドラマも登場人物の心理描写が丁寧で素晴らしかったです。少年を見つめることで次第に自分の内面とも向き合う事になる悟の存在がこの話しをさらに深いものにしている気がしました。いやあ、今回は楽しみです。久しぶりに感想の手を止めてしまうほど熱中しそうですね。それでは、感想です・・・。故障により空中で停止したロープウェー。消防による救出を試みますが、強い風のため困難を極めます。乗客が不安を募らせる中、乗り合わせていた一宏は自力で脱出することを決断するのでした。ロープウェー会社の指示に従い作業を進める一宏。悟もそれに協力します。そして、一宏の誘導の下、慎重に乗客を降ろしていきます。しかし、確実に危機は忍び寄っていたのでした・・・。

やっぱり面白いですね。ゴンドラの中で繰り広げられる乗客同士のドラマもなかなか見物でした。一宏がチンピラに皮肉を言うシーン、そして肝っ玉姉ちゃんがチンピラを叱り付けるシーン、ああスッキリしましたね。彼女は今回のMVPですね。そして悟と少年の心の動きを丁寧に細かく映し出すシーンには好感が持てました。少年を通して自分の心と向き合い、そして不安がる少年にそっと差し出すミニカー。これは自分に向ける優しさと同義なのだと感じました。モヤモヤしたわだかまりが、徐々に解けてきているそんな悟の心の移り変わりがこのお話しの見所ですね。ただ、緊迫感のある脱出シーンであの挿入歌は個人的に違和感がありました。あのタイミングで歌は必要なかったように感じます。

取り残された6人の乗客たち。もはや一刻の猶予も許されない中、小松救難隊のヘリが現われます。本郷の操縦するそのヘリを見て「おっかない奴がきたぞ」にやりとする一宏。そして、救難隊がとった作戦とはゴンドラごとヘリで吊るし降ろすというもの。それを聞いた乗客たちは「そんなことが出来るのか」と俄かに不安の表情を見せ始めます。不安の色を隠せない悟に一宏は「隊員たちははプロ中のプロ。皆こんな時のために厳しい訓練を積んできている。信じろ!」力強い言葉をかけます。そして、隊員により着実に救出作戦は進行していくのでした・・・。

ゴンドラごと救出と言うのはなんとも大胆な作戦を考えますね。しかし、いつもは皮肉タップリの本郷ですが最も腕の立つ彼だからこそ一宏も信頼して任せる事ができるのでしょうね。やっぱりこれまでの本郷と一宏の関わりがこの話しを盛り上げましたね。そして、今回のもう一人の主人公悟。無事救出され迎えに来た父親との対面。しかし、互い違いに履いた草履を見て悟の事故を知り慌てて駆けつけてきたことに気づく悟。ここは、重要なシーンですが直接的な言葉によって気持ちを表現をするのでなく効果的な演出だっと思います。一つ一つのシーンを丁寧に作っているのだなあと感心しました。

この回と前回は本当によく出来たお話しです。これを見て救難自衛隊の仕事を理解しまた彼らに憧れる子供達も出てくるのではないでしょうかね?今さらながらこの題材でアニメ化したということは意義のあることだと思いますし純粋にアニメとしても楽しめています。もっと多くの人にこのアニメの事を知って欲しいですね。そのうち、ドラマ化とかされるかもしれないですね。残すところ後3話になってしまいましたけど、今回のような丁寧な作りで楽しませて欲しいですね。

YOMI06030800

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