(アニメ感想) フラクタル 第11話 「楽園」
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☆フラクタルについて語り合う掲示板
フラクタル・システムを巡った激しい攻防。
システムの再起動を強行するモーラン、阻止しようとするディアス、混乱の渦に巻き込まれたクレインは、ある重大な選択を託される……。
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やっぱりやりやがったかマクロスネタ。「この歌知っている?」と以前からネッサが作中歌にやたらと反応していたものだから、くると思っていたけど。初代マクロス劇場版風に言うと「かつて流行った当たり前の流行歌」というわけですな。それはこの世界で神と呼ばれる者が生きた時代に流行していた歌だったということ。
まあそれはともかく、なんだか凄くイヤな話しになりました。いや、父親とフリュネの関係はある程度想像していたけど、やっぱりこういうネタを入れる意味がいまいち分からないなあ~。とても悪趣味だわ。
ただ言いたいことは何となく掴めた気がする。つまりこの作品のテーマとは、社会学者の宮台真司が言うところの「終りなき日常をいきろ」というものだったのだろうと私は想像しています。
大きな物語もなく、革命もないただ退屈な日常が続いてく・・・そんな「終わりなきに日常に適応できたのがブルセラ少女で、適応出来なかったのが「オウム真理教の信者」だと宮台真司は言いました。
僧院達が神と崇める少女は、実はただの高校生で実は彼女も「終わりなき日常」に適応して生きていこうとしていた存在だった。おそらく父親からは性的な虐待を受けていたのでしょう。大きな絶望と屈辱の中で彼女はネッサという存在を生みだし、このつらい現実に対応しようとしていたのです。
おそらくフラクタルシステムには彼女のそんなメンタルティが強く反映されていると思うのです。だから、人々はフラクタルシステムという名の「終わりなき日常」を享受して生きるしかなかった。
そしてロストミレニアムとはこの「終わりなき日常」を否定する存在であったわけですね。だから彼らは革命を起こそうとしたが、どうもそのアンチテーゼとしての存在として機能していなかったのがまずかった。
私はやっぱり、クレインには選択して欲しかったのですよね。世界の真実を知り、それでも「終わりなき日常」を生きると言うのであれば納得も出来るのです。しかし、彼が選んだのは女の子達を守ることであって、結果的には「終わりなき日常に生きるしかない」という結論でしかなかった。
何も変わらない・・・何かが変わったとすれば「終わりなき日常」に、終わりが設定されたことかな。しかしそれは希望とも言えない。人々はフラクタルシステムに変わる何かを見出すこともなく、最後に待っているのは絶望のみなのかもしれない。
こんな世界はイヤだ。それでも、クレインはそれで満足なのだろう。好きな女の子との生活が待っているのだから・・・なんだか気持ちの悪い結末だった。
<いよいよ新作アニメ始まるよ~!・・・「ピッコロのらじお♪」は4月01日(金) 夜11時より放送予定>
4月01日(金)夜11時から放送を予定の「ピッコロのらじお♪」は、ISやフラクタル、放浪息子、レベルEなどのアニメについて語る予定です。
当日は掲示板も設置!初めての方も大歓迎なので、気軽に参加してくださいね~!なお、ラジオの配信のお知らせ、ラジオの聞き方等は、当ブログトップページをご覧下さい。
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ただ言いたいことは何となく掴めた気がする。つまりこの作品のテーマとは、社会学者の宮台真司が言うところの「終りなき日常をいきろ」というものだったのだろうと私は想像しています。
大きな物語もなく、革命もないただ退屈な日常が続いてく・・・そんな「終わりなきに日常に適応できたのがブルセラ少女で、適応出来なかったのが「オウム真理教の信者」だと宮台真司は言いました。
僧院達が神と崇める少女は、実はただの高校生で実は彼女も「終わりなき日常」に適応して生きていこうとしていた存在だった。おそらく父親からは性的な虐待を受けていたのでしょう。大きな絶望と屈辱の中で彼女はネッサという存在を生みだし、このつらい現実に対応しようとしていたのです。
おそらくフラクタルシステムには彼女のそんなメンタルティが強く反映されていると思うのです。だから、人々はフラクタルシステムという名の「終わりなき日常」を享受して生きるしかなかった。
そしてロストミレニアムとはこの「終わりなき日常」を否定する存在であったわけですね。だから彼らは革命を起こそうとしたが、どうもそのアンチテーゼとしての存在として機能していなかったのがまずかった。
私はやっぱり、クレインには選択して欲しかったのですよね。世界の真実を知り、それでも「終わりなき日常」を生きると言うのであれば納得も出来るのです。しかし、彼が選んだのは女の子達を守ることであって、結果的には「終わりなき日常に生きるしかない」という結論でしかなかった。
何も変わらない・・・何かが変わったとすれば「終わりなき日常」に、終わりが設定されたことかな。しかしそれは希望とも言えない。人々はフラクタルシステムに変わる何かを見出すこともなく、最後に待っているのは絶望のみなのかもしれない。
こんな世界はイヤだ。それでも、クレインはそれで満足なのだろう。好きな女の子との生活が待っているのだから・・・なんだか気持ちの悪い結末だった。
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