(アニメ感想) 蟲師 第19話 「天辺の糸」

蟲師 其ノ参




蟲師が20話で終わると嘆いていたのですが、BSフジでは26話まで放送されることが判明。私はBSフジは見られるので取りあえず寂しい思いはせずにすみそうです。とは言えラストが近いと言うことは確かなのですけどね。2期を製作、TV放送をしてくれとは言いませんがDVDと言う形でこれからも作り続けてもらえないでしょうかね?原作の素晴らしい話しもまだまだあるでしょうしこのままで終わってしまうのはもったいないですよね。そんなわけで感想です・・・。天空より垂れた一片の糸、それを掴み空へと舞い上がった一人の少女吹。人には見えぬ、人とは違う存在へと変わり山をさ迷っていた彼女をギンコは見つけます。途中、記憶を取り戻した彼女を連れ里へと戻ったギンコと吹。吹を心配してたと言う清志朗から歓迎を受けギンコも彼の屋敷へ・・・。

今回の蟲は天辺草。空の高みに棲む蟲で、空中の微笑の光を帯びた蟲を食っていて、それが夜には光り星に見える。しかし、餌が不足すると地上に触手を伸ばし獲物を待つと、吹はその蟲に取り込まれた際蟲の気を帯びたためにあいまいな存在となった。薬でかなり回復したもののまた油断は出来ないと言う状況。彼女が完全に回復するには、ここにいたいと強い想いが必要で「お前が繋ぎとめてやれ」とギンコは清志朗に言って里を去ります。

どう考えても悲劇的な結末しかないと思っていたのですが・・・。繋ぎとめろとギンコに言われて地に足のつかなくなった吹を本当に鎖で繋いでいまう清志朗の馬鹿さ加減にはイライラさせられました。心を繋ぎとめろと言う意味だったのに知らず知らずのうちに彼女を受け入れられずにいた清志朗は、一度吹を失ってしまいます。父親の許しを得られなかったと言ってましたが、その気なら家なんて飛び出して吹と暮らせば良かったはず。父親に対する依存心が吹との心の溝を深くし彼女を別の世界へと追いやってしまった。しかし、彼女は完全に消えてしまったわけではなく実は清志朗の側にいたわけです。彼女がかろうじて留まっていられるのは清志朗への思いがまだ残っているから・・・。

昼間は見えなくともずっとそこにある天空の星・・・清志朗は姿の見えなくなった吹と結婚し、やがて里の外れて一人居を構えます。それでも見えない嫁に語り続けある日・・・。純愛ですね。男の想いが通じ吹が姿を見せたときには思わず拍手をしたくなりました。失った者の大きさを知り、なりふり構わず吹との愛に生きようという清志朗。彼に気づきを与え、真の自立の道へと促したのがギンコであると言うのは何とも蟲師らしいなと思いました。

これまでこのアニメを見て改めて気づいた事は、ギンコ自身も蟲と同じような存在であると言うこと。あるがままの存在、そこに善悪はなくただ人に影響のみを与えるものそれが蟲です。そして、ギンコ自身も村と言う閉鎖空間にひょっこりと現われ人々に様々な影響を及ぼす。彼が関わることで、悲しい結末を迎えることもあればその逆もある。ただ、きっかけを作り影響を及ぼす存在・・・。

それにしても、光脈筋と星の川の映像表現の美しい事。ただ、ひたすら静かで美しい・・・。やっぱり私は蟲師が好きです。

MUSHI06031300

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