(アニメ感想) 花咲くいろは 第12話 「じゃあな。」
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旅行雑誌の旅館ランキングで、喜翆荘に悪い点数を点けられたのは
大人の事情が絡んでいたと知ってショックを受ける緒花。
心配で迎えに来た徹と民子に慰められ、3人は小さなビジネスホテルで一夜を明かすことに。
翌朝、緒花は喜翆荘の本当の良さを知ってもらうため、
母親であり、ライターでもある皐月を誘拐して連れて帰ることを宣言。
徹と民子にも協力を仰ぐ。
それを了承する徹だったが、孝一も一緒に喜翆荘に連れていくという条件を出す。

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うーん、女の視点というところに目を移すとリアルティを感じるかな。特に、民子、波子の心情表現には色々と考えさせられるものがある。
二人とも自身の恋愛においては、緒花はライバルとなっている。しかも相手は無自覚で、その無自覚さゆえに自分の愛する男が振り回されていることも知っている。そりゃ「こういちさんの気持ちにあぐらをかいている」と波子が怒るのは当然だね。
ただ、どうなんだろう?民子も波子も意中の男に選ばれなかった悲劇のヒロイン。緒花が二人の男を振ったとして、その次に自分達が選ばれるとも限らないということは理解しているのだろうか?
いや、少なくとも民子はそれは自覚しているようには見える。徹は緒花に惹かれていて、緒花はまるで彼を恋愛対象としては見ておらず、しかし緒花の振る舞いにいちいち心動かされてしまう徹の姿を、ただただ見守ることしか出来ない。
彼女ほどプライドが高い女ならば、仮に恋敗れた徹が緒花の代わりとして自分に接近してきたとしても、拒絶するだろうな。女には女の意地がある。
では波子の場合は、どうだろう? ・・・「こういちさんを開放して欲しい」と話しているぐらいだから、こうちゃんが緒花にとらわれ過ぎているは知っている。
そのせいで、彼が次の恋にいけないことも理解しているから、早く緒花にはこういちをふってもらって、後は自分が引き受けることには何の躊躇もないかな。
まあ、女の情念というやつをまざまざと見せつけられてかっこうだった・・・。
そんな二人の女と比較して、緒花は随分と子供ぽっく映る。元々彼女はなんのドラマもないこの東京という街が嫌いで、ある種の期待を抱いて旅館にやってきた。
ところがそこで、社会の現実を突きつけられることになった。しかしやがてそこは緒花にとっての居場所となり、それは彼女のアイデンティティを確立するのにとても重要な意味を持った。
そんな中で、大きな壁にぶち当たる。興味深いのは、さらなる精神的自立を達成する上で、自身の母親が立ちはだかったことだ。もっとも、母親は本来もっと早くに打倒すべき壁だったかもしれないので、逆に言えばこれは大きなチャンスとも言える。
そしてそんな母親自身も、ここは自らも乗り越えるべき壁(スイ)を打倒する機会となっているわけだ。親子にとっての正念場、両者がここでそれを達成した時には、親子の関係性もこれまでとはまた違ったものになるだろうと思う。
まあこういう時、女は強いわな。残念ながら、こうちゃんにしても徹にしても本当にダメな男にしか見えない。連さんでさえ以前は醜態を晒していたし、男どもよもっとしっかりしろ!!・・・ああなんか情けなくなってきたぜ。
<夏の新作アニメを特集!・・・「ピッコロのらじお♪」は6月22日(水) 夜11時より放送予定>
6月22日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、夏から放送予定の新作アニメを特集します。THE IDOLM@STER、夏目友人帳 参、バカとテストと召喚獣にっ!、BLOOD-C等。
また、花咲くいろは、世界一初恋、青のエクソシスト、シュタインズゲート等の春の新作アニメについて語っていきますよ~!!
当日は掲示板も設置しますので、興味のある方は是非参加してください!アニメブロガーの本音はここでしか聞けない!?
詳しくは放送日当日、当ブログのトップページを御覧ください。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/mas0403/51854425
二人とも自身の恋愛においては、緒花はライバルとなっている。しかも相手は無自覚で、その無自覚さゆえに自分の愛する男が振り回されていることも知っている。そりゃ「こういちさんの気持ちにあぐらをかいている」と波子が怒るのは当然だね。
ただ、どうなんだろう?民子も波子も意中の男に選ばれなかった悲劇のヒロイン。緒花が二人の男を振ったとして、その次に自分達が選ばれるとも限らないということは理解しているのだろうか?
いや、少なくとも民子はそれは自覚しているようには見える。徹は緒花に惹かれていて、緒花はまるで彼を恋愛対象としては見ておらず、しかし緒花の振る舞いにいちいち心動かされてしまう徹の姿を、ただただ見守ることしか出来ない。
彼女ほどプライドが高い女ならば、仮に恋敗れた徹が緒花の代わりとして自分に接近してきたとしても、拒絶するだろうな。女には女の意地がある。
では波子の場合は、どうだろう? ・・・「こういちさんを開放して欲しい」と話しているぐらいだから、こうちゃんが緒花にとらわれ過ぎているは知っている。
そのせいで、彼が次の恋にいけないことも理解しているから、早く緒花にはこういちをふってもらって、後は自分が引き受けることには何の躊躇もないかな。
まあ、女の情念というやつをまざまざと見せつけられてかっこうだった・・・。
そんな二人の女と比較して、緒花は随分と子供ぽっく映る。元々彼女はなんのドラマもないこの東京という街が嫌いで、ある種の期待を抱いて旅館にやってきた。
ところがそこで、社会の現実を突きつけられることになった。しかしやがてそこは緒花にとっての居場所となり、それは彼女のアイデンティティを確立するのにとても重要な意味を持った。
そんな中で、大きな壁にぶち当たる。興味深いのは、さらなる精神的自立を達成する上で、自身の母親が立ちはだかったことだ。もっとも、母親は本来もっと早くに打倒すべき壁だったかもしれないので、逆に言えばこれは大きなチャンスとも言える。
そしてそんな母親自身も、ここは自らも乗り越えるべき壁(スイ)を打倒する機会となっているわけだ。親子にとっての正念場、両者がここでそれを達成した時には、親子の関係性もこれまでとはまた違ったものになるだろうと思う。
まあこういう時、女は強いわな。残念ながら、こうちゃんにしても徹にしても本当にダメな男にしか見えない。連さんでさえ以前は醜態を晒していたし、男どもよもっとしっかりしろ!!・・・ああなんか情けなくなってきたぜ。
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6月22日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、夏から放送予定の新作アニメを特集します。THE IDOLM@STER、夏目友人帳 参、バカとテストと召喚獣にっ!、BLOOD-C等。
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