(アニメ感想) あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第11話 「あの夏に咲く花」
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☆あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。について語り合うスレ
花火を上げても「めんま」は消えなかった。その事実に呆然とする「じんたん」。うなだれる超平和バスターズの面々。
何も知らない聡史は、「じんたん」たちに今日のことに対して感謝を告げる。

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いよいよ最終回。今期のアニメの中では話題性も高く注目されていた作品だったと思いますが、いかがだったでしょうか。私の印象としては、とにかく登場人物がよく泣くアニメだったなと・・・。
確かに主人公であるじんたんはあまり自分の本音を出さなかったが、あなるやゆきあつなど他の登場人物は怒り、悲しみ、喜び・・・様々な表情を見せてくれた。最後は皆で号泣して、めんまを送り出したわけですけど、その前の神社の前で皆で号泣して本音を吐露するというシーンを引きずっていたためか、やや演出がくどいように映ったのは残念。
明らかに泣かせようという演出は個人的には好きではありません。演出にはもう少しメリハリをが欲しかったなと思うところではあります。
さて、この作品のテーマというところに視点を移すととても大切なことを描こうとしていたとは思うのですよね。つまるところ、じんたん達超平和バスターズはなぜこの夏にあの場所へと集ったのか?
それは必然であったと私は考えています。めんまが例え皆をあの場所に繋げなくとも、いつかは彼らはあそこに集まったであろうと・・・。それはあそこが彼らにとって必要な場所であるからなのですよ。
幾ら年月が経っても決して忘れられない場所・・・じんたん達はそれを大きな縛りであるとか考えていました。そしてあの場所を象徴する存在がめんまであり、彼らは未だにそのめんまの亡霊にとらわれているわけですね。
花火を打ち上げようとしたのも、それがめんまの成仏に繋がり、それによって彼女の呪縛から逃れるためです。しかしそれでめんまが消えなかったのは、まるでめんまの亡霊がそんな逃げを許さないと突きつけているようにも見えました。
その意味でめんまの姿が見えなくとも、じんたん以外の超平和バスターズのメンバーそれぞれの中にめんまは存在していたのかもしれません。いくら振り切ろうとしても未だに彼らに、あの時の罪を思い起こさせる存在・・・。
しかしそれを自身の記憶の中から消したところで、何の問題の解消にもならないとこの作品は我々に訴え続けてきたのです。彼らがなぜここから前に進めなくなってしまっているのか?
それは間違いなく、問題の原点があの頃にあるからです。人は過去を変えることは出来なくとも、変えられない過去を踏まえた上でやり直すことは出来るんです。
そんなやり直しの機会として、超平和バスターズの基地は存在し、同じ傷を抱えた者達がこの夏に再び集ったのはとても意味のあることなんです。めんまによって超平和バスターズのメンバー達が繋がり、そして彼らの心の解消を促した。
めんまは決して、彼らにとっての縛りなどではなく、皆の思い出の象徴として存在し、それはこれからも続いていくだろうというところで物語は締められたのです。
あの花とはきっと、われすなぐさのこと。そしてそれはめんま自身を表しているのでしょうね。物語はじんたんの「俺たちはめんまの願いを叶え続ける」という言葉で締めくくられていました。
ではめんまの願いとはなんだったのか・・・。われすなぐさの花言葉は「忘れないで」であります。まさにめんまの真の願いとはそれなのだろうと私は考えています。
超平和バスターズの中では、めんまの過去は重くのしかかっていた。しかしめんまと楽しく過ごした思い出、そしてその繋がりは今でも彼らの中に残し続けて欲しい・・・それは皆にとっての縛りではなく、居場所として・・・。
あの場所がなければ、俺が(私が)俺(私)でいられなくなる・・・それは彼らのアイデンティティとも深く関係し、そして帰るべき場所として存在し続けるのでしょう。めんまが残してくれた宝物・・・彼らはそんな大切なものを胸に抱き現実での戦いを続けていくのでしょう。
めんまの「忘れないで」という願いも含めて当初から予想していた当たり前の結末になりましたが、テーマの消化もうまく出来ていたし、何よりとても意味の作品であったと思います。
この作品については、ネットラジオの方でも色々と語る余地があり楽しかった。この作品の登場人物の抱える問題って、我々が現実で直面する問題も多く、そういう意味でも共感度は高かったのではないでしょうか?
深いというか痛い・・・登場人物と同じような問題に対面した時に我々ならどうするのか?そんなことを突きつけているようだった。ともかく、何年経っても我々の心にのこるような印象深い作品になるだろうな・・・ありがとう!
<咲の二期が決定!・・・「ピッコロのらじお♪」は6月29日(水) 夜11時より放送予定>
6月29日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、花咲くいろは、世界一初恋、青のエクソシスト、シュタインズゲート等の春の新作アニメについて語っていきますよ~!!
当日は掲示板も設置しますので、興味のある方は是非参加してください!アニメブロガーの本音はここでしか聞けない!?
詳しくは放送日当日、当ブログのトップページを御覧ください。
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確かに主人公であるじんたんはあまり自分の本音を出さなかったが、あなるやゆきあつなど他の登場人物は怒り、悲しみ、喜び・・・様々な表情を見せてくれた。最後は皆で号泣して、めんまを送り出したわけですけど、その前の神社の前で皆で号泣して本音を吐露するというシーンを引きずっていたためか、やや演出がくどいように映ったのは残念。
明らかに泣かせようという演出は個人的には好きではありません。演出にはもう少しメリハリをが欲しかったなと思うところではあります。
さて、この作品のテーマというところに視点を移すととても大切なことを描こうとしていたとは思うのですよね。つまるところ、じんたん達超平和バスターズはなぜこの夏にあの場所へと集ったのか?
それは必然であったと私は考えています。めんまが例え皆をあの場所に繋げなくとも、いつかは彼らはあそこに集まったであろうと・・・。それはあそこが彼らにとって必要な場所であるからなのですよ。
幾ら年月が経っても決して忘れられない場所・・・じんたん達はそれを大きな縛りであるとか考えていました。そしてあの場所を象徴する存在がめんまであり、彼らは未だにそのめんまの亡霊にとらわれているわけですね。
花火を打ち上げようとしたのも、それがめんまの成仏に繋がり、それによって彼女の呪縛から逃れるためです。しかしそれでめんまが消えなかったのは、まるでめんまの亡霊がそんな逃げを許さないと突きつけているようにも見えました。
その意味でめんまの姿が見えなくとも、じんたん以外の超平和バスターズのメンバーそれぞれの中にめんまは存在していたのかもしれません。いくら振り切ろうとしても未だに彼らに、あの時の罪を思い起こさせる存在・・・。
しかしそれを自身の記憶の中から消したところで、何の問題の解消にもならないとこの作品は我々に訴え続けてきたのです。彼らがなぜここから前に進めなくなってしまっているのか?
それは間違いなく、問題の原点があの頃にあるからです。人は過去を変えることは出来なくとも、変えられない過去を踏まえた上でやり直すことは出来るんです。
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めんまは決して、彼らにとっての縛りなどではなく、皆の思い出の象徴として存在し、それはこれからも続いていくだろうというところで物語は締められたのです。
あの花とはきっと、われすなぐさのこと。そしてそれはめんま自身を表しているのでしょうね。物語はじんたんの「俺たちはめんまの願いを叶え続ける」という言葉で締めくくられていました。
ではめんまの願いとはなんだったのか・・・。われすなぐさの花言葉は「忘れないで」であります。まさにめんまの真の願いとはそれなのだろうと私は考えています。
超平和バスターズの中では、めんまの過去は重くのしかかっていた。しかしめんまと楽しく過ごした思い出、そしてその繋がりは今でも彼らの中に残し続けて欲しい・・・それは皆にとっての縛りではなく、居場所として・・・。
あの場所がなければ、俺が(私が)俺(私)でいられなくなる・・・それは彼らのアイデンティティとも深く関係し、そして帰るべき場所として存在し続けるのでしょう。めんまが残してくれた宝物・・・彼らはそんな大切なものを胸に抱き現実での戦いを続けていくのでしょう。
めんまの「忘れないで」という願いも含めて当初から予想していた当たり前の結末になりましたが、テーマの消化もうまく出来ていたし、何よりとても意味の作品であったと思います。
この作品については、ネットラジオの方でも色々と語る余地があり楽しかった。この作品の登場人物の抱える問題って、我々が現実で直面する問題も多く、そういう意味でも共感度は高かったのではないでしょうか?
深いというか痛い・・・登場人物と同じような問題に対面した時に我々ならどうするのか?そんなことを突きつけているようだった。ともかく、何年経っても我々の心にのこるような印象深い作品になるだろうな・・・ありがとう!
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6月29日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、花咲くいろは、世界一初恋、青のエクソシスト、シュタインズゲート等の春の新作アニメについて語っていきますよ~!!
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No title
人に忘れられ誰にも知られないというのはその人物の存在をないがしろにするということになり、死んだも同然になります。死人ならなおさらで、その人の存在をないがしろにすることになります。だから死人を忘れるということは酷い事なんだとおもいます。だから忘れちゃいけないんだと思います。