(アニメ感想) [C] 第11話 「control(未来)」
![]() | 「C」第1巻 (2011/08/19) 内山昂輝、戸松遥 他 商品詳細を見る |
現実世界では、竹田崎の仕掛けたハイパーインフレと情報操作によって日本円の価値が暴落し、人々はパニックに陥っていた。そんな中、ミダスマネーに変化が現れる。真朱や人々の未来を守る決意をした公麿と、現在を守る決意の壮一郎。それぞれの想いがぶつかり合い、加速度的に白熱していくディールは、遂に決着の時を迎える!
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いよいよ最後の戦い。公麿と壮一郎の戦闘描写には十分な真剣味が感じられて良かった。線画になるところのシーンも大きな説得力はあったと思う。これまでこの作品を見てきて、やっと戦闘シーンがカッコイイと思えた。
しかし肝心のストーリーとなるとさっぱりでありました。公麿は未来を肯定し、壮一郎は現在を肯定した。この構図が凄く分かりにく。だって現在と未来は切り離せないもので、これを完全に分けて議論しているところが理解出来ない。
うーんかろうじて壮一郎が「現在が大事」という理屈は分かる気がする。これまでの私の解釈では「現在がない限り未来など存在しえないから壮一郎は現在を肯定する」のだと考えていた。ところが今回を見る限り、少し違ったような気がする。
つまり、壮一郎が提示したものとは宮台真司風に言うと「終わりなき日常を生きろ」だったのだろう。大きな物語もなく、革命もない、ただ退屈な日常が延々と続いていく・・・それでもその「終わりなき日常」に適応していくのだというメッセージなのかもしれない。
実際、Cの連鎖を止めるために未来を担保にしたことで大きな影響を受けた現実世界は「終わりなき日常」そのものだったと思う。もちろん延々とこのような日常が続くわけだから、未来の希望などはない。何も起こりえないのだ。
だから公麿はそんな世界を否定した。そこで、壮一郎と対峙しこれを打倒しようとしたのだけど、彼には壮一郎を倒した後のビジョンなど全く持ちあわせていなかった。日本円が下落したため、Cの連鎖が避けられたものの、公麿には壮一郎を倒した後、Cの連鎖にどう備えるのか?という対策が全くなかったことに驚きだ。
Cの連鎖がくれば日本は消滅する。そうなれば、現在も未来全てが消えるのだから、とりあえずはCの連鎖を食い止めようとした壮一郎を倒そうなど正気の沙汰とは思えない。到底納得出来る展開ではなかったなあ。
最後に真坂木が話していた上の人間が登場し、話していた言葉もまるで理解不能だ。「正解はない皆正しいんだ?」、「何一つ無駄なことはない?」もう何を言っているのか通訳を求めたい。
金融街が存在した理由の説明も提示されていなかった。金融街が人類をよりよく導くための場所?じゃあ、ここの神の作りし世界で、まさに上の連中は神だ。
色々はあったけど、結果的に世界は元に戻り、しかし実は以前よりも変わった・・・その変化が少しでもよりよい方向に導かれた結果だということだろうか?
経済を題材にしたというところは興味深かったし、なんとなく言いたいことも分かった気はする。でも最後は消化不良・・・本当に残念だ。
<咲の二期が決定!・・・「ピッコロのらじお♪」は6月29日(水) 夜11時より放送予定>
6月29日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、花咲くいろは、世界一初恋、青のエクソシスト、シュタインズゲート等の春の新作アニメについて語っていきますよ~!!
当日は掲示板も設置しますので、興味のある方は是非参加してください!アニメブロガーの本音はここでしか聞けない!?
詳しくは放送日当日、当ブログのトップページを御覧ください。
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しかし肝心のストーリーとなるとさっぱりでありました。公麿は未来を肯定し、壮一郎は現在を肯定した。この構図が凄く分かりにく。だって現在と未来は切り離せないもので、これを完全に分けて議論しているところが理解出来ない。
うーんかろうじて壮一郎が「現在が大事」という理屈は分かる気がする。これまでの私の解釈では「現在がない限り未来など存在しえないから壮一郎は現在を肯定する」のだと考えていた。ところが今回を見る限り、少し違ったような気がする。
つまり、壮一郎が提示したものとは宮台真司風に言うと「終わりなき日常を生きろ」だったのだろう。大きな物語もなく、革命もない、ただ退屈な日常が延々と続いていく・・・それでもその「終わりなき日常」に適応していくのだというメッセージなのかもしれない。
実際、Cの連鎖を止めるために未来を担保にしたことで大きな影響を受けた現実世界は「終わりなき日常」そのものだったと思う。もちろん延々とこのような日常が続くわけだから、未来の希望などはない。何も起こりえないのだ。
だから公麿はそんな世界を否定した。そこで、壮一郎と対峙しこれを打倒しようとしたのだけど、彼には壮一郎を倒した後のビジョンなど全く持ちあわせていなかった。日本円が下落したため、Cの連鎖が避けられたものの、公麿には壮一郎を倒した後、Cの連鎖にどう備えるのか?という対策が全くなかったことに驚きだ。
Cの連鎖がくれば日本は消滅する。そうなれば、現在も未来全てが消えるのだから、とりあえずはCの連鎖を食い止めようとした壮一郎を倒そうなど正気の沙汰とは思えない。到底納得出来る展開ではなかったなあ。
最後に真坂木が話していた上の人間が登場し、話していた言葉もまるで理解不能だ。「正解はない皆正しいんだ?」、「何一つ無駄なことはない?」もう何を言っているのか通訳を求めたい。
金融街が存在した理由の説明も提示されていなかった。金融街が人類をよりよく導くための場所?じゃあ、ここの神の作りし世界で、まさに上の連中は神だ。
色々はあったけど、結果的に世界は元に戻り、しかし実は以前よりも変わった・・・その変化が少しでもよりよい方向に導かれた結果だということだろうか?
経済を題材にしたというところは興味深かったし、なんとなく言いたいことも分かった気はする。でも最後は消化不良・・・本当に残念だ。
<咲の二期が決定!・・・「ピッコロのらじお♪」は6月29日(水) 夜11時より放送予定>
6月29日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、花咲くいろは、世界一初恋、青のエクソシスト、シュタインズゲート等の春の新作アニメについて語っていきますよ~!!
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