(アニメ感想) 君と僕。 第13話 「陽だまりの詩」
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毎年2年生が行う"職場体験"。
そのリストに通っていた「陽だまり幼稚園」があったことから、春は5人で行ってみようと提案する。
昔と変わらない場所を懐かしく感じる春や、4人がいた場所をワクワクしながら眺める千鶴とは対照的に、かおり先生との再会に、いつになく緊張している要。
個性豊かな園児たちに振り回されて、5人職場体験は無事に終わるのか!?
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これまで繰り返し「陽だまり幼稚園」での回想が挿入されていたのだけど、最終回でようやくこの演出の意味が分かった気がします。
陽だまり幼稚園は要達四人にとっては原点なのです。この四人の関係性が構築されたのもあそこであったし、何より現在との対比によって、それぞれのキャラクターの本質を浮かび上がらせているのですよね。
ある程度大人になると自分の本音を隠すことが出来る。しかし、幼い時にはそれが出来ない。ありのままの自分がそこにある。どんなに斜に構えていても君の本質はこうじゃないのか?・・・回想はそんな風に突きつけているようでありました。特に要君は・・・w
その意味でこれまでの集大成として、「陽だまり幼稚園」を要達が訪れるというエピソードをラストに持ってきたのは、テーマが汲み取りやすく良かったですね。
今回登場した幼稚園児のケンちゃんはかつての要と重なるわけですが、本人がそれを理解しているかはともかく、要がケンちゃんの粗暴な振る舞いに対して理解を示すシーンでは彼の成長が見て取れた気がします。
好きな女の子を前にして素直になれず、その苛立ちは暴力的な形として表されてしまう。周囲はそんなケンちゃんの葛藤には気づかず、ただの暴力少年だと罵るものだから彼は一層孤独になっていくわけですね。
要は暴力的な行動には走らないけど、ケンちゃんのその心の動きは十分に理解出来るところなのでしょう。だから、ケンちゃんをフォローし後押しをしてあげた。ほんの少しのきっかけだったが、それがケンちゃんにとっては大きな救いとなり、二人の心はここで強く共感しあったわけですね。
今回の主人公は要君でありました。彼は今でもおそらくかおり先生が好きでその変わらない想いを改めて確認したことでしょう。それは何年たっても変わる事のない要の本質というものを示していたわけです。
一方で、どこか自分と似ているケンちゃんに対してのフォローは、要の成長を表していました。原点に回帰したことで、「変わらないものと変わったもの」その両方を受け手側に自然に伝えることに成功した今回は私の中でベストエピソードでございました。
最終回にふさわしい締め・・・見事でありました。久しぶりに原作を買いたいと思わせてくれた作品。二期の放送も実に楽しみであります。
<アニメ最終回特集~!!・・・「ピッコロのらじお♪」は12月28日(水) 夜11時より放送予定】>
12月28日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、様々なアニメをレビューしていきますよ~。fate/zeroやペルソナ4、未来日記、世界一初恋、君と僕、輪るピングドラムなど。
掲示板も設置しますので気軽にご参加ください。聞き方等、詳しくは放送日当日、当ブログのトップページを御覧ください。
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ある程度大人になると自分の本音を隠すことが出来る。しかし、幼い時にはそれが出来ない。ありのままの自分がそこにある。どんなに斜に構えていても君の本質はこうじゃないのか?・・・回想はそんな風に突きつけているようでありました。特に要君は・・・w
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今回登場した幼稚園児のケンちゃんはかつての要と重なるわけですが、本人がそれを理解しているかはともかく、要がケンちゃんの粗暴な振る舞いに対して理解を示すシーンでは彼の成長が見て取れた気がします。
好きな女の子を前にして素直になれず、その苛立ちは暴力的な形として表されてしまう。周囲はそんなケンちゃんの葛藤には気づかず、ただの暴力少年だと罵るものだから彼は一層孤独になっていくわけですね。
要は暴力的な行動には走らないけど、ケンちゃんのその心の動きは十分に理解出来るところなのでしょう。だから、ケンちゃんをフォローし後押しをしてあげた。ほんの少しのきっかけだったが、それがケンちゃんにとっては大きな救いとなり、二人の心はここで強く共感しあったわけですね。
今回の主人公は要君でありました。彼は今でもおそらくかおり先生が好きでその変わらない想いを改めて確認したことでしょう。それは何年たっても変わる事のない要の本質というものを示していたわけです。
一方で、どこか自分と似ているケンちゃんに対してのフォローは、要の成長を表していました。原点に回帰したことで、「変わらないものと変わったもの」その両方を受け手側に自然に伝えることに成功した今回は私の中でベストエピソードでございました。
最終回にふさわしい締め・・・見事でありました。久しぶりに原作を買いたいと思わせてくれた作品。二期の放送も実に楽しみであります。
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