（アニメ感想） 偽物語 第4話 「かれんビー 其ノ肆」

この作品は暦と他の登場人物の対話で物語が展開されていきます。そこには西尾維新らしい言葉遊びやパロディがふんだんに盛り込まれていますが、キャラクターの真意や怪異の正体についてのヒントも含まれるため、どのセリフとして聞き逃せないという緊張感がありますね。今回の羽川、忍との対話はまさにそうでございました。

そして女の子達は常に暦へとある種の問いを投げかけ、それに対する反応を注意深く見ている節があります。そこに女の情念というべきものを感じ、少しでも対応を間違えると取り返しのつかないことになりそうな威圧感をも覚えるのです。いやあ～暦君も大変でありますな。

それを踏まえると羽川とひたぎの関係というのは実に不思議。当然、両者とも互いの暦に対する想いは理解しているのでしょう。しかし、暦とひたぎはすでに付き合っていて、ところが以前の電話では優位であるはずのひたぎの方が随分と下手に出ていたのが印象的です。

どうも羽川に「告る」と言われたのが効いたようですけど、ひたぎほとの女があのうろたえっぷり・・・いや恋の魔法は人をこんなにも脆くさせてしまうのですね。もちろん強くもするのでしょうけどね。一方で、羽川の肝の据わりっぷりは凄い。いや、暦君じゃないけど女は怖いですわ・・・。


さて、暦君の大きい方の妹はどうやら怪異にとりつかれたようであります。そこには貝木が関わっているらしく、忍いわく「貝木が怪異そのものである」とのこと。

正直この言葉の意味するところはまだ理解しにくい。詐欺師であるはずの彼になぜそのようなことが出来たのかという解にはなっていますけど、やはり具体性は伴っていませんね。

その辺りの真相は何れ明かされるものと期待して・・・いやあ～忍のお風呂シーンは限りなくエロスだった。

＜ガンダムAGEいよいよ新章突入～！！・・・「ピッコロのらじお♪」は2月1日（水） 夜11時より放送予定＞

2月1日（水）夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、偽物語を始め、アクエリオンEVOL、あの夏で待ってる、夏目友人帳 肆等の新作アニメについて語っていきます！

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