(アニメ感想) かしまし~ガール・ミーツ・ガール~ 第12話 「やがて恋が始まる」

かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~ 1




さて、最終回です。第一話の繊細な描写に惚れ込みここまで見てきましたけど、全体的にギャグ少な目の純愛ストーリー(主人公が女になると言うことを除いては)だったのはちょっと意外でした。あかほりシナリオと言うことで、もっとエロエロでコメディタッチだと思い込んでいたものですから。とまりとやす菜、はずむがどちらを選ぶかにやきもきし、ファンの間でもとまり派、やす菜派で意見が真っ二つに分かれたりもしました(かなり大げさです(苦笑))。最終話、はずむがどんな答えを導き出すのか楽しみですね。それでは、感想です・・・。本当の恋ってなんですか?・・・とまりとやす菜への想いに心が揺れ動き、考え続けたはずむはある一つの答えを出します。「やす菜ちゃんの側にいる・・・」勇気を出して言葉にしたはずむのとまりへの告白。そんなはずむの気持ちを笑顔で受け止めるとまり。とまりも、はずむの告白を受ける前からすでに自分の気持ちは決まっていたのでした・・・。

最後に一日だけ遊ぼう!そう言って、二人の時間を過ごすとまりとはずむ。こんなところやす菜に見られたら今度は、刺し殺されるんじゃないかと冷や冷やしましたよ(苦笑)。それにしても、散々とまりとやす菜を振り回したあげくにこの決断。

それも、やす菜がああいう状態になってしまったから、同情で側にいてあげたいと言うはずむの心情が見え隠れしてどうにも納得出来ないものがあります。
そもそも、はずむはとまりの事を女として好きだったのか?これも疑問です。それこそ熱病に浮かされたようなもので、とまりの積極的な告白で、それまで全く気にも留めていなかった存在をまるで今までもずっと想っていたかのように、錯覚してしまったのではないでしょうか?

正直、川辺でのとまりとはずむのやりとり恥ずかしくて見てられなかった。感動を演出しようと言う、わざとらしさが見え見えでどうも素直にこのシーンに入り込むことが出来ませんでした。とまりの「いつまでも俺の中に(*注 私です)お前がいる」発言は妄想癖の強いストーカーみたいでどうも(苦笑)。すいません、なんかとても辛口になってしまいました。でも、どうもここにきて演出が空回りしている感がぬぐえないのですよ。はずむの中途半端な優しさが、演出やストーリーを台無しにしてしまっているのではないでしょうかね?彼の心には、あゆきの言葉が届いていなかったようです。


一人歩く横断歩道、やす菜の目にはもう誰一人として映りません。周りにはこんなにも多くの人が往来していると言うのに・・・。彼女の前からはもう全ての景色が消え去ろうとしていました、それは行き交う人々だけでなく、そう全ての景色が。そして世界から孤立していくやす菜・・・がしかし、そこへ彼女を呼ぶ声。灰色の世界の中にあって、微かに光を帯び人間としのて輪郭をとどめるその存在はこちらへ向かって走ってきます。それは、間違えるはずもないはずむの姿。強く抱きしめられ、やすなの胸に響くはずむの言葉、やす菜ちゃん大好きだよ・・・。その瞬間、やす菜の世界は変わります。人も景色も、世界は色づき全てが生まれ変わる・・・。

最後は、やす菜を選ぶことで全てが円く収まったと言うことですか。やす菜の病気の克服が最大のテーマであるとするならば、どう考えてもこの結末しかありえなかったわけですけどね。あらかじめ用意されていた結末、しかしそれを否定するかのような最後のとまりとやす菜の川辺のシーン。まだ、物語は終わりそうもありません。DVDで13話が収録されると言う噂を聞きましたが、そのお話しの一部のシーンなのではないでしょうか?あの中途半端さはどうもそんな感じですよね。視聴者が最終話のこの結末に納得いかないだろうと見越しての、13話追加・・・商売人ですね。

個人的には、はずむがやす菜を選ぶ過程にはいまいち納得出来ない部分があるものの、あの結末には満足しています。美しく開けた世界、その扉を開いたのははずむであり、一番先に彼女の目に飛び込んできたのも彼の顔。美しい演出であり、感動的なシーンだったと思います。少し時間がかかるかもしれませんが、とまりともまた今まで通りの関係に戻ることが出来るでしょうし、あゆきや明日太達とのにぎやかな日々も戻ってくることでしょう。これでもう十分じゃないかなと思ってしまいます。皆様はどう思われたのでしょうか

全体的に楽しませてもらった作品です。お色気や萌えを無理に煽って下品になるような事もなかったですし、女になったはずむを前に、揺れ動く二人の乙女にの心模様も繊細に映し出していたと思います。静かな作品でしたが、盛り上がりどころは抑えていて、時にはそれが過剰になるところ(最後とまりがはずむをやす菜の所へと押し出すシーンとか)もありましたけど、最後まで飽きずに見られたところはさすがだと思いました。スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。ちなみに、何度もいいますが「みちしるべ」は名曲です

かしまし~ガール・ミーツ・ガール 3 (3) 電撃コミックス

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