(アニメ感想) ノエイン もうひとりの君へ 第24話 「ハジマリ」

ノエイン ~もうひとりの君へ~ 第3巻




これまで高い評価を受けている大作アニメ、「ノエイン」も今回がラスト。ここまで、本当に楽しませてもらいました。ハッピーエンドな結末を期待しつつ、最後のノエインの世界を楽しんでいきたいと思います。それでは、感想です・・・。遊撃艇と激しい戦いを繰り広げるカラス。しかし、次第に体力を消耗し苦戦を強いられます。そんなカラスの前に現れたアトリ。力を解放し巨大化したアトリは、カラスにハルカ救出を託し、圧倒的数をほこる遊撃艇との戦いへ一人立ち向かうのでした・・・。

これなんてエヴァンゲリオン?いつかやるんじゃないかと思ってましたが、巨大化するとは・・・もはやカラス達は人ではないのでしょうか?それても存在が確定されていないものだから、こんな奇想天外な変身も可能なのでしょうかね?それにしても、最後の最後でアトリがこんな活躍をしてくれるとは、正直序盤はあのクレイジーさと類を見ない冷酷さからどうしても好きになれない存在でしたが、ミホ達と心を通わせ彼女達を守る役割に回るとは想像もしませんでした。アトリ無事でいてくれ・・・。


共に無の世界へ・・・ハルカに迫るノエインの悪意。そして、ノエインとハルカが重なり合った瞬間世界は真っ白な光に包まれるのでした・・・。

一方、計画通りに進められるマジックサークルプロジェクト。ところが、マジックサークルが臨界に達した時、巨大なウロボロスの輪が出現。突如、時空の収縮が起こり始めます。全時空が収縮し全てが消える・・・そう全てが無に・・・。

未来世界では、貧困層の人たちが大騒ぎ全て消えてしまうんだとヤケになってしまっているようです。そんな中アイはリリの所へ。それにしても、大きくなったミホが出てきませんね。どこか体を悪くしているのでしょうか?

一方、コサギにストレージバッテリーを渡し、「ラクリマに戻って」と話すトビ。シャングリラの因果律に巻き込まれるのを防ぐため、レイズシミュレータしようと言うのです。レイズシステムでバーチャルな観測者を作り出しても意味がない、存在を確定するためには人と人とがお互いを認識し分かり合う必要がある。先日、最終回を迎えた「かしまし」とちょっと似ているなと一瞬思いました。別の星からやってきた、宇宙仁が話した自分の星の事。人が他人に興味を失い人を認識出来なくなった。このノエインでも結局行き着くところは愛。人との係わり合いの中で生まれる他人を想う気持ちは、人だけけでなく世界をも変える・・・。

現れた遊撃艇にひるむことなく、アイ達は函館山の展望台からハルカ達の無事を祈ります。お互いの手をとり、しかしその中心にいるのはなぜかイサミ。アイが真ん中のほうがしっくりきませんかね?現代へと繋がったシャングリラ。その時空のトンネルを抜けた先に現れた「東芝エンターテイメント」のロゴ(笑)。いや、CMと妙にリンクしていたのにワロタ。これって狙いなんでしょうかね?

それにしても、現代に場所を移して遊撃艇と戦うアトリ。完全にロボットアニメしています。と言うか、アトリを応援するミホって・・・ウルトラマンですか?

ハルカを取り込んだノエイン。全ては始まった、そして全ては終わる・・・。そして、ノエインはその身にカラスを取り込んでしまうのでした・・・。


終わりました。バットエンドも想像したのですが、こういう爽やかな終わり方で本当に良かった。未来は無限の選択肢を得たことで、人は希望を持って生きてゆけます。「一緒にいてくれないの?」カラスに問いかけるハルカ。なぜでしょう、カラスは十五年後のユウ。ユウとはいつも側にいられるのに、ハルカが好きだったのはあの時空のユウなのかもしれませんね。

量子物理学の専門用語なども多く、小難しいイメージがありましたが分かりやすい形でストーリーが進行していったため、決して複雑で難解と言うわけではなかったです。でも、なんか、ユウのユウによる自作自演の物語世界とも言えなくもない(3人のユウが出てきたし)お話しでしたけど・・・。結局、小難しい理屈を並べても行き着くところは愛。結末としては悪くなかったと思います。

ただ、まだ謎が幾つか残っており後であれこれ考察する余地があるのは今の流行でしょうか?個人的には、アトリはどうなったのか?謎の老人は何者?リリの父親は誰等が気になっています。

それと、作画のことは色々と物議を醸し出したわけですが、個人的にはとにかく動かすことに拘ったと言う点は評価出来ると思います。アニメーションは動かしてナンボだと思うので、多少静止画が雑でも特に戦闘シーンなんかはグリグリ動いてくれたほうが圧倒的に迫力が増します。まあ、画風はクセがありましたし合わない人にはトコトン合わないのでしょうね。ともあれ、近年稀に見る名作となったことは確かです。スタッフの皆様お疲れ様でした。もう一度一話からジックリと見返したいと思える作品ですね。

ノエイン ~もうひとりの君へ~ 第4巻

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