(アニメ感想) 夏目友人帳 肆 第8話 「惑いし頃に」
0
![]() | 夏目友人帳 肆 1【完全生産限定版】 [Blu-ray] (2012/02/22) 神谷浩史、井上和彦 他 商品詳細を見る |
突如空から現れた妖怪に連れ去られてしまう夏目。夏目をレイコと勘違いしているその妖怪は、友人帳に名があり今は封印されている友を呼んでやってほしいという。
一方、夏目とはぐれたニャンコ先生は、山の中の廃屋で、古井戸の中から妙な気配を感じる。足を滑らせその古井戸に落ちてしまったニャンコ先生が遭遇したのは、祓い屋・的場一門の七瀬であった。

*一週間のアニメを濃く熱く語るラジオ、毎週水曜日と金曜日夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」をチェック!掲示板も設置、リアルタイムで是非DJに突っ込みを入れてください。アニメブロガー達の本音はここでしか聞けない!?
↑ポチって押して頂けると励みになります。コメントを頂けるとコメントレスさせて頂きます!
今回は少し視点を変えて、的場側の掘り下げ。これまでの描き方では、的場一門は実にミステリアスで不気味・・・人間臭さといったものは皆無でございましたので、いまいち彼らのスタンスや目的が分かりにくかった部分はあります。
今後もこのように的場一門側の描写が増えていくことで、より作品のテーマ性が浮かび上がってくるかなとは思います。
というわけで今回は的場一門のいぶし銀(?)七瀬さんの過去のお話しが中心でございました。実は前回のエピソードと合わせてみるとこの作品の伝えたいメッセージが分かるお話しでもあるのです。
前回は夏目の踏み入れた世界に田沼が関わろうとしてることに夏目は不安を覚えるという描写がありました。しかし人と妖と関わる以上このようなことはこれからも続くが「それは捨ててはいけないもの」だと名取は説いたのです。
名取はすでにそうしたものを捨ててきた経験上語ったわけですね。そして七瀬も同じく「捨てた者」であったわけです。妖が見える体質から、彼らに対して強い感情移入を抱いてしまう自分を責めていた若かりし頃の七瀬。
ただとある妖者に出会ったことで、「妖を祓う」という業を背負うという自覚を持つことで、彼女はある意味自身の拘りから開放されたわけですね。では果たして夏目には同じことが出来るでしょうか?
やはり夏目は、名取や七瀬と違って「捨てられない」でしょう。妖と関わる人間は言わば、人と妖の境界線に存在する者なのかもしれません。
常に人と妖怪どちらかを天秤にかけ、その曖昧な境界線上で漂う者達。しかし中にはきっと人と妖怪そのどちらにも愛着を持ち離れられない者もいるのです。
それが夏目でしょう。それは果たして「縛り」なのか?そしてそれを捨て去ることを本当に開放と言えるのか?実はそれはとても大切に持ち続けていかなければならないものではないのか?
この作品はそうしたメッセージを発信し続けているように見えます。こうした関連あるテーマ性のエピソードを連続でもってくる辺りにスタッフのセンスを感じます。うん、素晴らしい。
<未来日記がドラマ化!!・・・「ピッコロのらじお♪」は2月22日(水) 夜11時より放送予定>
2月22日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、偽物語を始め、アクエリオンEVOL、あの夏で待ってる、夏目友人帳 肆等の新作アニメについて語っていきます!
夏目友人帳 肆、モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)、BRAVE10、アクエリオンEVOL、Another、あの夏で待ってる、男子高校生の日常、ブラック★ロックシューター、輪廻のラグランジェ、アマガミSS+(plus)、パパのいうことを聞きなさい!、ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~、偽物語、戦姫絶唱シンフォギア、妖狐×僕SS(いぬ×ぼく シークレットサービス)等。
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
なお、ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
今後もこのように的場一門側の描写が増えていくことで、より作品のテーマ性が浮かび上がってくるかなとは思います。
というわけで今回は的場一門のいぶし銀(?)七瀬さんの過去のお話しが中心でございました。実は前回のエピソードと合わせてみるとこの作品の伝えたいメッセージが分かるお話しでもあるのです。
前回は夏目の踏み入れた世界に田沼が関わろうとしてることに夏目は不安を覚えるという描写がありました。しかし人と妖と関わる以上このようなことはこれからも続くが「それは捨ててはいけないもの」だと名取は説いたのです。
名取はすでにそうしたものを捨ててきた経験上語ったわけですね。そして七瀬も同じく「捨てた者」であったわけです。妖が見える体質から、彼らに対して強い感情移入を抱いてしまう自分を責めていた若かりし頃の七瀬。
ただとある妖者に出会ったことで、「妖を祓う」という業を背負うという自覚を持つことで、彼女はある意味自身の拘りから開放されたわけですね。では果たして夏目には同じことが出来るでしょうか?
やはり夏目は、名取や七瀬と違って「捨てられない」でしょう。妖と関わる人間は言わば、人と妖の境界線に存在する者なのかもしれません。
常に人と妖怪どちらかを天秤にかけ、その曖昧な境界線上で漂う者達。しかし中にはきっと人と妖怪そのどちらにも愛着を持ち離れられない者もいるのです。
それが夏目でしょう。それは果たして「縛り」なのか?そしてそれを捨て去ることを本当に開放と言えるのか?実はそれはとても大切に持ち続けていかなければならないものではないのか?
この作品はそうしたメッセージを発信し続けているように見えます。こうした関連あるテーマ性のエピソードを連続でもってくる辺りにスタッフのセンスを感じます。うん、素晴らしい。
<未来日記がドラマ化!!・・・「ピッコロのらじお♪」は2月22日(水) 夜11時より放送予定>
2月22日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、偽物語を始め、アクエリオンEVOL、あの夏で待ってる、夏目友人帳 肆等の新作アニメについて語っていきます!
夏目友人帳 肆、モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)、BRAVE10、アクエリオンEVOL、Another、あの夏で待ってる、男子高校生の日常、ブラック★ロックシューター、輪廻のラグランジェ、アマガミSS+(plus)、パパのいうことを聞きなさい!、ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~、偽物語、戦姫絶唱シンフォギア、妖狐×僕SS(いぬ×ぼく シークレットサービス)等。
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
なお、ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html