(アニメ感想) 偽物語 第11話 「つきひフェニックス 其ノ肆」
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![]() | きゃらスリーブコレクション 偽物語 阿良々木月火 (No.74) (2012/04/25) エンスカイ 商品詳細を見る |
阿良々木月火の秘密を知った阿良々木暦。
暦は、忍野忍と共に妹を守るための戦いに赴く。

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前回唐突現れた影縫によって月火の上半身が吹っ飛ばされた描写には大きな衝撃を受けました。私はアレは上半身が吹き飛んだように見えただけで実際には月火の体は無事だったと思い込んでいたのですが、原作既読者の話しによるとあの場面では本当に月火の上半身は損傷していたようです。
しかしながら超人的な回復能力によって元に戻ったというのが真実であったとのこと・・・果たして月火は怪異でありました。子を孕んだ母親の胎内へと寄生し転生したのが月火。まさに彼女は怪異そのものであったわけです。
まあ怪異といっても特に人に害を与えるわけではなく、外見も人と変わらずコミニュケーションもとり、人として振舞っているわけですから、傍目にはただの人間としか映りません。しかし、月火はまぎれもなく偽者であるとうことなのです。
貝木自身の利益にならないものは実に合理的に排除していくタイプです。だから得にならないと見極めてからは暦達からは一旦は身を引きました。
もっとも、その後に金の臭いを嗅ぎ付けて月火の情報を伝えたことによって影縫が暦達の前に現れたのですけどね。そんな貝木と影縫はまったく異なるタイプで、恐らくは損得などよりも自身の信じる正義と照らし合わせて、正しいか間違ってるかという判断基準を持っている人物なのでしょう。
私は彼女のようなタイプはある程度戦って何かを示さないと納得しないだろうと思っていましたが、実際に暦はその体でもって自信の「本気」を伝えることに成功したわけです。
影縫は荀子の「人の性は悪なり、その善なるものは偽なり」という性悪説に触れ、人の本質が欲望的存在であるという前提に立ち、だからこそ人は努力によって善であろうとするその態度は「偽善ではないか?」と話しました。
ただ影縫が「偽者であろうとも」本物でありたいとする努力にこそ価値があるとした貝木の言葉を顧みたことで、「偽物語」という作品テーマへと繋がりなかなかに面白かったかな。
私は西尾維新流の言葉遊びは正直好きではないですけど、今回はただの言葉遊びではなく作品のテーマの本質をしっかりと捉え、つじつまが合ったのはやや痛快でありました。
貝木の時とは違って実にしっくりきた。ええそれで満足であります。
<最終回間近!アニメをもっと語ろう~!!・・・「ピッコロのらじお♪」は3月14日(水) 夜11時より放送予定>
3月14日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、偽物語を始め、アクエリオンEVOL、あの夏で待ってる、夏目友人帳 肆等の新作アニメについて語っていきます!
夏目友人帳 肆、モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)、BRAVE10、アクエリオンEVOL、Another、あの夏で待ってる、男子高校生の日常、ブラック★ロックシューター、輪廻のラグランジェ、アマガミSS+(plus)、パパのいうことを聞きなさい!、ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~、偽物語、戦姫絶唱シンフォギア、妖狐×僕SS(いぬ×ぼく シークレットサービス)等。
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
なお、ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
しかしながら超人的な回復能力によって元に戻ったというのが真実であったとのこと・・・果たして月火は怪異でありました。子を孕んだ母親の胎内へと寄生し転生したのが月火。まさに彼女は怪異そのものであったわけです。
まあ怪異といっても特に人に害を与えるわけではなく、外見も人と変わらずコミニュケーションもとり、人として振舞っているわけですから、傍目にはただの人間としか映りません。しかし、月火はまぎれもなく偽者であるとうことなのです。
貝木自身の利益にならないものは実に合理的に排除していくタイプです。だから得にならないと見極めてからは暦達からは一旦は身を引きました。
もっとも、その後に金の臭いを嗅ぎ付けて月火の情報を伝えたことによって影縫が暦達の前に現れたのですけどね。そんな貝木と影縫はまったく異なるタイプで、恐らくは損得などよりも自身の信じる正義と照らし合わせて、正しいか間違ってるかという判断基準を持っている人物なのでしょう。
私は彼女のようなタイプはある程度戦って何かを示さないと納得しないだろうと思っていましたが、実際に暦はその体でもって自信の「本気」を伝えることに成功したわけです。
影縫は荀子の「人の性は悪なり、その善なるものは偽なり」という性悪説に触れ、人の本質が欲望的存在であるという前提に立ち、だからこそ人は努力によって善であろうとするその態度は「偽善ではないか?」と話しました。
ただ影縫が「偽者であろうとも」本物でありたいとする努力にこそ価値があるとした貝木の言葉を顧みたことで、「偽物語」という作品テーマへと繋がりなかなかに面白かったかな。
私は西尾維新流の言葉遊びは正直好きではないですけど、今回はただの言葉遊びではなく作品のテーマの本質をしっかりと捉え、つじつまが合ったのはやや痛快でありました。
貝木の時とは違って実にしっくりきた。ええそれで満足であります。
<最終回間近!アニメをもっと語ろう~!!・・・「ピッコロのらじお♪」は3月14日(水) 夜11時より放送予定>
3月14日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、偽物語を始め、アクエリオンEVOL、あの夏で待ってる、夏目友人帳 肆等の新作アニメについて語っていきます!
夏目友人帳 肆、モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)、BRAVE10、アクエリオンEVOL、Another、あの夏で待ってる、男子高校生の日常、ブラック★ロックシューター、輪廻のラグランジェ、アマガミSS+(plus)、パパのいうことを聞きなさい!、ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~、偽物語、戦姫絶唱シンフォギア、妖狐×僕SS(いぬ×ぼく シークレットサービス)等。
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
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