(アニメ感想) Fate/Zero 第24話 「最後の令呪」

投稿者・ピッコロ
![]() | Fate/Zero Vol.3 -散りゆく者たち- (書籍) (2007/07/27) Windows 商品詳細を見る |
バーカーサーの正体、そして己に向けられる憎しみを知ったセイバーは絶望に打ちひしがれる。
戦意を喪失し、怨念に濡れた漆黒の剣を、ただ受け止めることしかできない。
一方、綺礼と切嗣はついに正面から対峙する。
たがいに一歩も譲らず、苛烈に生死を競いあう。
☆FateZero 第22話 「この世全ての悪」の感想をポッドキャストにて収録!
ウェイバー君とライダーが親子にしか見えない件について、綺礼の絶望と始まりと・・・等、パーソナリティ、リスナー様の間でも議論が白熱しましたので、是非聴いて見てください

☆アニメを濃く熱く語りたい人は集まれ~!毎週水曜日と金曜日夜11時からアニメ系ネットラジオ「ピッコロのらじお♪」を放送!一週間のアニメの感想を語り合っています。掲示板も設置、アニメ交流してみない?初めての方も大歓迎だぜ~!!
↑ポチって押して頂けると励みになります。コメントを頂けるとコメントレスさせて頂きます!
今回はセイバーvsバーサーカーと、切嗣vs綺礼の決着戦といったお話し。やはり尺がきつかったのか原作を知らない私ではかなり端折っている感じはしました。
しかし最終回を前に、もう誰にとっても絶望的な結末しか見えない・・・。元々この物語は切嗣というキャラ設定を含め「正義」については実に皮肉的意味合いを多分に含んでいましたので、まあこれも当然の流れと言えるかもしれませんけどね・・・。
切嗣がどういう男であるかはこれまでも散々描かれてきたところです。つまるところ彼は狂人ですな。常に天秤をかけることで「多数を救わねばならない」という強迫観念にとらわれて生きてきました。もしかすると切り捨てられた少数については無関心であったのかもしれません。
もちろん、犠牲にしてきた少数に対しての罪悪感は自覚していたでしょうから、それ故に「聖杯」という奇跡によって誰も切り捨てずに全てを救う方法があると期待したわけですね。
さあ結果的に「聖杯」とはそんな奇跡を叶える代物だったのかと言うと、切嗣の夢は見事に打ち砕かれてしまいます。聖杯が願望機である以上、願う本人が想像出来る以上の願いは叶えられないと、あまりにも残酷な現実を突きつけてきました。
しかし、自分の思い描いていたような願望機でないと知った途端、セイバーに聖杯の破壊を命じる切嗣はどこまでも鬼畜であります。セイバーが何よりも聖杯を欲していることは承知のはずなのに、この二人は最後まで分かり合うことは出来なかった。まあ、実は似たもの同士であるがゆえの同属嫌悪というものも含まれていたのでしょうけどね。
さらにセイバーにとっての不幸は、アーチャーに見初められたということですかね。この期に及んで何を言い出すかと思えば「嫁にする!」ですって!?・・・あいた口が塞がりません。
どいつもこいつも自分勝手でかみ合わない者達が、最後まで我を通そうとする愚かさをまさに皮肉的に描いているとしか思えません。こんな者達がこれだけの強大な力を手にし、さらには最高の願望機まで手に入れようとしている・・・こんな恐ろしいことはないじゃないですか!
まあ世界のためにも、聖杯などは破壊してしまったほうがいいのかもしれません。この部分に関しては狂人切嗣に賛成でございます。もう結末が見えた気がしますが、彼らの破滅的な行く末というものを見守るとしましょう・・・。
<「Fate/Zero」男だらけポスターマスター編がw・・・「ピッコロのらじお♪」は6月20日(水) 夜11時より放送予定>
6月20日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、fate/zero、咲-Saki-阿知賀編 、エウレカセブンAO、夏色キセキ、緋色の欠片、アクセル・ワールド等注目作が目白押し!!
もちろん、アクエリオンEVOL等のアニメについても語っていきます!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
なお、ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/neoclassical_/6321351
http://katedop9.blog137.fc2.com/tb.php/234-19d20f01
http://scriptor.blog54.fc2.com/tb.php/1814-583e84d5
しかし最終回を前に、もう誰にとっても絶望的な結末しか見えない・・・。元々この物語は切嗣というキャラ設定を含め「正義」については実に皮肉的意味合いを多分に含んでいましたので、まあこれも当然の流れと言えるかもしれませんけどね・・・。
切嗣がどういう男であるかはこれまでも散々描かれてきたところです。つまるところ彼は狂人ですな。常に天秤をかけることで「多数を救わねばならない」という強迫観念にとらわれて生きてきました。もしかすると切り捨てられた少数については無関心であったのかもしれません。
もちろん、犠牲にしてきた少数に対しての罪悪感は自覚していたでしょうから、それ故に「聖杯」という奇跡によって誰も切り捨てずに全てを救う方法があると期待したわけですね。
さあ結果的に「聖杯」とはそんな奇跡を叶える代物だったのかと言うと、切嗣の夢は見事に打ち砕かれてしまいます。聖杯が願望機である以上、願う本人が想像出来る以上の願いは叶えられないと、あまりにも残酷な現実を突きつけてきました。
しかし、自分の思い描いていたような願望機でないと知った途端、セイバーに聖杯の破壊を命じる切嗣はどこまでも鬼畜であります。セイバーが何よりも聖杯を欲していることは承知のはずなのに、この二人は最後まで分かり合うことは出来なかった。まあ、実は似たもの同士であるがゆえの同属嫌悪というものも含まれていたのでしょうけどね。
さらにセイバーにとっての不幸は、アーチャーに見初められたということですかね。この期に及んで何を言い出すかと思えば「嫁にする!」ですって!?・・・あいた口が塞がりません。
どいつもこいつも自分勝手でかみ合わない者達が、最後まで我を通そうとする愚かさをまさに皮肉的に描いているとしか思えません。こんな者達がこれだけの強大な力を手にし、さらには最高の願望機まで手に入れようとしている・・・こんな恐ろしいことはないじゃないですか!
まあ世界のためにも、聖杯などは破壊してしまったほうがいいのかもしれません。この部分に関しては狂人切嗣に賛成でございます。もう結末が見えた気がしますが、彼らの破滅的な行く末というものを見守るとしましょう・・・。
<「Fate/Zero」男だらけポスターマスター編がw・・・「ピッコロのらじお♪」は6月20日(水) 夜11時より放送予定>
6月20日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、fate/zero、咲-Saki-阿知賀編 、エウレカセブンAO、夏色キセキ、緋色の欠片、アクセル・ワールド等注目作が目白押し!!
もちろん、アクエリオンEVOL等のアニメについても語っていきます!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
なお、ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/neoclassical_/6321351
http://katedop9.blog137.fc2.com/tb.php/234-19d20f01
http://scriptor.blog54.fc2.com/tb.php/1814-583e84d5
EKAWARI
No title
コメント失礼します。
描写不足というか、丈が不足して上手く書かれていなかったですけど、あの聖杯は第三次聖杯戦争の時に「この世全ての悪《アンリ・マユ》」という最強の呪いに汚染されたため、「持ち主の知らない方法では願いを叶えられないよw」という代物じゃなくて「悪意と殺意解釈でしか願いをかなえないよw」という猿の手の如きものに変質しており、生まれたいといってたのは人類60億を呪い尽くすアンリ・マユそのもの。
自分の願いを叶えられなかったからというのもありますが、破壊を命じた一番の理由は生まれようとしているものの危険性に気付いたからです。方法と矛盾してますが、切嗣人類と世界愛してますし(誰も泣かない世界が欲しいという願い自体は紛れもなく切嗣の本心)、世界を呪いつくすそんなもん放置できませんし、セイバーがもし聖杯とってても、ブリテン以外滅亡という形でしか願いかないません。
あと、切り捨てた相手に罪悪感もってたのかなどころじゃなく、ああいう解決方法しか導き出せない自分を呪うくらいどこまでも引きずる男ですよ。