(アニメ感想) 氷菓 第11話 「愚者のエンドロール」
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投稿者・ピッコロ
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前回の感想にも少し触れましたが、気になったのは折木の推理で本郷という人物についての言及がまるでなかったことです。自分の推理に絶対的な自信を持って結論を提示した折木ですが、古典部の三人から受けた指摘とはまさに「本郷という人間性をオミット」したところにあったのですよね。
でも、それも折木の性格を考えたら無理からぬことかなとも思うのです。つまり、自身でも話している通り彼は「省エネ」を信条として無駄な労力を徹底的に嫌うところがあります。それはつまり折木が実に合理的な人間であるという証明なわけです。
それ故、非合理な要素である「人間性」というものを無自覚のうちに除外してしまい、実に合理的な答えを提示してしまったのでしょう。これはまさに入須の狙い通りでございました。折木であるならきっとそうするであろうと見抜いていたからです。
彼女は探偵ではなく、推理小説家を求めていたのですから。誰もが納得する合理的な解決法というものを期待していた。脚本家である本郷という人間を考慮し真実へとたどり着くことを望んでいたわけではありません。
これは最後に折木の姉によって明かされるわけですが、入須のやったこととは本郷を守るためではなく、誰も傷つかずに映画を完成させるためのものでした。入須の欺瞞は折木の姉によって見事に見破られたわけですが、そのように合理性を重視し人間性を無視するという行為は実は折木に当てはまるところなのです。
だから入須の思うように動かされたことを彼は何よりも悔しがっていたのではないでしょうか?しかしながら、ここで注目すべきは、折木と入須の「合理性」を突き動かしているものの正体でございます。
なぜ省エネを気取る折木は探偵ごっこをするハメになっているのか? なぜ入須は今回の自作映画を成功しなければなかったのか?・・・そこにはその合理性を突き動かしている「非合理性」というものが垣間見えるのでございます。今回は実に興味深いエピソードでございましたよ。
<新作アニメレビュー第二弾!・・・「ピッコロのらじお♪」は7月11日(水) 夜11時より放送予定>
7月11日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は、夏より始まる新作アニメを語ります!ソードアート・オンライン、TARI TARI、アルカナ・ファミリア、人類は衰退しました、トータル・イクリプス、超訳百人一首 うた恋い。、貧乏神が!等。
もちろん、エウレカセブンAO、アクセル・ワールドについても語りますよ!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
なお、ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
でも、それも折木の性格を考えたら無理からぬことかなとも思うのです。つまり、自身でも話している通り彼は「省エネ」を信条として無駄な労力を徹底的に嫌うところがあります。それはつまり折木が実に合理的な人間であるという証明なわけです。
それ故、非合理な要素である「人間性」というものを無自覚のうちに除外してしまい、実に合理的な答えを提示してしまったのでしょう。これはまさに入須の狙い通りでございました。折木であるならきっとそうするであろうと見抜いていたからです。
彼女は探偵ではなく、推理小説家を求めていたのですから。誰もが納得する合理的な解決法というものを期待していた。脚本家である本郷という人間を考慮し真実へとたどり着くことを望んでいたわけではありません。
これは最後に折木の姉によって明かされるわけですが、入須のやったこととは本郷を守るためではなく、誰も傷つかずに映画を完成させるためのものでした。入須の欺瞞は折木の姉によって見事に見破られたわけですが、そのように合理性を重視し人間性を無視するという行為は実は折木に当てはまるところなのです。
だから入須の思うように動かされたことを彼は何よりも悔しがっていたのではないでしょうか?しかしながら、ここで注目すべきは、折木と入須の「合理性」を突き動かしているものの正体でございます。
なぜ省エネを気取る折木は探偵ごっこをするハメになっているのか? なぜ入須は今回の自作映画を成功しなければなかったのか?・・・そこにはその合理性を突き動かしている「非合理性」というものが垣間見えるのでございます。今回は実に興味深いエピソードでございましたよ。
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