(アニメ感想) 氷菓 第19話 「心あたりのある者は」

投稿者・ピッコロ
![]() | 氷菓 (角川文庫) (2001/10/31) 米澤 穂信 商品詳細を見る |
☆氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」の感想をポッドキャストにて収録!
荻先生の笑顔に隠された真実、奉太郎はなぜ今回積極的に動いたのか?、真実を知るということの意味・・・等、パーソナリティ、リスナー様の間でも議論が白熱しましたので、是非聴いて見てください

☆アニメを濃く熱く語りたい人は集まれ~!毎週水曜日と金曜日夜11時からアニメ系ネットラジオ「ピッコロのらじお♪」を放送!一週間のアニメの感想を語り合っています。掲示板も設置、アニメ交流してみない?初めての方も大歓迎だぜ~!!
↑ポチって押して頂けると励みになります。コメントを頂けるとコメントレスさせて頂きます!
今回も一話完結のエピソード。こういう日常の些細な謎や疑問に思いを巡らせるようなお話しにこそ興味を惹かれるというものです。もっとも、今回は偽装通貨という重大な犯罪に関わった話しなので、小さな事件とはいい難いかもしれませんけどね。
一つの校内放送から、まさかこんな重大事件に関係しているところまで推理するとは随分と飛躍しているようには思いますが、実際には論理的思考の積み重ねで、その推論には十分な説得力を持たせているところには感心させられます。
今回の二人の推理を見ていてもはっきりしているように、えるが最終的な結論に自身の「そうあって欲しい」という希望や期待というものを抱いてしまうのに対し、折木はあくまでも自身の「理知」に従い推理を展開しています。
それこそ誰も異論を挟めないほどの完璧な論理の組み立てで、えるがロマンティストとするならば折木は間違いなくリアリストと言えるでしょう。また人の習性についても高校生にしては出来すなぐらいに熟知していますしね。
というわけで結果、自身の推理の不確実さを証明するつもりが、正しさの証明になってしまいましたけど、果たして常に折木の推理が正しいと言えるのだろうか?という不安も過ぎりました。
作中で「折木が自分を見つめ直したことがない」という言葉があった通り、折木はやはり自身について特に「自身の感情について」は無関心と言わざるを得ません。
だって省エネ主義を掲げている折木が、なぜえるの「気になります!」の一言によって「推理」という省エネからは程遠いような作業に勤しむことになっているのかという自己分析が出来てないように思うのです。
人が常に合理的な選択を取るとは言えず明らかに「非合理な選択もする」ということを折木自身も知っているだろうとは言え、そこからどのような行動に出るかまでは全て推測は出来ないだろうと私は考えています。
もちろんそれは他の誰であっても不可能です。しかし、多くの経験と体験があれば予測出来ることも増えるでしょう。折木に足りないのはそこです。
そして「折木がえるの一言によって突き動かされたしまうその理由こそ」この作品の最大のミステリーなのではないか?・・・いやいやすでに答えが出ているような気はしますけど、えるや折木にはまだまだ謎であり続けるのでしょう。ええ、つまりは初心だということなのですよ、はい(笑)。
<夏アニメも最終回間近だけどそろそろ評価してみる?・・・8月31日(金)夜11時より「ピッコロのらじお♪」を放送!>
8月31日(金)夜11時より「ねとらじ」にて「ピッコロのらじお♪」を放送します。アニメ好きのDJが集まり、氷菓、TARITARI、もやしもんリターンズ、夏雪ランデブー、ガンダムAGE等のアニメについて語りますよ~!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けます。あなたもここでアニメ好き達と交流を深めてみませんか?
なお、ピッコロのらじお♪についてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/34b1b3909c22bf89e2df9e735a1097e1/ec
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/chickenraisu/15795466
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/zassai/51410608
一つの校内放送から、まさかこんな重大事件に関係しているところまで推理するとは随分と飛躍しているようには思いますが、実際には論理的思考の積み重ねで、その推論には十分な説得力を持たせているところには感心させられます。
今回の二人の推理を見ていてもはっきりしているように、えるが最終的な結論に自身の「そうあって欲しい」という希望や期待というものを抱いてしまうのに対し、折木はあくまでも自身の「理知」に従い推理を展開しています。
それこそ誰も異論を挟めないほどの完璧な論理の組み立てで、えるがロマンティストとするならば折木は間違いなくリアリストと言えるでしょう。また人の習性についても高校生にしては出来すなぐらいに熟知していますしね。
というわけで結果、自身の推理の不確実さを証明するつもりが、正しさの証明になってしまいましたけど、果たして常に折木の推理が正しいと言えるのだろうか?という不安も過ぎりました。
作中で「折木が自分を見つめ直したことがない」という言葉があった通り、折木はやはり自身について特に「自身の感情について」は無関心と言わざるを得ません。
だって省エネ主義を掲げている折木が、なぜえるの「気になります!」の一言によって「推理」という省エネからは程遠いような作業に勤しむことになっているのかという自己分析が出来てないように思うのです。
人が常に合理的な選択を取るとは言えず明らかに「非合理な選択もする」ということを折木自身も知っているだろうとは言え、そこからどのような行動に出るかまでは全て推測は出来ないだろうと私は考えています。
もちろんそれは他の誰であっても不可能です。しかし、多くの経験と体験があれば予測出来ることも増えるでしょう。折木に足りないのはそこです。
そして「折木がえるの一言によって突き動かされたしまうその理由こそ」この作品の最大のミステリーなのではないか?・・・いやいやすでに答えが出ているような気はしますけど、えるや折木にはまだまだ謎であり続けるのでしょう。ええ、つまりは初心だということなのですよ、はい(笑)。
<夏アニメも最終回間近だけどそろそろ評価してみる?・・・8月31日(金)夜11時より「ピッコロのらじお♪」を放送!>
8月31日(金)夜11時より「ねとらじ」にて「ピッコロのらじお♪」を放送します。アニメ好きのDJが集まり、氷菓、TARITARI、もやしもんリターンズ、夏雪ランデブー、ガンダムAGE等のアニメについて語りますよ~!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けます。あなたもここでアニメ好き達と交流を深めてみませんか?
なお、ピッコロのらじお♪についてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/34b1b3909c22bf89e2df9e735a1097e1/ec
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/chickenraisu/15795466
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/zassai/51410608