「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」感想! ピッコロ編 ネタバレあり

投稿者・ピッコロ
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いよいよ放映が開始されました「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」。初日に観て参りましたので早速感想を書きました。ただし極度のネタバレがございますので、まだ観られてない方はご注意ください。

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まず最初に・・・映画を見に行ってない何人かの知人から「今回で終わりなの?」という質問を受けたのですが、どうやら今回の新劇場版Qで完結だと思っている方もいるようです。しかしながらこのシリーズは全4部作となっており、今回は三作目。次回作で完結となっております。
さて本編の内容を触れる前に・・・会場や観客の雰囲気について。私が観た時間帯は16時半から。もっと混雑していて熱気があるのかと思いきや、初日にしては割と大人しかった印象。
客層も20代後半から30代の男性が中心といったところ。カップルはもっといるかと思いきやそうでもなかった。まあ初日に駆けつけるぐらいの熱心なファンなのだから、どちらかというと濃いオタク層が中心だったという印象です。
そうそう、少し話題になっていましたが、ファンの一部がエヴァ劇場版終了後に三三七拍子をしようとツイッターで呼びかけそれに対して声優の緒方恵美さんが苦言を呈するという一連の騒動・・・実際に本編終了後に三三七拍子をした人がいなかったことにはちょっとホッといたしました。
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ここからはネタバレを含みますのでくれぐれもご注意ください。
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というわけで本編の感想を簡単(?)に・・・。まず初っ端から衝撃の展開。目覚めたシンジ君が目の当たりにしたのは14年後の世界だった!!いや最初は、それこそシュタインズゲート風に言うと別の世界線に飛ばされたのかと思っていたのですよ。
ところが実際はシンジ君は14年もの間眠っていたか何かで、その間に世界も人々も大きく変わっていたということでございました。しかしながら、アスカやシンジはエヴァの呪縛なのか14歳の頃から肉体的成長が止まっているという事実を突きつけられたのです。
綾波がトリガーとなりサードインパクトが起き、世界は荒廃、NERVはすっかり廃れてしまっており、ミサトはそのNERVの戦う組織を率いているという現実。この世界で何が起きているのかを把握するまでにシンジ君は大きな混乱をきたすのですが、こま視点は視聴者のそれと重なるわけですね。
そうした困惑する精神を癒すかのように、シンジの前に現れたのが渚カヲル君。芥川龍之介の名言ではありませんが「運命は偶然よりも必然」とはこのこと。
カヲル君という存在がシンジの中で日々大きくなっていき、自然と浸透していく流れは実にドラマチックでエロティック。私はエヴァ以降も多くのアニメを観てきましたが、カヲルほどエロスを感じさせる男性キャラクターと巡りあったことはございません。
シンジにとってカヲルから発せられる言葉の一つ一つが誘惑的であり官能的であり、出会ってから心を許すまでの時間がそれほどかからなかったことは言うまでもないでしょう。
ところが安心の存在であるカヲル君も、時には現実的で残酷な事実というものを突きつける時があります。それこそ、サードインパクトがいかにして起きたかや、この世界の現状について語って聞かせるところなどがまさにそうですな。
そして最後にシンジを救済すると同時にもっとも残酷な現実をカヲル君は残していったのです。この流れはやはりTV版におけるそれと酷似しています。こんなのいつものシンジ君じゃないか~!・・・なるほど新劇場版破からの高揚を引きずっている方達にはとても残念なオチがついたかもしれません。
ただこれは完結編である次回で一気に浮上するための「フリ」である可能性も拭えないでしょう。成長しないいつまでも情けないシンジ君がいいのか、それとも成長し力強く躍動するシンジ君がいいのか・・・監督である庵野さんがどのような提示してくれるかに俄然興味が沸いて参りました。
14年もの歳月は否応なく世界と人々に変化をもたらしました。ただ大きな意志によって事態の進行を強いられていた以前とは違い、ミサトもリツコもアスカも何か確信めいたものを抱きつつ動いている姿には少しの安堵と頼もしさを覚えました。
この世界においてシンジ君だけは精神的に14年前のままという現実はあまりにも過酷ではあります。今回もまた真実を知らないまま、大人達の都合によって振り回されているのですから不憫ではありましょう。
その理不尽を受けてとめた上で、この世界にシンジが望むものとは何か?・・・それを完結編では描いていくことになるのでしょうね。我々はそれをただ見届けるのみでございます。
<エヴァンゲリオン新劇場版Qどうだった~?・・・11月21日(水)夜11時は「ピッコロのらじお♪」 を放送!!>
11月21日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は秋の新作アニメを中心にレビューしていきます。ロボティクスノーツ、リトルバスターズ、K、マギ、絶園のテンペスト、コードブレイカー、好きっていいなよ、となりの怪物くん、神様はじめました等。
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5616.html
さて本編の内容を触れる前に・・・会場や観客の雰囲気について。私が観た時間帯は16時半から。もっと混雑していて熱気があるのかと思いきや、初日にしては割と大人しかった印象。
客層も20代後半から30代の男性が中心といったところ。カップルはもっといるかと思いきやそうでもなかった。まあ初日に駆けつけるぐらいの熱心なファンなのだから、どちらかというと濃いオタク層が中心だったという印象です。
そうそう、少し話題になっていましたが、ファンの一部がエヴァ劇場版終了後に三三七拍子をしようとツイッターで呼びかけそれに対して声優の緒方恵美さんが苦言を呈するという一連の騒動・・・実際に本編終了後に三三七拍子をした人がいなかったことにはちょっとホッといたしました。
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ここからはネタバレを含みますのでくれぐれもご注意ください。
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というわけで本編の感想を簡単(?)に・・・。まず初っ端から衝撃の展開。目覚めたシンジ君が目の当たりにしたのは14年後の世界だった!!いや最初は、それこそシュタインズゲート風に言うと別の世界線に飛ばされたのかと思っていたのですよ。
ところが実際はシンジ君は14年もの間眠っていたか何かで、その間に世界も人々も大きく変わっていたということでございました。しかしながら、アスカやシンジはエヴァの呪縛なのか14歳の頃から肉体的成長が止まっているという事実を突きつけられたのです。
綾波がトリガーとなりサードインパクトが起き、世界は荒廃、NERVはすっかり廃れてしまっており、ミサトはそのNERVの戦う組織を率いているという現実。この世界で何が起きているのかを把握するまでにシンジ君は大きな混乱をきたすのですが、こま視点は視聴者のそれと重なるわけですね。
そうした困惑する精神を癒すかのように、シンジの前に現れたのが渚カヲル君。芥川龍之介の名言ではありませんが「運命は偶然よりも必然」とはこのこと。
カヲル君という存在がシンジの中で日々大きくなっていき、自然と浸透していく流れは実にドラマチックでエロティック。私はエヴァ以降も多くのアニメを観てきましたが、カヲルほどエロスを感じさせる男性キャラクターと巡りあったことはございません。
シンジにとってカヲルから発せられる言葉の一つ一つが誘惑的であり官能的であり、出会ってから心を許すまでの時間がそれほどかからなかったことは言うまでもないでしょう。
ところが安心の存在であるカヲル君も、時には現実的で残酷な事実というものを突きつける時があります。それこそ、サードインパクトがいかにして起きたかや、この世界の現状について語って聞かせるところなどがまさにそうですな。
そして最後にシンジを救済すると同時にもっとも残酷な現実をカヲル君は残していったのです。この流れはやはりTV版におけるそれと酷似しています。こんなのいつものシンジ君じゃないか~!・・・なるほど新劇場版破からの高揚を引きずっている方達にはとても残念なオチがついたかもしれません。
ただこれは完結編である次回で一気に浮上するための「フリ」である可能性も拭えないでしょう。成長しないいつまでも情けないシンジ君がいいのか、それとも成長し力強く躍動するシンジ君がいいのか・・・監督である庵野さんがどのような提示してくれるかに俄然興味が沸いて参りました。
14年もの歳月は否応なく世界と人々に変化をもたらしました。ただ大きな意志によって事態の進行を強いられていた以前とは違い、ミサトもリツコもアスカも何か確信めいたものを抱きつつ動いている姿には少しの安堵と頼もしさを覚えました。
この世界においてシンジ君だけは精神的に14年前のままという現実はあまりにも過酷ではあります。今回もまた真実を知らないまま、大人達の都合によって振り回されているのですから不憫ではありましょう。
その理不尽を受けてとめた上で、この世界にシンジが望むものとは何か?・・・それを完結編では描いていくことになるのでしょうね。我々はそれをただ見届けるのみでございます。
<エヴァンゲリオン新劇場版Qどうだった~?・・・11月21日(水)夜11時は「ピッコロのらじお♪」 を放送!!>
11月21日(水)夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」は秋の新作アニメを中心にレビューしていきます。ロボティクスノーツ、リトルバスターズ、K、マギ、絶園のテンペスト、コードブレイカー、好きっていいなよ、となりの怪物くん、神様はじめました等。
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
ラジオについてはこちらのページをご覧下さい↓
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