(アニメ感想) BLOOD+ 第30話 「ジョエルの日記」

BLOOD+(6)




降りしきる雨に一人打たれる小夜・・・そこに傘を持ってやってきたのがカイ。小夜の心の迷いもカイにはお見通しのようです。「ジョエルのところに行ってこいよ」、この言葉は小夜にとって救いとなったかもしれません。このアニメで精神的に、一番大きく成長したのはカイなのでしょうね。それでは、感想です・・・。自分が何者なのか・・・全てを知るため小夜は赤い盾の本部ジョエルの元へと訪れます。「ジョエルの日記」・・・ジョエルの名を継いだ者の意志がこめられていると言うそこには、小夜とディーヴァの出生の秘密、さらには1972年に起きたベトナムでの惨劇の真実が記されていたのでした・・・。

なるほど、あれだけ劣悪な環境で育っていればディーヴァがグレる気持ちも分かる気がします。小夜にとってはいい父親ではあったが、ディーヴァには冷酷な研究者として映っていたであろうジョエル。愛を知らずに育ったディーヴァにとって唯一の救いがアンシェルだったのでしょう。

前回のイレーヌの件は衝撃でしたが、小夜、ディーヴァの血を混ぜれば直ちに結晶化してしまうと言う事実。お互いに根本からして、相容れない存在であるということをこれは示しているのでしょう。憎しみ合うことを運命づけられた姉妹・・・何か悲しいですね。運命と言えば、ハジと小夜の出会い。しかし、これも仕組まれたものでした。小夜の生殖機能を確かめたかったジョエルは、花婿としてハジを迎えたのです。が、彼の意に反して二人の仲は未だ進展せず(苦笑)。恐れ多くてハジも小夜には手が出せないのではないでしょうか?

1972年のベトナム、翼手がいるとの情報を得た赤い盾は小夜を先代のデヴィッド(今のデヴィッドの父)に託します。が、この時小夜は休眠状態にありましたが小夜を強制的に目覚めさせることにし、覚醒の鍵であるハジの血を彼女の体内に注入。しかし、不完全な形で目覚めた小夜は暴走します・・・。この暴走シーン、カール(?)と取っ組み合いのシーンはホラー映画「エクソシスト」を彷彿とさせます。しかし、小夜の目覚めにはハジの血が必要であるということは沖縄での覚醒は一体誰がどのようにして目覚めさせたのでしょうかね?

そして、体内に血を強制的に注入する方法ではダメであるのならば、いつもハジはどのようにして小夜を目覚めさせているのでしょうか?しかも、ベトナムではハジが小夜のピンチに駆けつけています。ジョエルの話しでは、彼はベトナムの件依頼赤い盾と共に行動しなくなったと言います。と言うことはそれまでは、赤い盾に所属し小夜の強制覚醒の時には側にいたと言うことになりますね。時間がくれば自然と小夜は覚醒するのか、それとも何かが必要なのか・・・まだまだ謎は多いですね。

ジョエルとの話しを終え、カイ達の元に帰る小夜。もう、ハジと共に待っているリクが可愛いですね。いつも、変わらず待ち続けている家族。ただ、歳をとり変化し続けるカイと、いつまでも変わらず小夜への想いだけで生きているリクとハジとは世界が違うと言うことを改めて実感。最後、信号に分断され、片側の道に小夜、リク、ハジ、もう片側にリクがその三人を見てぼーと立ち尽くすシーンがそれを象徴しているように見えましたね。でも、小夜にとって本当に必要なのはカイ。それは今もこれからも変わらないような気がします。歳を重ねやがては老いぼれ醜く変化していく彼の姿を見つめ続け、それでも必要だという存在。今回で、小夜にとってカイが特別な者であると言うことがはっきりしたと思います。

BLOOD+(5)

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