(アニメ感想) たまこまーけっと 第11話 「まさかあの娘がプリンセス」
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投稿者・ピッコロ
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チョイから「あなたが王子のお妃様です」と告げられたたまこ。
突然のことに驚く商店街の人達。だがたまこ本人は、集めていたポイントカードが目標枚数に到達する事の方が気になっていた。

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街に誰よりも愛され、街を誰よりも愛する少女たまこ。そんな彼女が南の島の王子に見初められ、もしかするとここを出ていくかもしれないというのは、この小さな商店街にとって大事件なのでございましょう。
今回ぱ特に、突如ふってわいたような話しに対して、たまこの周囲に与える影響というものをそれぞれの視点で捉えて離さなかったのが印象的でした。例えばみどの視点・・・彼女はたまこに片思いすると同時に、叶わない恋と諦めているようにも見えます。
それ故たまこの傍にいたいという想いは誰よりも強いのだと思うのです。そんなたまこの側にもいられないとなるとその絶望は大きいでしょうね。
一方で、もち蔵はというと、たまこに恋愛対象として意識されているのかどうかも確認してないまま、たまこと離れてしまうかもしれない可能性が浮上したわけですから、気の毒としか言いようがないですね。
それでも「お前が幸せなら」と言ってしまうような言動には彼の人の好さというものがにじみ出ています。もっとも人の好さのみで愛を勝ち取れるものでもないと思うので、彼には最後の方が大きな見せ場もあるでしょう。「愛を表現するのに何を持ち出すべきか?」という思案を彼には十分練ってもらいたいところです。
そして父親の視点では、娘が何れこの街を離れ自立していくものだと知りながらもどうにもならない寂しさを感じてしまうというその心情が涙を誘いました。でもこれってこの作品の伝えるべきとても重要なテーマを含んでいると思うのです。
つまり人は自立する時に、家族あるいはもっと大きな視点で言うと「村や街」といったコミュニティから巣立っていくものなのか?という話し。最初に結論を言うと、たまこは結婚したとしてもこの街を離れることはないでしょうね。
なぜかというととても単純な答えで、それは「彼女がこの街を愛しているから」です。だから、結婚相手にはこの街を愛して、この街に残ってくれる人を選ぶのでしょうね。
人は時にそこがとても居心地のいい場所であっても、経済的、または精神的自立によってその場所を離れざるを得ないという場面が訪れることはあると思います。しかしそこは離れるべき場所であると同時に「帰るべき場所」であるとも言えるのです。
この作品でもっとも伝えたいであろうことはそこにあると私は思ってます。あなたが「自分の街を愛する」として、ではその理由はどこにあるのか?と問われとしましょう。でもその理由として「環境がいいから」とか「利便性が高い」などを挙げだとしたら、それは住みやすい条件としては重要であっても「この街でなくてはならない」という理由にはならないと思うのですよ。
なぜかというと、それらは全て入れ替え可能な理由だからです。もっと自然が多くて環境のいいところはあるかもしれないし、駅や買い物出来る場所が近いところは他にも存在するでしょう。そうではなくて、たまこがそうであるように「この街でなくてはならない理由」とは何か?
この作品がこれまで伝え続けた大切なテーマとはそこにあります。それは「人と地域の結びつきが必然である」ということでしょう。たまこが小さい頃からうさぎ山商店街のポイントカードをため続けてきたように、そこに住まう人々との関係性や思い出というものは長い時間をかけて蓄積されてきたものです。
それらは全て、この街と強く結びついており、それが「この街を愛する」という大きな理由になっていると思うのです。だからたまこはこの街を離れられない・・・仮に一時的に離れたとしても何れは回帰するべき場所として彼女の心の中にあり続けるでしょう。
「街を愛する」というテーマでやるのならこれぐらいやってもらわないと・・・そういう意味でもこの作品はよく心得て丁寧に作っていると思いますね、はい。
<「東京レイヴンズ」TVアニメ化決定!・・・3月22日(金)夜9時半からは「ねとらじ」にて「ピッコロのらじお♪」を放送>
3月22日(金)夜9時半からは「ピッコロのらじお♪」を放送します。アニメ大好きなDJ陣が一週間のアニメの感想を楽しく語ります!今回は、たまこまーけっと、ちはやふる2、THE UNLIMITED 兵部京介、ささみさん@がんばらない、サイコパス、新世界より等。
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今回ぱ特に、突如ふってわいたような話しに対して、たまこの周囲に与える影響というものをそれぞれの視点で捉えて離さなかったのが印象的でした。例えばみどの視点・・・彼女はたまこに片思いすると同時に、叶わない恋と諦めているようにも見えます。
それ故たまこの傍にいたいという想いは誰よりも強いのだと思うのです。そんなたまこの側にもいられないとなるとその絶望は大きいでしょうね。
一方で、もち蔵はというと、たまこに恋愛対象として意識されているのかどうかも確認してないまま、たまこと離れてしまうかもしれない可能性が浮上したわけですから、気の毒としか言いようがないですね。
それでも「お前が幸せなら」と言ってしまうような言動には彼の人の好さというものがにじみ出ています。もっとも人の好さのみで愛を勝ち取れるものでもないと思うので、彼には最後の方が大きな見せ場もあるでしょう。「愛を表現するのに何を持ち出すべきか?」という思案を彼には十分練ってもらいたいところです。
そして父親の視点では、娘が何れこの街を離れ自立していくものだと知りながらもどうにもならない寂しさを感じてしまうというその心情が涙を誘いました。でもこれってこの作品の伝えるべきとても重要なテーマを含んでいると思うのです。
つまり人は自立する時に、家族あるいはもっと大きな視点で言うと「村や街」といったコミュニティから巣立っていくものなのか?という話し。最初に結論を言うと、たまこは結婚したとしてもこの街を離れることはないでしょうね。
なぜかというととても単純な答えで、それは「彼女がこの街を愛しているから」です。だから、結婚相手にはこの街を愛して、この街に残ってくれる人を選ぶのでしょうね。
人は時にそこがとても居心地のいい場所であっても、経済的、または精神的自立によってその場所を離れざるを得ないという場面が訪れることはあると思います。しかしそこは離れるべき場所であると同時に「帰るべき場所」であるとも言えるのです。
この作品でもっとも伝えたいであろうことはそこにあると私は思ってます。あなたが「自分の街を愛する」として、ではその理由はどこにあるのか?と問われとしましょう。でもその理由として「環境がいいから」とか「利便性が高い」などを挙げだとしたら、それは住みやすい条件としては重要であっても「この街でなくてはならない」という理由にはならないと思うのですよ。
なぜかというと、それらは全て入れ替え可能な理由だからです。もっと自然が多くて環境のいいところはあるかもしれないし、駅や買い物出来る場所が近いところは他にも存在するでしょう。そうではなくて、たまこがそうであるように「この街でなくてはならない理由」とは何か?
この作品がこれまで伝え続けた大切なテーマとはそこにあります。それは「人と地域の結びつきが必然である」ということでしょう。たまこが小さい頃からうさぎ山商店街のポイントカードをため続けてきたように、そこに住まう人々との関係性や思い出というものは長い時間をかけて蓄積されてきたものです。
それらは全て、この街と強く結びついており、それが「この街を愛する」という大きな理由になっていると思うのです。だからたまこはこの街を離れられない・・・仮に一時的に離れたとしても何れは回帰するべき場所として彼女の心の中にあり続けるでしょう。
「街を愛する」というテーマでやるのならこれぐらいやってもらわないと・・・そういう意味でもこの作品はよく心得て丁寧に作っていると思いますね、はい。
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3月22日(金)夜9時半からは「ピッコロのらじお♪」を放送します。アニメ大好きなDJ陣が一週間のアニメの感想を楽しく語ります!今回は、たまこまーけっと、ちはやふる2、THE UNLIMITED 兵部京介、ささみさん@がんばらない、サイコパス、新世界より等。
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