（アニメ感想） たまこまーけっと 第12話 「今年もまた暮れてった」

この作品が我々に伝えたいテーマ等の考察については前回の感想で書いたので正直今回はもう語ることがないのですよね。

物語の帰着のさせ方についても妥当なところだし、まあただ王子の嫁探しの話しについてはもう少し意味を持たせても良かった気がします。

確かに王子のような外部からの訪問者は物語の構成上必要なんです。王子がこの街にやってきて、結婚を迫られるかもしれないという危機感を抱くことで、たまこはこの街を愛している理由を確認するわけですから。

しかし王子にはそれ以上の役割はなかったような気がするし、どうせならここにもち蔵を関わらせても良かった気がします。もち蔵にはもっと男を見せてもらいたかったのに残念でありました・・・。


さてと総評です。商店街のみんなが優しすぎて、いまいち現実味がなかったりもしなかったのですが、そこに居心地の良さを感じるかで評価も変わってきそうです。

昭和時代のアニメの雰囲気を意識して、それはアイキャッチや演出などに反映されていました。ただ、デラというどう考えてもファンタジーなキャラを出すのであれば、もっとデフォルメされた派手な演出があった方が楽しかったかもしれません。

ギャグにしても人情話しにしても突き抜けたものがなくて、面白味に欠けるんですよね。最後にデラが届けられるというオチにしても演出のパワー不足で訴求力に欠けていました。終始こんな感じだったのは残念。

しかしオリジナルで、今の作品にはないものを目指したスタッフの心意気は買いたいところですね。

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3月29日（金）夜9時半からは「ピッコロのらじお♪」を放送します。今回は、春から始まる新作アニメを特集します。どうか視聴の参考にして下さいね。また、たまこまーけっと、ちはやふる2、THE UNLIMITED 兵部京介、新世界よりなどのアニメについても語りますよ～！

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