(アニメ感想) 〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 第5話 「つばさタイガー其ノ伍」
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投稿者・ピッコロ
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今回の羽川と 苛虎との対峙は、まさに羽川が過去と向き合うというとても意味のあるお話しなのでございました。この構図って「ゲド戦記第一巻の影との戦い」のクライマックスを彷彿とさせます。
これはゲドが死霊と共に呼び出した「影」と戦う物語なのですが、最後に脅かされ続けた影とゲドが対峙するという場面があります。まさにその状況は、「物語シリーズ 猫物語(白)」で言うところの羽川と苛虎との対峙と酷似していますね。
影とはユング心理学で言うところの「影」とは人が抑圧した意識、また十分に発達していない領域であると言われています。そして時にそれは否定的な意味を持ち、例えば具体的に言いますと「受け入れたくないダメな自分」といったところでしょうか。人はそんな受け入れがたい自分を無意識に押し込めてしまうということがあると言います。
しかしながら、その意識とは決してなくなったわけではなく、本人の気づかないところにずっと存在し続けているのです。ところが抑圧した影はある時に本体(自分)へと牙をむくことがあります。心理学者達は、その戦いを象徴的に描いているのが「ゲド戦記 影との戦い」であると分析したのでしょうね。
なるほど、ブラック羽川も苛虎も、本体である羽川が抑圧し続けた「受け入れたくない自分」でありますね。彼女は、それを無意識に強く押し込めることで「真っ白な自分」でいられた。まあ、複雑な環境にあって、極度のストレスを自覚し心が壊れてしまうということを防ぐ心の防衛機能とも言えるでしょうが・・・。
しかし影は確実に存在し続け、やがては抑えきれなくなったそれが顔を出し、本体へと攻撃することがある。今回で言うところの苛虎がそうでありますね。確かにそれは、羽川を直接攻撃しなくとも、間接的には彼女を追い込んでいることになっているのです。
ゲドは最後に追いかけてくる影と対峙し、それと戦い排除するということをせずにその影を自身の中に受け入れるという行為に出ました。
それを排除するのではなく自我と統合するという行為・・・羽川もそれと全く同じ行動に出ましたね。「認めたくない自分」・・・しかしそれを承認するということは、それらをすべて含めて自身を愛するという意味を持ちました。
これからは常に「自分の中にある嫌な要素」を自覚し続けなければなりません。決して逃げることの出来ない苦しさが同居しますが、自分を愛せなくて他人を愛せるはずもなく、羽川にとってここからが本当のスタートとなることでしょうね。
何せ彼女が初めて「自分の部屋を持つ」ということを親に懇願したという行為は、自我が発達し始めたことを意味するのだと思います。影の自我への統合によってそれは急速に進んでいる・・・うん良い傾向だ。
<兄を喰らう妹の作品「pupa」が今秋アニメ化決定!・・・「ピッコロのらじお♪」は8月7日(水) 21時30分より放送予定>
8月7日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」ではいよいよ放送されました夏の新作アニメを徹底的にレビューしていきます<物語>シリーズ セカンドシーズン、犬とハサミは使いよう、Free!、ローゼンメイデン、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、等是非視聴の参考にして下さいね~
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
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これはゲドが死霊と共に呼び出した「影」と戦う物語なのですが、最後に脅かされ続けた影とゲドが対峙するという場面があります。まさにその状況は、「物語シリーズ 猫物語(白)」で言うところの羽川と苛虎との対峙と酷似していますね。
影とはユング心理学で言うところの「影」とは人が抑圧した意識、また十分に発達していない領域であると言われています。そして時にそれは否定的な意味を持ち、例えば具体的に言いますと「受け入れたくないダメな自分」といったところでしょうか。人はそんな受け入れがたい自分を無意識に押し込めてしまうということがあると言います。
しかしながら、その意識とは決してなくなったわけではなく、本人の気づかないところにずっと存在し続けているのです。ところが抑圧した影はある時に本体(自分)へと牙をむくことがあります。心理学者達は、その戦いを象徴的に描いているのが「ゲド戦記 影との戦い」であると分析したのでしょうね。
なるほど、ブラック羽川も苛虎も、本体である羽川が抑圧し続けた「受け入れたくない自分」でありますね。彼女は、それを無意識に強く押し込めることで「真っ白な自分」でいられた。まあ、複雑な環境にあって、極度のストレスを自覚し心が壊れてしまうということを防ぐ心の防衛機能とも言えるでしょうが・・・。
しかし影は確実に存在し続け、やがては抑えきれなくなったそれが顔を出し、本体へと攻撃することがある。今回で言うところの苛虎がそうでありますね。確かにそれは、羽川を直接攻撃しなくとも、間接的には彼女を追い込んでいることになっているのです。
ゲドは最後に追いかけてくる影と対峙し、それと戦い排除するということをせずにその影を自身の中に受け入れるという行為に出ました。
それを排除するのではなく自我と統合するという行為・・・羽川もそれと全く同じ行動に出ましたね。「認めたくない自分」・・・しかしそれを承認するということは、それらをすべて含めて自身を愛するという意味を持ちました。
これからは常に「自分の中にある嫌な要素」を自覚し続けなければなりません。決して逃げることの出来ない苦しさが同居しますが、自分を愛せなくて他人を愛せるはずもなく、羽川にとってここからが本当のスタートとなることでしょうね。
何せ彼女が初めて「自分の部屋を持つ」ということを親に懇願したという行為は、自我が発達し始めたことを意味するのだと思います。影の自我への統合によってそれは急速に進んでいる・・・うん良い傾向だ。
<兄を喰らう妹の作品「pupa」が今秋アニメ化決定!・・・「ピッコロのらじお♪」は8月7日(水) 21時30分より放送予定>
8月7日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」ではいよいよ放送されました夏の新作アニメを徹底的にレビューしていきます<物語>シリーズ セカンドシーズン、犬とハサミは使いよう、Free!、ローゼンメイデン、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、等是非視聴の参考にして下さいね~
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